<JR北海道>96年以来の値上げ検討 利用客減や赤字拡大

2018年6月13日 19時26分
 JR北海道の島田修社長は13日の記者会見で、消費税率引き上げに伴うケースを除き、1996年以来の運賃値上げを検討していることを明らかにした。利用客減少や赤字拡大が理由。前回は同様に経営難が続くJR四国、九州両社と同時だったが、今回はJR北のみとなる見通しで、距離に応じた乗車料金を変更することになる。

 島田氏は「運賃は札幌市営地下鉄や路線バスより安いが、鉄道運営には莫大(ばくだい)な維持運営コストがかかる」と説明した。増収分は安全対策や輸送力強化などに使う方針という。時期や幅は未定。

 87年の国鉄分割・民営化後もJR各社は同一運賃を維持したが、96年に本州以外の3社が値上げした。JR北では、深刻な利用客減少などで、2018年3月期は過去最大の416億円の営業赤字を計上。道内の半分の線区が単独では維持困難と判断し、地元自治体との協議を進めている。【野原寛史】