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妊婦健診で受けるNST(ノンストレステスト)って何?費用は?

2018年6月14日 22時00分
source:https://www.shutterstock.com/

妊婦健診では、超音波検査をはじめ、体重・血圧測定、採血や尿検査などを行い、妊婦さんと赤ちゃんの状態を確認しています。

ノンストレステスト(NST)も、妊娠中に行う検査の一つです。

ノンストレステストは、陣痛が来る前に、子宮の収縮(お腹の張り)がない状態で、胎動(赤ちゃんの自発的な運動)と赤ちゃんの心拍数の変化の関係を見て元気があるかを確認する検査です。

今日はこの検査について、助産師である筆者が経験をもとに詳しくお伝えします。

▼「ノンストレステスト(NST)」ってどんな検査?

検査は、リクライニングできる椅子か、ベッドの頭を少しあげた状態にして寝て行います。

フラットな状態で仰向けに寝てしまうと、仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)となり気分が悪くなることがあるので、装着するときの姿勢は重要です。

ノンストレステストは、分娩監視装置というモニターを使用します。

この分娩監視装置には、赤ちゃんの心拍を確認する心音プロ―ブと、妊婦さんのお腹の張りを確認する収縮計があります。

妊婦さんのお腹に、ベルトを2本通巻き、心音プローブと子宮収縮計を装着し、モニタリングします。装着には痛みなどはなく、固定させる程度の圧で装着します。

ノンストレステスト検査は、約40分行います。これは、赤ちゃんの睡眠サイクルが約40分との報告(※1)があり、赤ちゃんは約20分間隔で寝たり起きたりを繰り返しています。

約40分の検査で、赤ちゃんが起きている状態と寝ている状態の心拍をどちらも確認できます。

▼ノンストレステストにかかる費用は?

妊婦健診でのノンストレステストは、自費診療になりますので病院によって費用が異なります。

1回約2,000円~3,000円の病院が多いようです。妊婦健診費用に、ノンストレステスト代金がプラスされます。

▼ノンストレステストを受ける時期は?

一般的に、妊娠35週前後から妊婦健診時に行います。

しかし、切迫早産、妊娠高血圧症、胎児発育不全など妊婦さんや赤ちゃんに異常がある場合などは早めに検査を行うことがあります。

▼ノンストレステストでわかること
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ノンストレステストは、リアルタイムで赤ちゃんの心拍数と妊婦さんの子宮収縮の状態が記録用紙に記録され、分娩監視装置から出てくるしくみになっています。

この赤ちゃんの心拍数(bpm)と妊婦さんの子宮収縮の状態(子宮収縮圧mmHg)の記録を、「胎児心拍数陣痛図(CTG)」といいます。分娩監視装置によっては、胎動も記録します。

赤ちゃんの正常な心拍数は110~160です。赤ちゃんの心拍数の線が、110未満になれば徐脈、160より多くなれば頻脈となります。

また、妊婦さんの子宮収縮があると、子宮収縮の記録は山形で記されます。

CTGから、赤ちゃんの心拍数そのものの状態と、胎動や妊婦さんの子宮収縮に対して赤ちゃんの心拍数がどのように変化したかをあわせてチェックして、総合的に赤ちゃんの状態を評価します。

▼赤ちゃんの心拍数、結果の見かた

赤ちゃんの心拍数の変動には、頻脈・徐脈があり、徐脈は4つに分類されます。(※2)

<一過性頻脈>

 胎動や内診などの刺激で、赤ちゃんの心拍数も一時的に上がっていくもの。赤ちゃんの状態は良好。

<早発一過性徐脈>

 子宮収縮に伴って、赤ちゃんの心拍数が一過性に減少すること。子宮収縮の終わりとともに心拍数も回復する。赤ちゃんの頭が圧迫されて起こるもので、赤ちゃんの状態は良好。

<遅発一過性徐脈>

 子宮収縮の開始より、赤ちゃんの心拍数の減少が少し遅れて始まり、少し遅れて回復するもの。胎盤の機能不全が疑われ、赤ちゃんの低酸素状態を疑う。

<変動一過性徐脈>

 赤ちゃんの心拍数の減少が出現するタイミングと子宮収縮の関係が毎回異なる。へその緒(臍帯)を圧迫していることで起こり、圧迫から解放されると状態が回復する。

<遷延一過性徐脈>

 一過性除脈が長く続いている状態で、原因は様々である。多くは、胎盤の循環不全から起こり、赤ちゃんの状態が良いものから、急速に分娩しなければならない場合もある。

ノンストレステストを行った結果、赤ちゃんの状態が良好だと判断されるのは、以下の4つを満たしたときです。

▼赤ちゃんが元気であるかのサイン4つ
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(1)赤ちゃんの心拍数の線が正常範囲内(110~160bpm)にある

(2)赤ちゃんの心拍数の線がギザギザであること(胎児心拍数基線細変動)。赤ちゃんの心拍数は常に変動しているので、一定になることはない。

(3)一過性頻脈がある

(4)一過性徐脈が無い

ノンストレステストを行う時期は、お腹も大きくなり、いよいよお産が近づいてきている時期です。

とても大事な検査ですが、装着後はゆっくり過ごせます。リラックスした気持ちで検査を受けてくださいね。

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

【参考・画像】
※1『妊婦健康診査パーフェクトマニュアル』メディカ出版
※2 『病気がみえる vol 10産科』メディックメディカ
※  wavebreakmedia、 titans、 Fishman64 / Shutterstock

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