ミノキシジルはもともと高血圧症の治療薬として1979年から使用されていた成分で、副作用のひとつに内服している人に多毛が認められたことで、発毛剤として開発が行われ1988年からAGAの治療薬として使用されるようになりました。そのためミノキシジルは発毛効果が期待できるという点で薄毛の治療を検討している人にも注目されている成分のひとつです。
ミノキシジルが配合された治療薬には外用薬と内服薬ミノタブ(ミノキシジルタブレット)の2つがあり、さらに施術では注射によるミノキシジルの注入治療があります。
ここでは、ミノキシジルが配合された外用薬とミノタブ(ミノキシジルタブレット)、注射それぞれの効果と副作用を解説し、効果がでるまでの期間と反対に効果がない人をまとめました。またミノキシジルの外用薬とミノタブの併用禁忌や購入先と値段についても説明しているので、ミノキシジルの使用を検討している人はチェックしてみてください。
※内服薬であるミノタブ(ミノキシジルタブレット)は国内未承認薬となり、日本皮膚科学会では推奨しない「推奨度D」になっているため、購入先にかかわらずミノタブの内服はおすすめできません。ではまず始めにミノキシジル外用薬(塗り薬)で得られる効果について解説します。
ミノキシジルが配合された外用薬(塗り薬)は、内服薬のミノタブ(ミノキシジルタブレット)と比較すると効果はややゆるやかではありますが、直接頭皮に塗ることで成分が毛根に作用することで発毛効果が期待できます。
また日本皮膚科学会においても推奨度が高い治療とされているため、薄毛に悩む人にはミノキシジルは有効な成分です。
ミノキシジル外用薬は医療機関はもちろん市販やネットで購入することができますが、発毛効果が期待できる反面、脱毛を抑える効果に関しては期待できない可能性があります。
そのためミノキシジル外用薬の取り扱いがあるクリニックでは、ミノキシジル外用薬のほかに脱毛を抑える内服薬と併用して処方されることが多いです。
外用薬に配合されるミノキシジルの濃度は5%までと定められていますが、外用薬を扱っているクリニックでは配合濃度を調整して処方したり、配合濃度が2%や3%など低い濃度を扱っているクリニックもあるため、薄毛の状態に合わせて使用することも可能です。
ミノキシジル外用薬は多く塗布すれば高い効果が得られるというわけではなく、定められた用法・容量をきちんと守ることで効果が期待できます。薬局やインターネットなどの市販でも購入できますが、使用していて効果が得られない場合には、専門のクリニックで相談するとよいでしょう。
では次に内服薬ミノタブ(ミノキシジルタブレット)の効果について解説します。
ミノタブは内服することで血中から毛根に作用するため、高い発毛効果が期待できると考えられていますが、血中からアプローチするため頭髪のみならず全身の毛に作用する可能性があります。
ミノキシジル配合の内服薬は、薄毛に悩む人たちの間で注目されている成分ですが、ミノタブは国内未承認薬となっており高い副作用が起こる恐れがあります。
またミノタブは内服による国内の臨床試験が行われておらず現時点では国内未承認薬とされており、日本皮膚科学会によればミノキシジルの内服は推奨度DのAGAの治療には推奨しないと記載がされています。
現在、ミノタブは海外から個人輸入できる通販サイトで販売されていたり、AGA治療を行う一部のクリニックでミノタブ(ミノキシジルタブレット)を取り扱っているところもあります。しかし、薄毛の治療薬として国内で認められていないことと、高い副作用が起こる可能性があるという点からも、購入先に関わらず有効性や品質、安全性が確立されたものではないため、ミノタブの服用には危険性があるということを覚えておいてください。
ミノキシジルでの薄毛治療には外用薬を使用した治療法が主ですが、注射や専用機器を用いて頭皮に直接ミノキシジルを注入する「注入治療」があります。
ミノキシジルの注入治療は、注射や専用機器などを使用し頭皮に直接成分を注入する方法で、頭皮の血管を拡張させ血行を促すことで発毛効果が期待できます。
クリニックでは薄毛治療の内服薬や外用薬と併用して治療を行うことが多いです。
ミノキシジルの注入治療は薄毛が気になる部分にピンポイントに集中して治療が行えるほかに、外用薬よりも吸収が高く、内服薬や外用薬より比較的副作用が少ないというメリットがあるといわれています。クリニックによっては薄毛の状態に合わせてミノキシジルだけでなく成長因子やビタミン、アミノ酸などの成分を配合した「カクテル」と呼ばれる注入治療を行うところもあり、「メソセラピー」や「ミノキジェット」などと呼ばれています。
ミノキシジルの注入治療はAGA治療を行うクリニックで受けることができますが、クリニックによっては注入治療を行っていないところもあるため事前に調べてから伺う必要があります。
また注入治療には注射器のほかに専用の機器で針を使わず注入する方法があるので、痛みに不安がある場合はどのような方法で注入するかなども合わせて確認するとよいでしょう。
ミノキシジルを使用することにより副作用があるということを覚えておきましょう。
内服薬(ミノタブ)、外用薬、注入などの治療法によっても起こる副作用が異なるので、以下を確認してください。
治療法 | 副作用 |
---|---|
内服薬(ミノタブ) | 初期脱毛 動悸 息切れ 頭痛 めまい 手足や顔のむくみ 多毛症 肝機能障害 不整脈 心疾患 など |
外用薬 | 初期脱毛 発疹 発赤 かゆみ かぶれ ふけ 使用部位の熱感 頭痛 めまい むくみ など |
注射(注入) | 初期脱毛 頭皮の痛み 頭皮の痒み 発疹 腫れ 赤み 内出血 熱感 毛嚢炎 |
ミノキシジルの副作用は治療法ごとで現れる症状が異なり、内服薬よりも外用薬のほうが比較的副作用が起こりにくく、さらに注入治療は外用薬よりも副作用が起こりにくいといわれています。
ミノキシジルが配合された内服薬(ミノタブ)と外用薬、注入治療で比較的よく見られる副作用のひとつに「初期脱毛」というものがあります。
初期脱毛は育ちきれなかった細い毛髪が一旦抜け落ちる症状で、ヘアサイクルを整えるための過程のひとつといわれています。初期脱毛の症状が現れる時期には個人差がありますが、使用を開始してから10日~1ヶ月ほどで起こり、1ヶ月程度で抜け毛が落ち着く人もいれば3ヶ月ほど続く人もいるようです。初期脱毛は次第に落ち着くことが多いですが、抜け毛が落ち着かないという人は医師に相談するとよいでしょう。
ミノタブと外用薬には頭痛やめまい、むくみなどの似たような副作用が起こることがありますが、ミノタブ(内服薬)は服用することで血中からアプローチするため頭皮だけでなく全身の毛に作用する可能性もあり、毛が濃くなる「多毛症」を発症する場合があります。
またミノタブは肝機能障害や不整脈、心疾患などの循環器系にも影響を及ぼす可能性があり、日本皮膚科学会からも薄毛の治療として推奨されていないため、ミノタブによる薄毛治療はおすすめできる治療法とはいえません。
ミノキシジルの注入治療による副作用は、内服薬や外用薬に比べても比較的少なく軽度のことが多いようです。ただし、注入する薬剤の種類や体質によっては副作用が起こる可能性があります。また注入治療は内服薬や外用薬と併用することが多く、併用する治療薬によっても副作用が起こる可能性があるため、医師と相談のうえで治療を行いましょう。
ミノキシジルを用いた治療法はミノタブの内服薬、外用薬、注入治療がありますが、発毛効果が期待できる半面、上記のような副作用が起こる可能性があるということを覚えておきましょう。
ミノタブや外用薬は自分で購入することも可能ですが、特に国内未承認薬のミノタブに関しては、薄毛治療薬として「品質・有効性・安全性が確立されたものではない」ということを理解しておきましょう。
ミノキシジルを使用してから効果が現れる期間としては、薄毛の程度やAGAの進行状態によっても変わりますが、だいたいが6ヶ月程度で効果が現れる人が多いようです。
効果が実感できるまでの期間には個人差があるため3ヶ月程度で効果が得られたという人もいれば6ヶ月以上経過してから効果が得られたという人もいるためどれくらいの期間で効果がでるとは限定できませんが、決められてた用法・容量で根気よく毎日継続して使用することで効果が期待できます。
また効果が実感できたからとすぐに使用を中止してしまうと、治療を行う前の状態に戻ってしまう可能性があるため、ミノキシジルの使用をやめる際には注意が必要です。
使用をやめたいときや減薬、他の治療法に変更したい場合には医師と相談のうえでミノキシジルのやめどきを判断してもらうのがいいでしょう。
ミノキシジルは、AGA(壮年性脱毛症)以外の人が使用した場合には、効果が期待できない可能性があります。
ミノキシジルを使用しても効果が期待できない人を以下にまとめたので、当てはまる項目がないか確認してください。
円形脱毛症はストレスが原因と言われることが多いが医学的な証明がなく、現在では自己免疫性の疾患が原因とする説が有力といわれています。治療をしなくても治ることが多い病気ですが、治療には内服薬(ステロイド、グリチルリチン、セファランチン等)、外用薬(ステロイド、塩化カルピロニウム等)、紫外線治療(ナローバンドUVB、エキシマレーザー等)などで治療を行います。
抜毛癖はストレスや不安などが原因と考えられることが多く、自分で無意識のうちに毛を抜いてしまう病気です。治療法は心療内科や精神科を受診し、心理療法や行動療法、薬物(抗精神病薬)療法などで治療を行います。
甲状腺機能低下症でも脱毛が見られる場合があります。甲状腺機能が低下することで皮膚が乾燥する、毛髪がもろくなるなどで脱毛が起きるとされています。治療には内服薬や外用薬を用いて治療を行います。
現在では感染症が原因による脱毛症はそれほど多くはないようですが、ケルスス禿瘡、慢性膿皮症、梅毒、急性深在性毛包炎、帯状疱疹、ハンセン病などの感染症により脱毛が起こる可能性があります。治療法は感染症に合わせて治療を行います。
薬剤による代表的な脱毛症は、抗がん剤治療によるものがあげられ、脱毛の程度は薬の種類や量によって異なり、さらに個人差があります。薬剤による脱毛は一時的なものであり、脱毛を防ぐ治療法はありませんが、治療を終了後しばらくすると再び毛髪が生え始めます。
これらが原因の薄毛や抜け毛の場合には、ミノキシジルを使用しても効果が得られない可能性が高いため、医療機関や専門医による治療を受けるようにしてください。また上記の項目にあてはまらず、使用していて効果が得られない場合にも医師の診断を受けることをおすすめします。
ミノキシジルを使用する際には併用禁忌とされているものがあります。ここではミノキシジルの併用禁忌と使用を注意したい人を解説しています。ミノタブ(内服薬)、外用薬、注射(注入治療)それぞれに分けて説明しているので、これからミノキシジルを使用したい人は必ずチェックしてください。
ミノタブの併用禁忌と使用に注意が必要な人とあわせて、服用できない人を下記にまとめました。
併用禁忌 | ・アルコール ・偏頭痛治療薬(イミグラン) ・風邪薬(イブプロフェン) ・ED治療薬 |
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注意が必要な人 | ・65歳以上の人 ・心臓や腎臓に障害がある人 ・薬や化粧品等でアレルギー症状を起こしたことがある人 ・むくみのある人 ・家族、兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない人 ・高血圧または低血圧の人 |
服用できない人 | ・未成年者 ・高齢者 ・妊娠中または妊娠の予定がある人 ・授乳中の人 ・血管に疾患がある人 ・腎臓や肝臓に異常がある人 ・循環器系(心臓・肺・血管)に既往歴や疾患がある人 |
ミノキシジルタブレットと一緒に使ってはいけない薬はイミグラン配合の偏頭痛治療薬、イブプロフェン配合の風邪薬、ED治療に使用する治療薬との併用は禁忌となっています。またミノタブを服用することで一時的に血圧が下がる可能性があるため、普段からアルコールを摂取する人は、ミノタブを服用する7時間前を目安に飲酒を控えるか、服用期間中は飲酒自体を控えるようにすることが望ましいです。
ミノタブの使用を注意したい人は上記のとおりですが、ミノキシジルには血管を拡張させる作用があるため血圧が高い人や低い人の使用には注意が必要となっており、特に高血圧の治療を行っている人は副作用が現れる可能性が高くなるため使用は控えましょう。
また循環器系に疾患のある人はミノタブを服用することで息切れなどの呼吸困難になる可能性があるため使用を控える必要があります。
内服薬であるミノタブは、何度もお伝えしているとおり国内未承認薬で推奨されていない治療薬です。外用薬と違って血中からアプローチすることで全身に作用し循環器系などにも影響を与える可能性があるため、危険性が高いということを覚えておいてください。
ミノキシジル配合の併用禁忌と使用に注意が必要な人とあわせて、使用できない人を下記にまとめました。
併用禁忌 | ・他の外用薬を頭皮に使用している人 ・育毛剤を使用している人 |
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注意が必要な人 | ・65歳以上の人 ・心臓や腎臓に障害がある人 ・薬や化粧品等でアレルギー症状を起こしたことがある人 ・むくみのある人 ・家族、兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない人 ・高血圧または低血圧の人 |
服用できない人 |
・頭皮に傷や湿疹、炎症がある人 ・ミノキシジルにアレルギー症状を起こしたことがある人 ・未成年者 ・妊娠中または妊娠の予定がある人 ・授乳中の人 ・急激な脱毛がある人 ・AGA(壮年性脱毛症)以外の脱毛症の人 |
ミノキシジル外用薬には現時点で併用禁忌とされる薬等はなようですが、成分の吸収に影響する可能性があるため、軟膏や液剤など他の症状で治療薬を外用する場合には、ミノキシジル外用薬の使用を一時中止するケースがあります。また、育毛剤を使用している場合にも、思わぬ副作用が起きる可能性があるため育毛剤との併用は避けましょう。
ミノキシジル外用薬を使用するにあたって注意が必要な人は、ミノタブを服用する際と同様に上記項目に疑いのある人です。ミノキシジル外用薬はミノタブを内服した場合と似た副作用が起こる可能性があるため、上記項目に該当する人は医師の診断を必ず受けてから使用することをおすすめします。
また使用できない人に当てはまる場合は、使用することによって健康に大きな影響を与える可能性があるので、使用を控えましょう。
ミノキシジルを直接頭皮に注射する注入治療施術後の注意点と施術に注意が必要な人、施術を受けられない人を下記にまとめました。
施術後の注意点 | ・シャンプーでの洗髪がNG ・入浴 ・アルコールの摂取 ・激しい運動 ・パーマやカラーリング(施術後7日程度) |
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注意が必要な人 |
・現在治療中の疾病または既往歴がある人 ・AGA(壮年性脱毛症)以外の脱毛症がある人 ・頭皮に皮膚炎、炎症のある人 ・1週間以内にパーマやカラーリングを行っている人 ・過敏症の人 ・日焼け直後の人 ・血がとまりにくいまたは出血しやすい人 ・ケロイド体質の人 |
施術を受けられない人 |
・未成年者 ・感染症がある人 ・てんかんをお持ちの人 ・悪性腫瘍の既往歴がある人 |
ミノキシジルを頭皮に注射する注入治療は、内服薬に比べると副作用が少ないというメリットがありますが、頭皮に直接成分を注入をするため術後は上記の点に気をつけて生活する必要があります。また副作用のリスクはゼロではないため、施術後に不調を感じた場合は担当の医師に相談してください。
頭皮に負担のかかるカラーリングやパーマは、施術後に限らず施術1週間前からNGとなっているため、カラーリングやパーマを定期的に行っている人で注入治療を検討している場合には予定を調整しておきましょう。
また日焼けした直後の頭皮にも注入治療を断られる場合があるので、特に紫外線が強い春~秋にかけて注入治療を行う場合には帽子を被るなどの紫外線対策を行うことが大切です。
ミノキシジル配合のミノタブや外用薬と同様に、注入治療を行うにあたっても注意が必要な人と施術自体を受けられない人がいます。既往歴がある場合はもちろん、施術自体が体質に合わない可能性もあるので、注入治療を受ける前には上記にあてはまる項目がないか必ず確認しておきましょう。
ミノキシジル配合の治療薬の購入先と値段をまとめました。
購入できるクリニック、市販、ネットそれぞれでまとめているので参考にしてください。
なお、ミノキシジルを含むAGA治療は保険適用外の自由診療にあたるため、全額自己負担・医療費控除の適用外になることは覚えておきましょう。
クリニックフォアは東京と大阪にあるAGAによる薄毛治療を行っているクリニックです。クリニック数は7院ほどですが、住んでいる地域にかかわらずPCやスマホのビデオ通話を利用したオンライン診療に対応し、直接クリニックに通院することなく治療薬を処方してもらうことができます。
AGA治療に対応した様々な治療薬を取り扱い、治療薬単剤の処方をはじめ「発毛即効プラン」や「発毛基本プラン」「予防プラン」などの希望に合わせたプランも充実しています。発毛薬だけでなく脱毛を予防する治療薬も用意されているので、薄毛の状態に合わせた治療が行えます。
オンライン診療の際には治療薬の配送料が550円(税込)かかりますが、3ヶ月分・6ヶ月分まとめて購入することで割安になったり、指定の日付に自動で届く定期配送を選択することで15%オフの価格で購入することが可能です。
対面診療、オンライン診療に関わらず診察料が無料なので費用を抑えて治療を行いたい人にも向いています。
内服薬 | ■ミノキシジル 1ヶ月8,140円 3ヶ月23,199円(1ヶ月あたり7,733円) 6ヶ月43,956円(1ヶ月あたり7,326円) 定期配送1ヶ月分6,919円 ■その他の内服薬(国内承認薬) 1ヶ月8,140円~12,760円 3ヶ月23,199円~36,366円(1ヶ月あたり7,733円~12,122円) 6ヶ月43,956円~68,904円(1ヶ月あたり7,326円~11,484円) 定期配送1ヶ月分6,919円~10,846円 |
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外用薬 | ■ミノキシジル 1ヶ月12,100円 3ヶ月34,485円(1ヶ月あたり11,495円) 6ヶ月65,340円(1ヶ月あたり10,890円) 定期配送1ヶ月分10,285円 |
診療費等 | 予約料、診察料:0円 血液検査料:無料~5,000円 治療薬の送料:550円 |
支払い方法 | 現金・クレジットカード・デビットカード交通系IC・QRコード決済・GMO後払い |
URL | CLINIC FOR(クリニックフォア)公式サイト |
AGAスキンクリニックは全国に50院以上あり、AGAによる薄毛治療を専門に行うクリニックです。
治療薬は国内承認薬をはじめ、クリニックオリジナルの「Rebirth」などを取り扱っており、ミノキシジルを配合した注入治療なども行っています。治療法が充実しているため治療法を組み合わせることができたり、薄毛の状態や希望、予算に合わせた治療を提案してくれます。
治療薬は6ヶ月以上、注入治療は6回以上続けるとそれ以降の料金が割安になるため、長期的な治療を検討している人でも継続しやすいでしょう。
AGAスキンクリニックでは対面での診療のみならず、PCやスマホのビデオ通話を利用したオンライン診療にも対応し、対面診療、オンライン診療に関わらず、初診料などの診察料、血液検査料、治療薬の送料が無料です。
オンライン診療であっても健康に不安のある方には自己採血による血液検査を行ってから治療を開始するため、健康に配慮しながら薄毛治療が受けられます。
のりかえ割、学割、友達紹介割などの割引きサービスが充実しているため、該当する方は割引きを利用することで安い費用で契約することが可能です。
内服薬 |
■ミノキシジル(タブレットA) 6ヶ月未満11,000円/月 6ヶ月以上8,800円/月 12ヶ月以上7,700円/月 ■その他の内服薬 ・オリジナル薬 6ヶ月未満11,000円~13,200円 6ヶ月以上8,800円~11,000円 12ヶ月以上7,700円~8,800円 ・国内承認薬 初回3,700円~5,300円 2回目以降6,200円~9,500円 |
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外用薬 | ■ミノキシジル ・オリジナル薬 6ヶ月未満22,000円 6ヶ月以上17,600円 12ヶ月以上15,400円 ・国内承認薬 6,800円/月 |
注入治療 | ■ミノキジェット 2cc 33,000円~52,800円 4cc 46,200円~66,000円 ■メソセラピー 2cc 55,000円~88,000円 4cc 77,000円~110,000円 |
診療費等 | 初診料・再診料・カウンセリング料:無料 オンライン診察料:無料 血液検査料:無料 治療薬の送料:無料 |
支払い方法 | 現金・クレジットカード・デビットカード・コード決済・医療ローン |
URL | AGAスキンクリニック公式サイト |
ミノキシジルが配合された外用薬はドラッグストアや薬局でも購入することができます。
ミノキシジル外用薬はTVCMなどでも有名な「大正製薬リアップX5」や「アンファー スカルプDメディカルミノキ」などがあげられますが、第一類医薬品となるため薬剤師による説明と問診を受ける必要があるということを覚えておきましょう。
製品名 | 値段 | 主な取扱店舗 |
---|---|---|
大正製薬 リアップX5プラスネオ |
7,752円 | 日本調剤薬局 ドラッグセイムス クスリのアオキ サンドラッグ トモズ 西友 クオール薬局 ツルハ薬局 カワチ薬品 コクミンドラッグ ダイコクドラッグ |
アンファー スカルプDメディカルミノキ5 |
7,800円 | マツモトキヨシ 中部薬品 ザグザグ ヨドバシカメラ ビックカメラ |
ロート製薬 リグロEX5エナジー |
5,940円 | 新生堂薬局 ツルハドラッグ コスモ調剤薬局 フレンド薬局 ココカラファイン薬局 |
ミノキシジルが配合された外用薬は、販売元の公式サイトをはじめ大手通販サイトの楽天やAmazon、Yahooショッピングなどで販売されています。いずれも第一類医薬品になるため問診欄に必要事項を記入し、薬剤師による確認後に製品が発送される仕組みになっています。そのため発送されるまで数日かかる可能性があり、手元に届くまでには注文から到着まで時間がかかる場合があるということを覚えておきましょう。
製品名 | 値段 | 主な取扱店舗 |
---|---|---|
大正製薬 リアップX5プラスネオ |
6,644円~7,753円 | 大正製薬公式ストア 楽天市場 Amazon Yahooショッピング |
アンファー スカルプDメディカルミノキ5 |
7,799円~7,800円 | アンファー公式ストア 楽天市場 Amazon |
ロート製薬 リグロEX5エナジー |
5,500円~5,940円 | ロート製薬公式サイト 楽天市場 Amazon Yahooショッピング |
ミノタブ100錠 | 3,400円~4,450円 | お薬通販部 オオサカ堂 |
ミノキシジルの内服薬「ミノタブ」に関しては国内で販売されていないため、各通販サイトから個人輸入というかたちでの購入となります。ただし、ミノタブに関しては国内で承認されている薄毛治療薬ではなく日本皮膚科学会でも推奨していないため、高い副作用が起こる可能性があり、自己判断による服用は危険ともいえます。万が一副作用や健康に異常があった場合には救済措置などが受けられないため、自己判断による服用はおすすめできません。
ミノキシジルの内服薬である「ミノタブ」の服用については危険性を何度も述べていますが、通販サイトを通じて海外サイトから個人輸入するという購入方法にも注意したい点があります。
ミノタブの個人輸入は医師の処方なしで安く購入できるという点でメリットがあるように感じますが、安全性に関して保証がされていません。
そのため厚生労働省の公式サイトでも医薬品等の個人輸入に関する注意喚起がされています。
などの記載があります。
また、国内で医薬品医療機器等法に基づいて販売されてれている医薬品で、用法容量を守り適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害があった場合には、救済措置として公的制度「医薬品副作用被害救済制度」が適用されますが、個人輸入で購入した医薬品を使用し健康被害を受けた場合には救済措置の対象にはならないということも記載されいます。
ミノタブは日本皮膚科学会でも薄毛の治療には推奨しないと明記されていることを踏まえても、個人輸入で入手し自己判断で服用することはリスクが大きいということを覚えておきましょう。
ミノキシジルは発毛効果が期待できる薄毛治療薬のひとつとして使用されていますが、外用薬、内服薬(ミノタブ)、注入治療の治療法それぞれで現れる副作用が異なります。
特に内服薬のミノタブに関しては、国内未承認薬であり皮膚科学会でも薄毛の治療薬として推奨しておらず、外用薬や注入治療と比べても高い服用が起こる可能性や心臓などの循環器系だけでなく腎臓などにも影響があるため、内服するのはリスクが高いといえます。
またミノキシジルが配合された外用薬は市販やネット通販などでも購入できますが、副作用や健康に影響を与える可能性があるということからも、使用に対して心配がある方は医師の診断の下で使用することをおすすめします。
ミノキシジルは発毛効果が高い成分といわれていますが、副作用があるということも理解したうえで使用を検討するとよいでしょう。