アラン・ジョーンズさん(51歳)は日本刀専門家として日本で勤務しており、定期的に母親マーガレットさんの住むサウス・ウェールズのニューポートに里帰りをするという生活を送っていた。
今年2月にも、いつものように家族や友人らに会うために実家に戻って来たアランさんは6月29日、実家にある自分の寝室で日本刀を使って命を絶った。12月14日にニューポートの検死官裁判所で行われた死因審問では、発見者となったマーガレットさんが「寝室の床に息子が血まみれで倒れていた。日本刀の上に息子の体があった」と述べた。
また姉のマリアンヌ・カウルフィールドさんは、「弟はニューポートで生まれましたが、長年にわたり海外暮らしをしていました。
アランさんは日本の侍文化に興味を持つようになり、日本刀のコレクターとなった。イギリスに戻ってきた時に、ロンドンの日本刀の専門家にいくつか日本刀を送っており、今回仕上がった刀を手にした直後に自らの命を絶ったようだ。
解剖の結果、アランさんの死因は腹部を刺した時に起こった肝臓と心臓の裂傷だということが明らかになった。
日本とイギリスを行き来し、情熱を注いで日本刀を販売する仕事をしていたはずのアランさんにいったい何があったのだろうか。本人がこの世を去ってしまった今、その答えは永遠に謎である。
画像は『Metro 2017年12月15日付「Samurai sword expert killed himself in act of ‘seppuku’ in his bedroom」(Picture: Wales News Service)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)