68

「昭和に戻りたい」昔が懐かしくて仕方がない人達 「不便なことばかりだったけど人情に溢れていた」

2017年9月9日 10時00分 (2017年9月12日 11時35分 更新)

先日、夢を見た。僕は生まれ育ったド田舎のあばら屋で、家族みんなと一緒にテレビを観ていた。ふと耳をすますと、外からチャルメラの音色が聞こえる。移動式屋台が家のそばまで近づいていることが分かった。


「今日はラーメンでも食うか」と祖父が言うので、玄関から出て屋台を追いかけようとしたところで目が覚めた。


祖父はとっくに他界している。そして、あのチャルメラが流れていた屋台は、地元で見かけることはもうない。(文:松本ミゾレ)


「人と人との繋がりが強かった、あの頃に帰りたい」



チャルメラを最後に耳にしたのは1993年ぐらいだったと記憶しているが、その屋台はそれよりも20年ほど前から近所を回っていたという話を聞いたことがある。昭和後期から平成初頭あたりの僕の思い出のメロディの一つだ。


なんで昭和について語っているのかといえば、先日2ちゃんねるに「昭和に帰りたい」というスレッドが立ったのを目にしたからだ。スレッドを立てた人物はこんな風に書いている。



「不便なことばかりだったけど、それでも人情にあふれて人と人との繋がりが強かった、あの頃に帰りたい」


そういえば、僕が子供の頃は近所の人は大抵顔と名前が一致していた。では現代はどうかと考えてみると、隣近所ともほとんど交流はないし、交流するメリットもないし、そもそも交流しないことで生じる不具合というのも感じることはなくなった。


"向こう三軒両隣"という言葉は、本当に死語になってしまっている。人付き合いが苦手な人にとっては、昔よりも今の方が精神的に楽かもしれないが、このスレッドを立てた人物のように、かつての昭和に憧憬を抱く人にしてみれば、無機質な時代になったものだと思えるようだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメント 68

  • 匿名さん 通報

    「今日よりも明日は良くなる」と信じられた時代だった。今以上にみんな働いていたけど、同じように今以上に遊んでいた。妙な活力があったな。

    67
  • 匿名さん 通報

    少なくとも、携帯の無い時代に戻りたい。ポケベルや携帯が現れて以来、出先や休日まで仕事に追い回されて休まる暇もなくなった。

    49
  • 匿名さん 通報

    昭和世代だが、和式トイレには戻りたくない。

    49
  • 匿名さん 通報

    どうせ今の若者だって年を取れば、「昔が懐かしくて仕方がない人達」になる

    39
  • 匿名さん 通報

    でもさ、スマホ人間見てると目隠しして耳栓してるようでいい気分しないよね。駅のホーム、会社の休憩室、街を歩く人々。空は晴れてるのにね。

    37
コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!