古い家のリフォームするメリットや費用は?目的別の費用相場や注意点を知ろう

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古い家をリフォームするメリットや、リフォームの費用相場について解説をします。

戸建てはマンションに比べてかなり自由度が高いといえます。いつでも自由に工事ができ、建物が老朽化すれば取り壊して、建て替えてしまうことも可能です。しかし、それには「予算」という制限があります。予算をかければいくらでも快適な家ができますが、できるだけ抑えてよりよい家にしたいものです。

そのためには、まず「リフォーム費用の相場」が基準として必要です。リフォームは、状況によってさまざまなので、状況別に費用の相場と必要な条件などを探っていくことにしましょう。

古い家を売ること全般について知りたい方は、「古い家でも売る事はできる?古くても売れる理由や高く売る方法を解説」をご覧ください。

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古い家をリフォームする3つのメリット

古い家をリフォームするとどのようなメリットがあるのか解説をします。家が古くなってきたけど、リフォームしようか建て替えようか、いっそのこと住み替えてしまおうかと悩んでいる方は、まずリフォームのメリットを知るところから始めてみましょう。

  1. リフォームしたら古い家でも最新の便利な設備にできる
  2. リフォームしたら年齢に合わせた安心できる家にできる
  3. リフォームなら建て替えよりも安くすませられる

メリット1:リフォームしたら古い家でも最新の便利な設備にできる

リフォームのメリットは、古くなってしまった家でも、最新の便利な施設に変えることができるという点です。家が古くなるまで住んでいるということは、それだけ家や地域に対する愛着がありますよね。でも、最近の家の設備は便利なものがたくさんあります。そこで、リフォームをすることで愛着のある家のまま便利な設備を導入できます。

例えば、キッチンで考えてみましょう。昔に建てた家だと、導線が悪かったり、収納が少なかったり、汚れやすくなっていたりします。キッチンのリフォームで人気なのは「システムキッチン」にすることです。例えば、IHクッキングヒーターにすることで、加熱面の掃除がとても簡単になります。また、引き出し式収納にすることができるので、多くのものを収納しても取り出しやすくなります。他にも、食洗器を付けたり、シャワー式水栓に浄水器を付けることも可能です。

またキッチン以外だと、宅配ボックスを設置したり、土間の収納を増やす、トイレを増築する、浴室乾燥機を設置するなど、便利な家に変身させることができます。

メリット2:リフォームしたら年齢に合わせた安心できる家にできる

家が古くなるという事は、購入した当初とは家主の生活スタイルも変わるという事です。年齢にあわせたバリアフリーな家にリフォームすることで、安心した生活を送ることができます。例えば、

トレイや階段に手すりを付けることで、立ち座りがラクになったり階段での転倒を防ぐことができます。お風呂場に関しても、浴槽への段差や出入口の段差を低くしたり、タイル張りの冷たいお風呂場を温かい床材に変えることができます。古くなった家の中で、ひとり事故を起こしてしまってからでは遅いですよね。大切なのは、家庭内での事故を事前に防いでおくことです。数年後、数十年後の生活を考えておくことが大切です。

また、手すり設置や段差をなくすだけでなく、通路の幅を広げておくことも大切です。車いすの生活になったとき、スムーズに家の中を移動できるようにしておきましょう。

メリット3:リフォームなら建て替えよりも安くすませられる

理想的な暮らしを手に入れるために、リフォームにするだけでなく、建て替えるという方法もあると思います。しかし建て替えるよりもリフォームなら安く費用をおさえることができます

リフォームをする場合、平均的な費用は649.9万円という調査結果がでています(出典:リクルート住まいカンパニー「リフォーム実施者調査」)。一方の建て替えをする場合、平均的な費用は3,491万円という調査結果がでています(出典:国土交通省「住宅市場動向調査」)。建て替えではなくリフォームにした場合、単純に計算すると費用の差は、2,841.1万円にもなります。

建て替えの方が高くなる理由として、古くなってしまった家の基礎部分から取り壊すことがあげられます。建て替える場合は、家を解体してから立て直します。さらに、建て替えている間の仮住まいや、引っ越し費用、登記費用など様々な費用が発生します。しかしリフォームなら、古くなってしまった家でも基礎部分を残しながら改修することが可能です。なのでリフォームの方が安くすませられます。

また、リフォームなら工事期間が短くなることもメリットです。建て替える場合は半年以上かかる場合がありますが、リフォームなら数ヶ月程度で終わることが一般的です。

 

古い家のリフォーム費用はいくら?相場は?

古い家のリフォームは状況や要望が異なるため、1件ずつ費用が違います。その内容や品質、規模などを詳しく決めていかなければ、費用もその相場もまったくわかりません。ここではまず、古い家のリフォームの規模や内容によって、どのような相場になっているかを見てみましょう。

全面リフォームは1,000万円から1,250万円が最も多い

全面リフォームで最も多い価格帯は、1,000万円から1,250万円で、全体を見ると250万円以上1,250万円までの価格が7割を占めていることがわかります。リビングや洋室はもちろん、水廻りに関連するキッチンやトイレ、浴室なども含まれ、それぞれ壁や床も取り替えることになります。
そのため築年数が古くても、まるで新築のようにきれいに仕上がり、新築したと思えば安く済んだと感じられるかもしれません。

リフォーム場所によって費用がかなり違う

単にリフォームと言っても、屋根や外壁といった屋外のものから、リビングのクロスや床の張替えといった屋内ものでは、かかる費用が大きく違います。屋外は紫外線や雨、埃などにさらされて、傷みが激しくなるためです。屋外のリフォームは、塗り替えや壁材の交換など家全体を施行するため、足場の設置費用もかかります。例えば、建物全体の外壁リフォームだけなら、100万円前後が相場です。
また、水廻りに関連する場所についても、費用は高くなりがちです。築年数が古い建物ほど、給排水管から交換することもあり、高額な費用がかかるだけでなく、工期も長期に渡ります。水廻り全体の入れ替えであれば、200万円前後、それにキッチンの移動が入ると、さらに25万円前後かかります。

リフォーム費用を抑えるためのポイント

経年劣化による原状回復なら、外壁と同時に、屋根まで一緒に施行することがおすすめです。それは、傷み具合にもよりますが、外壁と屋根の交換や補強をするなら、多くの場合で足場を設置することになるためです。「外壁は今回リフォームするが、屋根は再来年」と分けてリフォームすると、そのたびに足場設置や養生に費用がかかります。一度にやってしまえば一度で済むため、その分の費用は抑えられます。
例えば、距離の近い水廻りどうしなど、近いうちにリフォームが必要であれば、一度に済ませれば費用が安く済むこともあります。詳しくは業者に相談してみるとよいでしょう。

リフォームの目的別による相場価格の違い

リフォームは、費用と要望の戦いです。費用をかければ、いくらでも便利で快適になりますが、どこまで便利かつ快適にするのがいいのかの判断を誤り、費用を抑えすぎて後悔することもあるようです。まずは、より多くのリフォーム例に触れて、費用と施工結果の関係を把握し、あなた自身の本当の要望を絞り込んで、見極めることが大切です。
かなり相場価格の異なる「原状回復リフォーム」と「リノベーション」に分け、具体的な施工例について考えてみましょう。きっとあなたの考える「要望と予算のバランス」が見えてくるでしょう。

原状回復リフォームの例

原状回復リフォームは、傷んだ部分の修繕に限ることが多いため、費用は200万円から500万円程度となることが多いようです。さらに具体的に理解するために、まずは、原状回復を目的としたリフォームの施工例を紹介します。

16坪の内装・外装リフォーム費用328万円の例

内装は大きな間取りの変更はありませんが、LDKの間仕切り壁を撤去することで、壁付けのキッチンを開放的なオープンタイプの対面式に改装。天井には遠オプライトを設置して、明るいキッチンにして、浴室を既存の出窓を利用することで、0.75坪から1坪へ低価格でサイズアップしました。このリフォームで、合計328万円がかかりました。

35坪の内装リフォーム費用441万円の例

大きな間取り変更はせずに、内装や設備を中心に予算を抑えたリフォームです。LDKクロスとフローリングを張り替え、一番広い壁にアクセントクロスを張って印象を変えました。2階の各部屋と屋根裏部屋の内装も、シックな色合いで統一して落ち着いた雰囲気に。
洗面台を以前より幅の狭いものに替え、空いたスペースにタオルなどを収納する、トールキャビネットを設置して使い勝手をよくしました。このリフォーム費用が、全体で441万円です。

新築同然に作り直す「リノベーション」の例

リノベーションとは原状回復だけでなく、断熱性や遮音性など、住宅としての機能をアップしたり、バリアフリーにしたりして、使い勝手を劇的に向上するものです。使う建材も高価なものが多くなりがちで、かかる費用も1,000万円以上と、原状回復リフォームよりかなり高額になります。

リノベーションの費用は床面積に比例する傾向がある

リノベーションは、内装だけの場合と内外装の場合で、費用は大きく異なります。また「解体して建て直す」ことになるため、建材などにかかる費用はもちろん、工期も長く工事費用も高額になります。そして、建物の床面積に比例するようにアップしていきます。

42坪の内装のみのリノベーション費用1,249万円の例

築30年、耐震性対策と寒さを改善するために、一旦骨組みだけになるまで取り壊し建て直すように、リノベーションしました。和室をリビングに取り込んで広々としたLDKにして、壁面収納をフル活用してデッドスペースをなくし、空間を有効に活用しました。もちろん、床や壁も新しくしているため、ほとんど新築同様です。このリノベーションでは、1,249万円がかかりました。

25坪の内外装リノベーションでの費用1,470万円の例

1階はLDKを広げ、2階の3部屋を2部屋にすることで、より開放感のあるゆったりとした空間を作りました。また、全体のデザインを「和モダンテイスト」とし、フローリングはチーク色、柱やキッチン、棚にはアクセントとして濃いブラウンを使い、家具との調和を図りました。照明にはダウンライトやスポットライトを使い分けることで、さまざまな演出が可能です。かなり大規模な工事となり、費用は1,470万円でした。

古い家をリフォームする時の注意点

リフォームは、できるだけ建物を残しながら機能を回復させますが、リノベーションになると、ほとんど「建て替え」に近くなります。そうであれば、「いっそのこと建て替えたほうがよいのではないか」と感じることもあるでしょう。そこで、リフォームそのものについて深く掘り下げていきます。

リフォームと建て替えを比較する

建て替えは、設備をはじめ建物全体をまったく新しく作り直すため、不満のほぼ全てが解決します。また耐震構造についても、新しい基準を満たしため、安心で安全です。一方で、ローンは組めますが高額な費用がかかり、工期も長く、仮住まいをする必要もあります。また税金面でも、不動産取得税や固定資産税・都市計画税は新たにかかります。
リフォームでは、まず費用が安く済むことがいちばんのメリットです。リノベーションクラスになれば、内外装ともに全く新しい家に生まれ変わりますし、新たに税金がかかることもありません。しかし、耐震補強はその効果の割に高額な場合もありますし、構造によっては、間取りが希望通りに変えられないこともあります。
比較する大きなポイントは、「費用」「工事にかかる時間」「要望がどれだけ実伝できるか」の3点といえます。

リフォームに適している家と適していない家

リフォームでは多くの場合、古い間取りを変えるなど、部屋の割り振りを変更します。その変更は、実は元々の家の工法によって、それができるかできないかが分かれてしまいます。
従来の「木造軸組工法」は、柱や梁自体で強度を確保しているため、壁なども抜きやすく大規模増改築が可能で、最もリフォームしやすい工法です。しかし、「ツーバイフォー工法」や「鉄筋コンクリート造」はあまりリフォームには適していません。なぜなら、あらかじめ部屋の割り振りが広さのレベルで決められており、ほぼその構造で固定されているためです。
ツーバイフォー工法は、壁自体で強度や耐震性を確保しているので、壁に穴を開けるといった工事は非常に難しくなります。また鉄筋コンクリート造は、もともと鉄筋入りコンクリートで作られているため、壁を抜く工事そのものが構造上難しいのです。
さらに、地盤が弱くて家が傾いている、基礎にヒビが入っている、柱が腐っている、シロアリ被害が甚大などの理由によるリフォームでは、解決できない傷みがある場合は、リフォームはしないほうが賢明です。こうしたケースでは、基礎から工事をやり直して建て替えをしましょう。

業者とのコミュニケーションは密に

希望通りにリフォームするためには、実際に施工する業者との「完成イメージ」がきちんと共有できていなくてはなりません。依頼や変更の打ち合わせの際は、できるだけ図面を用意し具体的に示すことが大切です。変更場所や完成イメージにすれ違いがないよう、具体的に打ち合わせをしたほうが伝わりやすいためです。
また、工事場所や完成イメージだけでなく、より大きな「リフォームの流れやプラン」「提案内容」についても同じことが言えます。とくに、設備機器については、カタログだけでは実感がわきにくいものです。できるだけショールームなどに行き、実物で確かめるようにしましょう。

古い家をリフォームする前に考えること

リフォームは、建て替えに比べれば安い費用で済みますが、高額な資金が必要になるため、慎重に準備することが求められます。「リフォームが必要かどうか」までさかのぼる必要があり、そのために今の状況を細かくしっかりと把握しなければなりません。

リフォームか建て替えか

今までの家よりも、便利で快適な家にするという目的に関しては、リフォームも建て替えも同じです。そのどちらかを選ぶためには、「要望がどれだけ実現できるか」と「工事にかかる時間」そして「費用」のバランスが大切です。
築年数が古い家は「間取り」も古いため、間仕切りを取り去って、一部屋にすることが多いのですが、それを実現できるかどうかは、家の構造によります。例えば、耐震性や水廻りの配管などの状況によっては、できないこともあります。
工事にかかる時間は、リフォーム、リノベーション、建て替えの順で短期間です。リノベーションや建て替えでは、工事内容によって仮住まいが必要になりますし、そうなると引っ越ししなくてはなりません。当然その費用もかかるため、ある程度の資金が必要です。工期と同様に、一般的にはリフォーム、リノベーション、建て替えの順でより費用がかかってきます。

売却して住み替える

もしリフォームやリノベーションで対処できず、建て替えの費用が高額になってしまうなら、今の家を売却して住み替えることも一つの方法です。そうすれば、仮住まいもなく、要望通りの家を探して引っ越すだけで完了します。
しかし、ここで問題になるのが売却方法です。経験した人なら、誰もが「売却は大変」と言うでしょう。売却に足る品質なら問題はないのですが、建物の状況や程度によって、結局リフォームが必要になったり、その分高額の売却価格になってしまったりして、買い手が現れないこともよくあります。

売却するためにはまず「査定額」を知ること

売却する際は、まず「いくらで査定されるのか」を把握しなくてはなりません。そのうえで、リフォームしたほうがよいのか、相場から売り出し価格を、どれくらいにすべきかなどの判断材料にできるためです。また査定結果は、たくさんあるに越したことはありません。それだけ、さまざまな可能性を加味して、公平で現実的な価格を絞り込むことができます。

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古い家のリフォームはメリットとデメリットを理解して進めよう

家はマンションと違って自由度が高く、リフォームすることも建て替えることも思いのままです。もちろん、予算という面では制限もありますが、このメリットを最大限活用して、将来「より便利で快適な家に住む」ことができやすくなります。そのための選択肢として「家の売却」があります。

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