0

白髪は改善できる?白髪の原因と日常ケアによる効果的な対策

2017年4月22日 10時31分 (2017年4月28日 17時21分 更新)

白髪が増える原因は?


白髪は、白髪染めを用いれば一時的に「なかったこと」にすることが出来ますが、根本的な解決にはなりません。白髪染めで隠しつつも、白髪のできるメカニズムを理解して、根本的な原因を探ってみることが必要です。それを正しく理解するためには、髪の毛が作られる過程と髪が黒くなるメカニズムまで理解しましょう。

漢方の考え方では髪の毛は血液の一部であると言われているくらい、血行は髪の毛にとって重要なものとなっています。血液が運ぶ栄養が髪の毛を作っており、血流の影響は髪の毛のトラブルに大きく関係しています。

一方、髪の毛の黒さはメラニン色素によって作られています。髪の毛はそもそも真っ白なものであり、「メラノサイト」という部分で作られたメラニン色素が黒い色をつけています。メラニン色素を作るメラノサイトも血液から栄養分を得ています。メラノサイトに栄養分が運ばれなくなると、メラニン色素が作られずに白髪が増えていきます。
白髪になるのは、ストレスや遺伝、病気などが関係しているとも言われていますが、これらの原因に思い当たることがない場合には栄養不足を疑うと良いでしょう。髪の毛への栄養の供給は優先順位が低いため、栄養不足や内臓の不調が白髪となって現れることもあるようです。
若白髪が出てきた場合には、白髪のある場所にも注意してみましょう。頭頂部に白髪が増えることは消化不良や胃腸の不調が原因、頭頂部の右側の白髪は腎臓の不調、左側は肝臓の不調、後頭部の白髪は生殖器に問題があるなどと、部位ごとにトラブルのサインとなっている場合も考えられます。若白髪が増えたように感じられたら、その部位も注意して見て、体の不調を見極めるのも良いかも知れません。

また、白髪の原因としては、頭皮環境の悪化がメラノサイトの機能を低下させることにも注目されています。頭皮の皮脂の酸化がメラノサイトの活動を停止させる原因になるそうです。頭皮の皮脂が酸化することで過酸化物質が増えるのを避けることが白髪予防につながります。過酸化物質は活性酸素によって皮脂が酸化することで作り出されています。
活性酸素の発生には、ストレスや紫外線などが関係しており、頭皮に皮脂が増えすぎることもリスクを高めます。白髪は加齢とともに自然に増えてしまうものですが、体の内側からの栄養補給や外側からのケアなどの影響も大きいものです。白髪染めを利用して隠すケアも必要ですが、根本的な原因を改善する工夫もしてみると良いでしょう。

白髪の対策(1)シャンプーのしかた


白髪の対策として、まず考えておきたいのは、毛穴の汚れを落とすことです。毛穴に詰まった汚れは、髪の毛の成長を阻害して白髪だけでなく、健康的な髪を育てる邪魔もしています。過酸化物質が増えて、メラノサイトを停滞されるのは、ストレスなどによる活性酸素が原因と考えられていますが、皮脂汚れが増えることも一因となります。皮脂を酸化させないためには、まずは余分な皮脂を増やさない工夫をすることが大切です。

しかし、余分な皮脂を取ろうとした挙句に、体に必要な皮脂を取り除きすぎてしまうことも頭皮や髪の毛に悪影響となる恐れがあります。皮脂の成分は頭皮に潤いを与える役割も持っているため、取りすぎると頭皮が乾燥してしまい、体はさらに皮脂の分泌を増やそうとします。そのため、シャンプーをする際には、強すぎる洗浄力や多すぎる頻度にも気をつけなければいけません。シャンプーをする手順として大切なのは、シャンプー前の汚れ落としです。
シャンプーをつける前には、お湯でしっかりと髪と頭皮の汚れを落としておきます。あらかじめお湯で洗うことでも皮脂汚れなどを落とすことができます。その後にシャンプーを使って洗浄することで、泡立ちも良くなり、毛穴の汚れをしっかりと洗うことができるでしょう。お湯の温度は約38度のぬるま湯を使うようにします。

シャンプーと自分の頭皮との相性は難しく、自分だけでは判断できないこともあるでしょう。そういった場合には、プロの美容師さんに頭皮とシャンプーの相性をチェックしてもらうことも大切です。また、白髪が気になる人は、毎日の洗髪にシャンプーを必ず使わなくても良い場合があります。普通のシャンプーに含まれる洗浄力では髪や頭皮に必要な成分も落としきってしまう恐れがあるため、シャンプーを使って洗髪する頻度を減らしても良いでしょう。
シャンプーを使わない日には、お湯だけを使って洗う「お湯シャンプー」「湯洗い」をします。シャンプーは2日に1度程度にしたり、徐々にシャンプーの回数を減らしていくのも良さそうです。最初は湯洗いだけだとべたつきが気になるかも知れませんが、少しずつシャンプーの頻度を減らしていくようにすると良いようです。自分の頭皮の皮脂分泌の程度を理解して、それに応じたケアをすることで白髪の改善にもつながっていきます。自分で判断が出来ないような時はプロの客観的な意見も取り入れながら、快適なケアを目指しましょう。

白髪の対策(2)食事で摂る栄養素


白髪が増える原因としては、メラニン色素を作るメラノサイトへの栄養補給の停滞も大きいものです。栄養は食事から得るものなので、毎日の食事の栄養バランスに注意をして、おいしく対策をしてみましょう。

髪の毛に必要な栄養素としては、「ビオチン」やビタミンA(カロテン)、B2、亜鉛などがあります。これらによって髪の毛の健康の基礎を作ります。また、栄養を頭皮まで運ぶためには、血行を促進するための栄養素も大切です。血行促進と抗酸化作用が高い栄養素にはビタミンEなどがあります。ビタミン類は頭皮の健康を維持して、白髪の他に抜け毛を防ぐ役割も持っているため、総合的な髪の毛の美容と健康の維持には欠かせません。
ビタミンやカロテンを多く含んでいるのは、緑黄色野菜を中心にした野菜類です。ニンジンやアボカドなどにはカロテンが豊富に含まれています。アボカドにはビタミンEも豊富なので、頭皮の血行促進と抗酸化作用も期待できるでしょう。カロテンは油との相性もよく、炒め物などで吸収率をアップさせることが出来ます。また、セロリや青じそなどの香味野菜にもカロテンは豊富です。セロリは葉の部分にカロテンが多くなっています。青じそは食材の保存のための防腐作用もあるので、扱いやすそうです。
野菜の他にも魚介やナッツ類、卵なども髪の栄養に貢献します。ビオチンはこれらの食材に多く含まれており、髪や頭皮を整えて白髪を予防してくれます。

さらに、メラニン色素の生成を強化したいのであれば、チロシンや銅イオンを含む食材が重要な役割を果たします。チロシンはメラニンの生成を促すアミノ酸であり、銅イオンはチロシンを活性化します。チロシンのメラニンの生成では肌のメラニンも増えることが気になりますが、チロシンの影響が肌に届いた時に紫外線から身を守れば問題はないようです。
チロシンは5~7時間かけて細胞に届くため、夜の食事でチロシンを摂取すれば安心です。また、夜の就寝時には成長ホルモンも活発になるため、美しい髪を育てやすくなります。チロシンは、チーズやナッツ、鰹節や大豆製品などに多く含まれています。また、銅イオンを摂取するには、牛レバーや甲殻類、昆布などが良いでしょう。例えばナッツではビオチンも含んでいますし、大豆製品には髪の毛の成分であるたんぱく質が、海藻である昆布はミネラルも豊富です。さまざまな食材を取ることで、白髪の少ない艶やかで健康的な髪の毛を作る土台が出来るでしょう。

白髪の対策(3)髪を守る日常のケア


白髪が過酸化物質によって起こることを紹介しました。皮脂の酸化によって発生しやすくなる過酸化物質を避けるためには、紫外線やストレスからのリスクを予防することが大切です。頭皮を正しい方法で守り、ケアして紫外線やストレスに負けない頭皮を作りましょう。ここでは食事以外で行う、外側からの白髪対策について紹介します。
髪の毛や頭皮のリスクは日常の中に潜んでいるため、日常的で継続的なケアが必要です。まず始めに紫外線から頭皮を守るためには、外出時に注意が必要です。外出の際には日傘を差したり、紫外線をカットすることのできるUV対策のグッズを利用します。日傘もUVカットの加工がなされたものを利用するようにして、頭部を紫外線から守りましょう。できるだけ大きい日傘を利用することでしっかりと日差しを避けます。
帽子も頭皮や髪の毛を紫外線から守るのに役立つアイテムです。ただし、帽子は蒸れやすく、蒸れた状態にしておくと雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮のニオイの原因となります。そのため、帽子を利用して紫外線対策をする場合には、汗をかいたら蒸れないように小まめに汗を拭くことが必要です。日傘や帽子のUVカット加工は永遠ではないため、2、3年程度で買換えしましょう。
帽子や日傘などを使いたくない場合には、ヘアスプレーなどのヘアケアグッズでUVカットをしてみると良いでしょう。UVカットの効果のあるヘアスプレーは手軽で外出先での塗りなおしもできます。髪の毛にも使える日焼け止めスプレーを探してみて、毎日のケアに取り入れてみましょう。また、抗酸化シャンプーなども利用できます。

ただし、こうしたスプレーによる紫外線対策をした後は、スプレーをきちんと洗い流して、汚れを残したままにしないことが必要です。スプレーの成分が残ったままになっていると、頭皮の毛穴詰まりの原因にもなりかねません。その日のうちにシャンプーで落として清潔にしておきましょう。また、UVブロックのSPFの高いスプレーは、成分が落としにくいため、シャンプー前にクレンジングをする必要がありそうです。
クレンジングミルクなどで頭皮をマッサージ洗いしてからシャンプーをすることで、汚れをしっかりと落とします。また、洗った後は保湿などの頭皮ケアも必要です。頭皮の紫外線予防は過酸化物質を減らして白髪を予防するために効果的です。しかし、正しい使い方や事後のケアを怠るとリスクになることもあるので、十分に注意をして利用しましょう。

白髪の対策(4)白髪染めの使い方


白髪の根本的な対策をすることは大切ですが、今ある白髪を何とかしたいという気持ちもおろそかには出来ません。これからの白髪を対策しつつ、今ある白髪を隠して美しい髪の毛を保つためには、白髪染めを使いましょう。白髪染めの使い方や頻度にも工夫が必要となり、間違った使い方をすることは頭皮や髪の毛へのリスクとなります。
白髪を染める方法にもいろいろありますが、それぞれの使い方を知っておくと快適に安全に白髪染めを楽しめるようになるでしょう。白髪を染める方法としては、もっとも有名なヘアカラーを始め、ヘアマニキュア、シャンプーやトリートメントにカラー剤が入ったもの、部分的で一時的な白髪隠しとして役立つヘアマスカラなどがあります。それぞれの方法にはメリットもデメリットもあり、白髪の染まり方にも特徴があるので、自分に合った方法を見つけてみましょう。
ヘアカラーは白髪染めとして代表的なものであり、長い期間効果を持続してくれます。髪の内側から染めることができる方法です。ヘアカラーは自分でもできるものですが、手軽だからと言って頻度が多すぎると髪の毛を傷めるリスクとなります。ヘアカラーの適切な頻度は2ヶ月に1度程度。髪の根元が白くなってくると気になりますが、やり過ぎはいけません。根元だけを染めようとしても、すでに染まっている部分にもカラー剤が付いてしまい、髪がダメージを受けてしまうためです。
美容室でプロにお願いする場合には、もう少し頻繁にやってもらっても良いかも知れません。ただし、プロの意見に従うことも大切です。自宅で染める場合には、クリームや乳液、泡タイプなど、自分の扱いやすいものを選びます。クリームタイプは密着しやすく染まりやすいですが、全体にムラなく伸ばすのが難しいこともあります。乳液タイプは塗りやすい反面、頭皮につきやすいため、頭皮のダメージに注意が必要です。反対に、泡タイプは髪の表面に乗るため、髪の根元まで染めるのが大変です。
へアマニキュアは、ヘアカラーよりも高い頻度で行うことができます。ヘアマニキュアは、髪の外側を染めるものなので、ダメージがヘアカラーよりも少なくなります。そのため、2、3週間に1度程度でも大丈夫です。ヘアマニキュアは髪を洗うたびに色落ちしてきます。シャンプーやトリートメントによるカラーはたびたび使うものですが、一気に白髪を染めたい時には適していません。徐々に白髪を目立たなくしたい人にはよいでしょう。また、ヘアマスカラは一時的に白髪を隠すためのものであり、シャンプーをすると落ちます。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!