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はじめての子どもを心待ちにしている妊婦さんも多いと思います。育児書やネットで子育て情報を調べたり、ベビーグッズを準備したりと忙しいですよね。

そんな中でよく耳にするのが“子育てには地域のつながりが大切”ということです。

今回は、近所づきあいや地域のつながりはいつできるか、必要なのかを調査データをもとに考えてみたいと思います。

【妊婦のギモン】近所づきあい・地域のつながりはいつできる?必要なの?

出産前に近所づきあいがないのは普通のこと

筆者は第1子妊娠中にこんな風に思っていました。

「わたしたち夫婦は近所づきあいないけど、子どもが生まれてから問題ないかしら?」

結論から言うと、まったく問題なかったのですが、そもそも地域とのつながりはいつできるのでしょうか。

ここで、東京ガスが実施した調査結果を紹介したいと思います。

夫婦2人世帯の女性と子育てママに「地域や地域の人とつながりを感じるか」という質問をしたところ、「つながりを感じる」「ややつながりを感じる」と答えた結果が次のようになりました。

・夫婦2人世帯の女性:8%

・子育てママ:43.4%

(※1)

なんと地域とのつながりを感じる差は5倍以上! 第1子の誕生をきっかけに地域とのつながりや近所づきあいが生まれるようです。

【妊婦のギモン】近所づきあい・地域のつながりはいつできる?必要なの?
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夫婦2人の時代は、地域とのつながりを必要以上に意識しなくても大丈夫そうですね。

子どもが産まれたら近所づきあいしてみるのも悪くない

「近所づきあいは面倒そう」「ちょっと苦手…」こんな声も聞こえてきそうです。このギモンには、子育てママがなぜ近所づきあいをしているのかにヒントがあります。

同東京ガスの調査によると、子育てママの約6割が、出産前と後では近所づきあいに関する考え方が変わったと答えています。(※1)

さらに、約6割以上のママが、つきあいの意識については、以下のように思っていることがわかりました。

・子どもの安全のために、近所づきあいは役立つと思う

・何かあった時に子どもが近所の人に助けてもらえるようにしておきたい

(※1)

つまりは、ママは子どもの安全面を意識して、近所や地域との関係づくりを行なっていることがわかります。

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筆者の経験談としても、以前はちょっと面倒だと思っていた近所づきあいですが、今は本当に助かっています。

登下校でわが子に声をかけてくれますし、何かあったら“あの家のおばちゃんち”“酒屋の○○さんち”に駆け込める安心感は絶大です。

こうした防犯の面だけでなく、日頃からゴーヤの苗をもらったり、隣のおばさんとアゲハ蝶を育てたりと、子どもを楽しませてくれようとする心遣いのおかげで、わが子の心も育まれている気がします。

また、筆者がイライラしていると、「まあまあ、よくあることだから」と大先輩ママたちがなだめてくれるのもありがたいです。

近所づきあいでストレスが溜まって……となっては逆効果になりかねないので無理をしないほうがいいです。

そのため、「近所づきあいは必要です!」と断言はできませんが、はじめは防犯意識や子どものためにと思ってちょっとおつきあいしてみるのもよいと思いますよ。

【参考・画像】

※1 子育てママの地域コミュニティの実態と意識 – 東京ガス

※ Monkey Business Images、 / Shutterstock