2018年10月14日、一般的な認識では、タイの雨季は10月末ごろから順次終了していく。近年はくっきりと雨季の終わりがわからなくなり、タイの気象局のホームページなどで雨季明けの宣言などから状況を知ることになる。


その他の写真:かつては冠水しなかった場所も水が溜まるようになり、最近は雨のあとの交通事情などがバンコクは著しく悪化している。

 近年のタイ、特にバンコクはタイ特有の雨の降り方が少なくなってきている。かつては夕方に一気にスコールが降り、すぐに止むというのが普通だった。最近はダラダラと長く降り、しかも広範囲に渡る。

 そのため、バンコクはエリアによっては冠水がひどくなっている。都内の道路の排水の能力が低いために水が一気に溜まってしまう。
靴を脱いで裸足で歩くにはタイの道路は路面整備が悪く、破傷風などの危険性もある。
また、雨季の終わりは昔から不規則に雨が降る。タイの雨は降る直前に突風が吹くことがある。しかし、これが稀に強いこともあり、看板などの設置強度が十分でない場合、それらが落下してきて危険だ。実際に毎年、雨の前の突風で落下した看板に直撃してなくなる人が少なからず存在する。

 これから11月にかかるまでにタイを訪れる人は、雨季の終わりかけの危険性を理解し、充分に注意することをおすすめする。

【編集:高田胤臣】