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45分ルールも独り歩きする受動喫煙対策 「現状はにおい解消か健康リスク軽減かが曖昧」と大学教授指摘

2018年5月11日 19時00分

 近ごろ、国や自治体を中心に進む「受動喫煙対策」で、ひとつの指標が“独り歩き”しつつある。たばこの煙に含まれる有害物質が喫煙後の息(呼気)からも出続け、その濃度が喫煙前の数値に戻るまでに「45分」かかるというデータである。それに基づき、喫煙者は一服後45分間、非喫煙者に近づいてはならぬというお触れが次々と出されているのだ。

 昨年10月より、北陸先端科学技術大学院大学(石川)が大学構内の全面禁煙に加え、喫煙者には喫煙後45分間構内への立ち入り禁止措置を実施。また、今年4月には奈良県生駒市が5階建て市庁舎内のエレベーター内に、「喫煙後45分間は使用をご遠慮ください」との通達ポスターを貼り出し、物議を醸した。

 「たばこを吸っている人の息は臭いし、一緒にいると自分の髪の毛や服にもニオイがうつる時があるので、よい対策だと思う」(30代女性・非喫煙者)と、嫌煙派の多くは“45分ルール”に理解を示すが、非喫煙者の中にも「さすがにやり過ぎでは?」と疑問を投げかける声があるのも事実だ。

 「ニオイの問題でいうなら、アルコール臭、ニンニク臭、加齢臭、女性の化粧品や衣類の芳香剤のニオイだって耐えられないほどキツい人もいるので、たばこだけ規制するのはどうかと思う」(40代女性)

 「数分にも満たないエレベーター内で喫煙者の呼気を吸ってどのくらい健康影響が出るのか。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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