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バヌアツ火山「全島民の避難完了」警戒レベルは最高位のまま

2017年10月6日 10時56分 (2017年10月10日 17時45分 更新)

島民の島外脱出に協力したバヌアツ航空の旅客機から撮影した火山湖(Air Vanuatu公式Facebook)

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 南太平洋に浮かぶバヌアツのアオーバ島では5日、1万1500人近い島民全員が近隣諸島への避難を果たした。同国首相が宣言した6日までの全島民脱出が無事完了したが、先の見えない避難生活には国際的な支援が必要とされている。



 アオーバ島の災害支援組織(Santo Ambae Disaster Support Community)などによると、すでに近隣のニュージーランドやオーストラリア、かつて統治国だったフランスから、島民の避難先の島に続々と支援物資が届いている。



 約1万1500人の島民のうち、6000人近くはアオーバ島から35キロほど西に位置するエスピリトゥ・サント島に家族とともに避難し、残りがマエウォ島やペンテコスト島などに移った。



 2005年11月から12月にかけて発生した噴火のときも、島民が帰島できるまで3カ月近くかかったことから、今回も避難生活は同じくらいの期間を要するとみられているが、バヌアツ政府には、噴火の危険度がどの程度まで低下したら、警戒体制を解除するか判断する指針がなく、災害対策に対する不満の声が高まっているという。



 また、早期の帰島が実現しても、酸性雨によって島の植生や農業、水道用水に深刻な影響が及んでいる可能性が高いと懸念されている。



■国内の火山の現状については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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