<西宮市長選>石井氏が初当選 「殺すぞ」暴言で前市長辞職

2018年4月16日 01時00分 (2018年4月16日 09時12分 更新)

石井登志郎氏

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 取材中の新聞記者に「殺すぞ」などと暴言を吐いた今村岳司・前市長の辞職に伴い、15日に投開票された兵庫県西宮市長選は、元衆院議員の石井登志郎氏(46)が元県議、元副市長ら5人を接戦の末に破って初当選した。

 石井氏は2009年の衆院選(兵庫7区)に民主党(当時)から初当選。13年の長女(4)の誕生をきっかけに身の回りの問題に目が向くようになったといい、08年の市長選に並ぶ戦後最多の6人の立候補者のうち最も早く昨夏、出馬表明した。

 現在は政党に属しておらず、選挙戦では、街頭で地道に政策を訴えた。今村氏について「人を攻撃するだけで不要な摩擦をメディアや議会と続けた。政治の役割は人を失望させることではない」と批判。「市民が参画する西宮流の市政に改革する」と強調し、知名度を生かして浮動票を取り込んだ。

 組織票を固めた元県議=自民、公明推薦=は森友・加計問題など国政のあおりで無党派層に浸透せず、元副市長も伸び悩んだ。【生野由佳