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サムスン総帥・李在鎔の逮捕が浮き彫りにした韓国民の「財閥」への不信感

2017年8月18日 11時00分 (2017年8月19日 10時41分 更新)

 8月7日、李在鎔・サムスン電子副会長に懲役12年の求刑が言い渡された。


 韓国史上、財閥オーナー家としては、2006年に不正融資などで起訴された金宇中・大宇グループ会長の求刑15年に次ぐ重い量刑。


 李副会長にかけられた容疑は賄賂供与、横領、財産国外逃避などの5つ。韓国特別検察は「典型的な政経癒着」と主張したが、世論は騒然となった。


 朴槿恵前大統領の弾劾を巡る裁判で弁護側に参加した保守派の弁護士は言う。


「皆が驚くほど異例の求刑ではありません。この裁判は朴前大統領を糾弾するための政治的裁判で、いわば朴前大統領裁判の前哨戦。李副会長の嫌疑の中の財産国外逃避は10年以上の懲役刑でもありますし、10年以下の量刑はあり得なかった。ただ、本来なら10年の求刑が妥当なところを、2年加算されているのは(韓国)特別検察という性格上、目に見える実績を上げなければならないこと、絶対に有罪をとるという強い意思を表わしたものといえるでしょう。裁判所への圧迫もある。判決を前に裁判官は相当な重圧の中にいるはずです」



■オーナー家で初めて拘置所に収容

 李副会長が逮捕されたのは今年2月のこと。1月中旬には一度、根拠が薄いとして棄却されていたが、朴前大統領の弾劾についての裁判(3月10日)を前に事態は急展開した。


 韓国の全国紙社会部記者は、「当時、朴前大統領と崔順実氏に迫るための重要人物の一人が李副会長でした」と言う。


 サムスングループでは、過去に2代目で李副会長の父親、李健熙会長が3度検察に召還されたがいずれも在宅起訴で、同グループのオーナー家の人間が逮捕されて拘置所に収容されたのは初めてのことだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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