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「やっぱり結婚したいかも……」独り身の女が無性に寂しさを覚える瞬間とは? by 神崎桃子

2018年2月14日 10時30分

「別に彼氏がいなくても、SNSで友達といつでも繋がってるし、全然寂しくなんかない」

「婚活とか面倒臭いし、疲れるだけ……」

「結婚すれば幸せってわけじゃないじゃん」

……確かに、恋愛も結婚も煩わしいものでもある。

“ひとりでいることの自由”は、他人である男と生活を共にするより気楽なものである。

しかし、その気楽さはずっと続くものではない。

自分がひとりでいること、独身であることに、寂しさを感じるときもやってくるのだ。

こんなふうに……。

体調を崩したとき、寝込んだとき

「気ままなひとり暮らしを満喫してても具合の悪い時はやはり独り身のキツさを感じる。先日インフルでぶっ倒れて、熱が何日も下がらなくて……自分がこのまま誰にも見つけてもらえずひとりで死んじゃうのかな……って真剣に感じた。弱ってる時は誰かにそばに居て欲しい。結婚しないでこの先孤独死とかしたら惨めすぎる」(30代女性/専門職)

――彼氏や男に縛られない生活は好き勝手できる。夜遅くまで飲み歩いてもオッケーだし、休日は好きなDVD観ながら一日中ゴロゴロできる……しか~しそんなふうに思えるのは自分が元気なときだけ。

精神的に強いストレスを抱えた時、または身体を壊した時、寝込んでしまった時……その独り身の気楽さは“心細さ”に変貌する。

「弱った私をヨシヨシしてくれる人間はココにいない」

人間は実に身勝手なもの。

健康体でエネルギーに満ち溢れてるときは強気。誰のことも必要としないのに、自分の身にイザ辛いことが降りかかると「お願い、誰か私のそばにいて」と助けを乞いたくなるのだ。

めちゃ仲の良い友達が出産したとき

「もう30オーバーすれば友達の結婚なんかより出産報告のほうがキツイ。子供は愚か結婚相手さえいない私にとっては友達が“子供を産んだ”“母になった”ってこと自体もう脱帽。出産した友達の家に遊びに行くとパンパない虚しさを覚える。『抱いてやって』と赤ちゃんを渡されると笑顔が引きつっている自分がわかる」(30代女性/公務員)

――知人の結婚披露宴に招かれてご祝儀の3万円が飛んでくとき「自分がこれまで出してきた金を回収できるのだろうか?」と女が虚しさを感じることなどもはや序の口。

そんなことより“友達の子供を紹介されたとき”こそ、女は独り身であることの虚しさを痛切に感じるものだ。

それは自分の年齢や出産のタイムリミットへの焦りだけではない。

「もう子供できたら自分の時間全然なくて~」

「旦那は私に育児を任せっきりだしさ、結婚なんて我慢の連続だよ」

といつもLINEや電話では愚痴や不満をぶちまけていたのに……。実際、リアルで友達のお宅訪問をすると話が違う。

天使の微笑みの赤ちゃんを見つめる彼女の眼差し、さらには愛しそうに授乳しているその姿をみた瞬間、独り者の女は激しく打ちのめされるのだ。

昔は一緒にバカやってたあの友達が“しっかり母親をやっている”のを目の当たりにして、「あぁ、彼女は私にはできないことを成し遂げた……」と大きな衝撃を受けるのだ。

幸せな家族の姿を見せつけられたとき

「大きいスーパーに買い物に行き、歩き疲れたからフードコートへ足を運んだ。日曜のフードコートは親子連れで溢れていて、独り者の私なぞお呼びでないって感じ。『○○ちゃんは何食べたい?』『わ~残さず食べたね~。すごいね』なんて父親と母親が子ども達に話しかけてる光景をみると自分が情けなくなる。この幸せな家族像は私には一生手に入らないのかな……」(40代女性/経理)

――たとえ「結婚したい」という強い願望を抱かなかったとしても“幸せそうな家族”をみたときは話は別!

休日のフードコートなど独身者にとってはまさにアウェイ感たっぷり。

また公園も動物園も、水族館も遊園地も、休日は家族サービスをするお父さんと子供たちで賑わっている。あちこちで飛び交うその声の楽しそうなこと。日曜日の親子の笑顔は独身者にとっては目をそむけたくなるような眩しさだ。

幸せな家族を目の当たりにすると「私って何やってんだろう」……と、つい卑屈な気持ちになってしまうのだ。

親戚や知り合いのお葬式があったとき

「祖父や祖母はすでに他界してたけど、叔父の葬儀ではさすがに不安を覚えた。自分の親もいつまでも若いわけじゃないし、結婚して親を安心させたいのにそうできないジレンマ。しかも冠婚葬祭で親戚中が顔を合わせると『誰かいい人いないの?』『早く結婚しないと』と攻撃を受ける。自分と同年代のいとこも既婚だから余計肩身狭い~」(30代女性/企画)

――「親孝行したい」と思っていてもなかなか出来ないのが「親孝行のための結婚」だ。

できたら親が生きてるうちにしてあげたくとも思い通りにいかないのがこの親孝行なのである。

仕事の忙しさにかまけて田舎にいる親のことを普段は気にかけていなくとも、帰郷して親の老いを感じたり、親戚の葬儀に参列したときにはハッとさせられるのだ。

「親だっていつまでも元気でいるわけではない……」

このさき起こりうるかもしれない親の病気や入院、または介護……。そんな大きな壁に結婚していない自分はひとりで対応しなくてはならないのだ。

そして、久しぶりに集まった親戚のメンバーを見渡してみると、みんな夫婦で来ているのに“自分だけ連れ合いがいない”……という現実を突きつけられるのである。

今は不自由していなくとも孤独を感じる時がくる

いくら今はひとりでいることに困っていなくても、女ひとりで生き抜いていくのはしんどいもの。

この先なにか自分の身におこったとき、精神的にダメージを受けた時、身体がままならなくなったとき……人は人を必要とする。

「誰かについててほしくなる」「誰かにそばにいてほしくなる」「誰かに支えてほしくなる」のだ。

「ああ、あのとき結婚しとけばよかった」とため息をつく日がくるかもしれない。

もちろん、結婚することだけが女の幸せとは限らない。しかし、いつか自分が弱ったときに“ひとりでいる自分”を後悔する日が来るかもしれないと、肝に銘じておいたほうがいいだろう。

前回の記事:「ねぇ、結婚するの?しないの?」どのくらい付き合ってからがベスト?結婚タイミング問題 by 神崎桃子

著者:体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子

「恋が続かない」「結婚できない」「男運が悪い」「ダメ男を切れない」「不倫から足が洗えない」 ……と嘆いてる女性達へ恋の処方箋を与える恋愛コラムニスト。 執筆の傍らライター養成、文章セミナー、婚活セミナーの講師も務める。 家庭の経済事情により世間の荒波にもまれながら数々の職を経て培った雑草魂と男性遍歴を通じて得た恋愛処世術が武器。 自ら経験して得た恋愛の教訓を各メディアから幅広い年代の読者に伝授している。 男女の思考回路の違いや男心を分析した記事は定評があり男性読者も多い。

神崎桃子のオフィシャルサイト
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