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『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』、町山智浩が語る魅力

2016年1月26日 21時00分 (2016年1月28日 19時36分 更新)

『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ <ファースト・シーズン>』

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アカデミー賞を受賞したマシュー・マコノヒーと、同賞ノミネートを誇るウディ・ハレルソンが競演し、そのクオリティの高さで2014年のエミー賞で5冠を達成した米HBOのサスペンスドラマ『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ <ファースト・シーズン>』。いよいよ4月20日(水)よりブルーレイ&DVDがリリースとなる本作の魅力を、毎回異なる評論家やライターが解説する企画がスタートした。1回目となる今回登場するのは、映画評論家の町山智浩。映画やドラマだけでなく小説、アメリカの文化などにも造詣の深い町山は、以下のように語っている。


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「70㎜フィルムで撮られたピントの浅い、夢のような映像。女性の死体が発見される。彼女は拷問された上、頭に鹿の角をつけた状態で見つかり、周囲には木の枝で作った魔除けが飾られていた。本作は、この儀式殺人を追う刑事コンビの物語。舞台はニューオリンズに近い、ルイジアナ州のメキシコ湾沿岸。これは一種の"南部ゴシック"だ。アメリカ南部はバイブル・ベルトと呼ばれ、聖書を字義通りに信じるキリスト教福音派が多いが、奴隷がアフリカから持ち込んだ呪術がカトリックと混じり合ったブードゥーやサンテリア、ヨーロッパ古来のまじない、いわゆるウィッチクラフトなども混在する。そんな迷信や因習に支配された神話的でグロテスクな南部の物語が南部ゴシックで、最近ではコーマック・マッカーシーの『血と暴力の国』や、ダニエル・ウッドレルの『ウィンターズ・ボーン』がある。

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