ただ走るだけのランニングは逆に不健康!?

2013年9月17日 07時00分 (2013年9月17日 07時01分 更新)

順天堂大学医学部教授で日本体育協会公認スポーツドクターの小林弘幸氏

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ここ数年、ランニングが人気だ。すでにランニング人口は1,000万人を超えたといわれ、もはやブームというより、1つのライフスタイルとして定着した感が強い。

走る理由は人それぞれだと思うが、健康維持を目的にしている人も少なくないはず。だが実際に、ランニングを始めて健康になった! と実感している人はどの程度いるのだろうか。

「一般のランナーの方が、みなさん健康的なランニングをしているか、というとクエスチョンマークがつきます」

そう疑問を投げかけるのは、ロンドン五輪マラソン男子代表の藤原新選手もサポートするランニングトレーナーの白方健一さん。先ごろ開催された『運動直後のケアを極める リカバリーセミナー』で、怪我や不調を訴える人が多い昨今のランニング事情を教えてくれた。

「ランニングの後、膝や腰が痛いという人はかなりいます。動作が悪いということもありますが、慢性疲労による怪我が多いですね」
慢性疲労が起きる原因は、ランニング直後のケア不足による影響が大きいと言う。

実は、運動をすることは体にストレスを与える行為でもある。とくにランニングは体重の3~6倍の荷重が片足にかかり続けるため、体への負担も小さくない。ランニングというと軽い運動と思いがちだが、運動後は疲労物質がたまり、血流が悪くなっているため、血流を整えるケアが重要だという。

自律神経のスペシャリストとして知られる順天堂大学医学部の小林弘幸教授も、
「運動後は興奮や緊張時に働く交感神経が優位になり、交感神経が過剰だと、血流が悪くなり、免疫力も低下します」
と指摘。

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