互いに既婚者で子供がいる身でありながら許されぬ関係に走ってしまった男女。しかしW不倫の終焉は潔ぎよい結末にはならなかったようだ。
このほど男性側から別れを告げられ逆上した女が、関係中に撮影した卑猥な写真をSNSに投稿し、男性の家族にも送り付け脅迫した罪で逮捕・起訴された。『The Sun』『Metro』などが伝えている。

ロンドン西部フェルサムに住む4児の母ローラ・アーノルド(37歳)は、既婚者の男性と2016年2月に不倫関係となった。1年以上W不倫を続けたが、男性側から別れを言い渡されたローラは逆上し、交際中に撮影した性的な写真をTwitterやFacebookに投稿した。

写真は男性がシャワー中のもので、1枚には彼の性器が写っている。ローラはその部分を絵文字で加工し「嘘つき! 最低野郎!」というキャプション入りでSNSに投稿しただけでなく、男性の家族にも同様に送り付けるという嫌がらせ行為に出た。


今年7月22日、男性の妻は卑猥な写真のスクリーンショットなどローラから送られたことを夫に伝えた。この時、男性はローラが自分の子供たちにまで写真を送り付けたことを知った。

翌23日には職場の同僚がFacebookに投稿された男性のヌード写真を目にしたこともわかり、男性の妻がアカウントを無効にしたため男性自身はそれらの投稿を目にすることはなかった。しかしTwitterにもローラからの同様の投稿があり、男性は「いつまでする気なんだ」と問うと、ローラは「投稿の削除を止める唯一の方法はお金でしょ。平和を求めるには費用がかかるのよ。でも支払う価値はあると思うわ」と男性側に6,000ポンド(約90万円)の支払いを要求した。
しかし男性はローラにお金を払うつもりなどさらさらなかった。

自らを「サイコ女」と名乗って嫌がらせのメッセージを送り、W不倫の終焉に逆上して相手を脅迫したローラは逮捕・起訴された。このほどアクスブリッジ治安裁判所で行われた裁判で、ローラは「男性の苦悩を引き起こすことを意図し、同意なくプライベートな性的写真を公開した罪」を認めた。

現在、ベネフィット(生活保護)受給者となり4人の子供を育てているローラは、公開した画像を加工していたことにより懲役刑は免れたが、1年半の執行猶予つき26週の有罪判決、および2年間男性とその家族に連絡を禁じることを言い渡された。また裁判所費用85ポンド(約12,600円)と課徴金115ポンド(約17,000円)の支払いも命じられた。

ローラは自分の行為に反省の言葉を口にしていたようだが、判事は「男性だけでなく、男性の家族にまで多大なストレスと恥を生じさせた卑劣な犯罪で、許し難い」とローラを糾弾した。


このニュースを知った人からは「イギリスの法律では確か脅迫罪は最大14年の懲役刑のはずだけど…この女、なんで執行猶予つきなんだ」「これってリベンジポルノでしょ、もっと罪を重くすべき」「バレたらもう奥さんと元通りにはならないことを男も覚悟すべきだね」「W不倫なんだからどっちもどっちでしょ」「男も悪いんだから同情なんかないわ」「結婚してんだから家族を裏切るんじゃないよ!」といった両者への批判の声があがっている。

画像は『Metro 2017年10月15日付「Self-confessed ‘psycho b*tch’ sent naked photos of lover to his wife and kids」(Picture: Facebook/ Laura Arnold)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)