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フィリピン・マニラの治安改善の影で広がる貧富の格差

2018年2月14日 15時55分

厳しい状況でもフィリピン人は常に笑顔を絶やさず陽気だ

 フィリピンは治安の悪さが有名で、東南アジア最悪との負のレッテルを貼られ「リアル北斗の拳」など名を轟かせた。そんな劣悪な治安が長年にわたり海外からの投資の足かせとなっていたが、そのフィリピンの治安が目に見えて改善している。

 そのきっかけになったのは、2016年6月30日にドゥテルテ大統領の就任だ。麻薬売人に対する超法規的な処刑の容認や、過激な発言や姿勢が物議を醸したが、ダバオ市長時代からの手腕には定評があり治安を劇的に改善させてフィリピン1安全な街に変えたことが国レベルでも結果を出したと言える。

 ドゥテルテ大統領は治安改善こそが経済発展の根本という考え方を大統領就任前から度々主張していて大統領就任後、超強権的な手法で麻薬とマフィア殲滅作戦を実行に移した結果、実働半年ほどの2016年、犯罪率が前年比14%減、殺人など凶悪犯罪については30%減となった(フィリピン国家警察発表)。

 しかし、その一方で、マフィアや麻薬使用者4万人以上逮捕、2千人以上射殺というあまりに人権無視かつ強権的な手法は国際社会から非難の的になった。

 とはいえ、そうした国際的な非難にもかかわらず、国内での支持率は依然として高いのは、フィリピン人の治安改善を望む声の現れと言える。大統領支持率は、就任1年の昨年7月は80%、9月は親族のスキャンダル発覚で60%台に急落するも12月には回復して再び高い支持率を誇っているのだ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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