台湾は国際試合などの際、中国の圧力を背景に「チャイニーズ・タイペイ」名義での出場を余儀なくされており、中華オリンピック委員会旗を用いることになっている。
祁氏は、台湾の選手たちはゲイゲームズにこれまで個人で出場してきたと紹介した上で、今回初めて「台湾代表」として国旗を使用して大会に参加できると喜びを示した。また、2022年の次回大会開催地が中国・香港に決まっていることに触れ、「台湾は今回ほどチャンスに恵まれないだろう」と台湾名義での出場が困難になるとの見方を示した。
ゲイゲームズはゲイゲームズ連盟(FGG)がスポーツ活動を通じたLGBTの理解促進などを目的に1982年から4年に1度開催。今年の大会には約90カ国から1万人余りが出場するとみられる。
(范正祥/編集:楊千慧)