(台北 17日 中央社)17日午前6時ごろ、中部・台中清泉崗基地でパラシュート降下訓練中、パラシュートが正常に開かず、操作をしていた陸軍隊員が地面に墜落した。隊員は病院に搬送されたが、重度の昏睡状態だという。
来月4日から行われる中国大陸の台湾侵攻を想定した「漢光34号演習」の予行演習の最中だった。軍は事故の原因について調査中だとしている。

陸軍航空特戦指揮部政戦主任の武立文少将によれば、隊員は輸送機C130で上空1300フィート(約400メートル)地点に到達した後、パラシュートで降下する訓練をしていた。メインパラシュートが正常に開かず、予備のパラシュートによる減速も不十分だったため地表に激突した。隊員は訓練経験を十分に積んでいたという。

(蘇木春/編集:楊千慧)