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【世界柔道】小川直也 阿部一二三の多彩な投げパターンは“柔道の七変化”

2017年8月30日 16時30分 (2017年8月30日 19時52分 更新)

笑顔を見せる阿部(ロイター)

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小川直也の暴走レッドゾーン解説】オイッス! あまりの強さに脱帽だよ~。柔道の世界選手権2日目、男子66キロ級で優勝した阿部一二三くん(20=日体大)の試合ぶりはほぼ100%、パーフェクトと言っていい。久しぶりにこんな圧勝劇を見たよ。ついにニッポン柔道にも世間が反応するスターが現れたようだね。

 彼のすごいところはいろんな投げるパターンがあること。独特の両袖を持って投げる技に、海外選手は全く対応できていなかった。両袖を持ってから体落とし、袖釣り込み腰、大外刈りと技も多彩。もちろんオーソドックスに襟とヒジを持って組んでも、背負い投げ、小内刈りで投げられるからね。野球で言えば、球種をたくさん持っている投手で“柔道の七変化”といったところかな。

 いろんな技があるから対応できず、わかっているのに投げられちゃうんだよね。まあ、今回の優勝を機に海外選手も徹底的に研究してくるだろうけど、どうなんだろ? オレが相手だったら「あんなに技あって、どんだけ研究すればいいんだよ…」となるよな~。それに阿部くんはまだ20歳。3年後はさらに成長しているから、研究したって追いつけないよなあ…。東京五輪の金メダルはカタいよ。

 これまでは雑な部分もあってたまに取りこぼしもあったけれど、今回は集中力が違った。彼の言う「五輪4連覇」の目標も、決してできないことじゃない…そう思わせる柔道だったよ。

 女子52キロ級で優勝した志々目(愛)さんはハートの強さが伝わってきた。この階級は寝技が強い選手が多かったけれど、彼女は投げでの力強い柔道で今後も楽しみだね。

(1987、89、91年世界選手権優勝)

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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