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公認会計士16歳合格! 親は子供をどう育てたか

2010年11月17日 14時21分 (2010年11月26日 20時50分 更新)

難関とされる公認会計士試験に、岐阜県の長谷川智也さん(16)が史上最少年で合格。今年の合格率は8%、合格者の平均年齢は26.3歳だったそうだ。朝から各メディアで大々的に報道されていたことからも、その偉業の大きさが伺える。

報道によれば、彼は中学3年生のときに簿記の勉強を始め、公認会計士になる目標を明確にした。中学卒業後に通信制高校で学び、地元の大学(中部学院大)と市が共同で行っていた講座で、会計の勉強に打ち込んだという。

ところで気になるのは、どうしたらこのような優秀な子供に育つのか? という点だろう。毎日10時間勉強したという智也さんの努力もすごいが、家庭でも何か特別な教育をしてきたのではないだろうか。メディアの取材に、ご両親は自分たちがしてきた育て方を次のように説明している。

会計事務所に勤める父親は、まず、子供が興味を持つことをサポートしてあげることが大切だと話す。こういった教育方針の元、智也さんが中学1年生のときにはなんと株主総会に連れて行ったというから驚きだ。だが、実際に智也さんにとって、そのときの貴重な体験が将来の目標を見出す大きな要因になった。

子供がそれとなく興味を持っていることに対して、保護者は何か起爆剤となるものをほんの少し投与してあげる。多すぎてはいけない、親のエゴ剥き出しの教育になってしまっては逆効果だ。興味を掻き立てるための、きっかけを与える。なんとなく興味を持ち始めた分野の中に、まったくの非日常を目の当りにした子供はどんなに興奮することだろう。そのとき感じた感激は、さらなる興味や意欲へとつながることも多いのではないか。

また、栄養士の母親は、栄養バランスを考えて野菜中心の食事にしたそうだ。そのおかげか、智也さんの肌は思春期らしくなくニキビひとつない。きっと見た目だけではなく脳を育てる上でも、丁寧な食生活は大きく影響するのではないだろうか。

さらに、ご両親は子供が話しやすい環境になるよう日頃から心がけていたそうだ。コミュニケーションを取れるように考慮し、智也さんに自分の部屋を持たせず、いつもリビングで勉強させていたとのこと。いつも信頼できる保護者が近くにいる、こういったことが大人との絆を強め、素直に育つ要因となるのかもしれない。

子供を育てるために特別な教育は必要ない。だが、もちろん大切なこともある。それは、いつも穏やかな安定した環境と子供の興味に対する保護者の程良いサポート。こうすることで、子供は自分が持ち始めた興味に対し、より深く追求していきたいと心から思えるようになるはずだ。今回の智也さんの偉業は、こうした家庭環境の大切さを実感させてくれるエピソードであった。
(記者/ 雨傘)

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