「彼女が死んだのは、オレのナニがデカすぎたから」

 米フロリダ州で、第2級殺人の罪に問われている被告人の男(65歳)が、法定でそう主張した。

 英紙「メトロ」(電子版/5月11日付)によると、リチャード・ヘンリー・パターソン被告は、交際していた女性フランシスカ・マルギネスさんを殺害した容疑で、15年11月に逮捕された。



 自宅で発見されたマルギネスさんの遺体の周辺からは、血痕や精液の付着したティッシュが見つかった。しかし、死後1カ月以上が経過していたため、遺体は腐敗が進み、死因を特定することはできなかった。
 
 パターソン被告は、法定で罪は認めたものの、故意に殺したのではなく、オーラルセックスで窒息したのが原因であると証言。その証拠として、自分の下半身を裁判官や陪審員たちに見せると主張している。

 弁護士は、この証拠を裁判で開示することは非常に重要であり、もし直接見せることが却下された場合は、ペニスの型を取って、それを証拠として提出するとしている。

 ちなみに、裁判ではペニスを勃起させた状態で見せるのか、フニャチンのまま見せるのかまでは明らかにされていない。


 男の巨根ぶりがいかほどかは不明だが、相手を死に追いやるほどの激しいオーラルセックスは、1972年の映画『ディープ・スロート』を彷彿とさせる。

 クリトリスが喉の奥にある女性が、男性のペニスを喉の奥まで入れることでクリトリスが刺激され、性の喜びに目覚めるという、ぶっ飛んだ内容の作品である。

 ところで、「ディープ・スロート」という言葉、英語では「(事件の真相を知る)内部告発者」という意味でも使われている。これは、映画『ディープ・スロート』の大ヒットにより、同じ時期にアメリカで起こった「ウォーターゲート事件」において、ニクソン政権内部の秘密を新聞記者に漏らした政府高官の正体を隠すために、新聞記者がこのようなあだ名を付けて呼んでいたことからきている。

 ディープ・スロートの情報により、ニクソン大統領は政治的な致命傷を負い、辞任に追い込まれている。やはりディープ・スロートというのは、命の危険を伴うもののようだ。