二重整形を検討している方の中には、「周りの人にバレたくない」「まとまった休みが取れない」など、ダウンタイムの症状や期間が気になっている方も多いのではないでしょうか?
特に、二重整形は目立ちやすい目元の施術。できることならダウンタイムなしの二重整形があればうれしいですよね。
とはいえ、まぶたに負担をかけている以上、二重整後のダウンタイムは避けられません。ただ、術後のケア次第ではダウンタイムの症状を軽く、期間を短くできる可能性はあります。
そこで本記事では、ダウンタイムを短くする方法をわかりやすく解説します。術式ごとのダウンタイムの特徴や期間などについても説明するので、ぜひ参考にしてください。
1.【結論】ダウンタイムのない二重整形はない

ダウンタイムとは、施術や治療の後に現れる副作用が落ち着き、普段の生活に戻れるまでの回復期間のことです。
二重整形では、目元に麻酔を打つ・メスを入れる・縫い合わせるなどの負担をかけており、ダウンタイムを経て元の状態に戻っていきます。つまり、ダウンタイムは体の自然な回復過程のため、避けることはできないのです。
二重整形には「埋没法」と「切開法」の2種類があり、ダウンタイムでは、腫れや内出血、むくみなどの症状が現れるのが一般的です。
個人差はありますが、選ぶ術式によってダウンタイムの症状や期間が異なるため、施術を受ける前にしっかりと理解しておくことが大切です。
ここからは、「埋没法」と「切開法」の施術方法やメリットデメリットについて詳しく解説します。まぶたに負担をかけないようにゆっくり過ごすことで、理想の仕上がりとトラブルのリスクを抑えることができるため、ぜひチェックしてください。
2.二重整形の施術方法①埋没法
施術方法 | 埋没法 |
---|---|
特徴 | ![]() まぶたを切らずに、細い糸を結んで二重をつくる |
仕上がり | 自然な二重 |
ダウンタイム | 2日〜1週間 |
施術時間 | 10〜30分 |
平均相場 | 約3〜10万円 |
持続期間 | 3〜10年程度 |
やり直し | 2〜3回まで再施術可能 |
メリット | ・治療費が安い ・施術時間が短い ・ダウンタイムが短い ・やり直ししやすい |
デメリット | ・二重が取れる場合がある ・まぶたに脂肪が多い人は できないことがある |
埋没法は、医療用の針と糸を用いて二重ラインを形成する術式です。メスを使わないことから、切開法よりも傷跡が目立ちにくいのが特徴。主なダウンタイムの症状は「腫れ」「内出血」「痛み」で、2日〜1週間ほどで徐々に症状が落ち着いてきます。
自然な仕上がりで、価格も切開法よりも安価ということから、初めての美容整形としても人気を集めています。
ここからは、埋没法のメリットとデメリットについて解説します。
2-1.埋没法のメリット
埋没法のメリットは次の通りです。
- ダウンタイムが2日~1週間と短い
- 施術時間が10分~30分と短い
- 手術跡が目立ちにくい
- 費用が切開法よりも安い
- 糸を外せば元に戻せる
埋没法は、切開法よりも手術時の負担が少なく、自然な二重に仕上がります。万が一デザインが気に入らなくても、糸を外せば元の状態に戻せるため、初めて二重整形を受ける方におすすめです。
ダウンタイムによる日常生活への影響も少なくて済むため、二重整形を受けたとバレたくない方や、ダウンタイムがあまり取れない方でも挑戦しやすいでしょう。
2-2.埋没法のデメリット
埋没法は、初めて二重整形を受ける方におすすめの術式ですが、次のようなデメリットがあります。
- 糸が外れたり緩んだりして二重ラインが崩れることがある
- 細かいデザインの調整はできない
- 幅の広い二重にするのは難しい
- まぶたの皮膚や脂肪が厚いと外れやすくなる
- 永続的な効果は期待できない
埋没法には「糸を外せば元の状態に戻せる」メリットがありますが、その反面「効果が永続的に続かない」というデメリットにもなります。
切開法よりも体への負担が少なく、ダウンタイムも軽めの埋没法ですが、人によっては3~10年ほどで糸が外れたり緩んだりすることがあります。埋没法できれいな二重を保ち続けたい場合は、再施術の可能性も踏まえて検討しましょう。
3.二重整形の施術方法②切開法
施術方法 | 切開法 |
---|---|
特徴 | ![]() まぶたを切開して、二重をつくる |
仕上がり | はっきりとした二重 |
ダウンタイム | 2週間〜1ヶ月 |
施術時間 | 20〜60分 |
平均相場 | 約10〜40万円 |
持続期間 | 半永久的 |
やり直し | ほぼ不可能 |
メリット | ・二重が持続する ・デザイン性が高い ・まぶたの脂肪も取れる |
デメリット | ・ダウンタイムが長い ・治療費が高い ・やり直しができない |
切開法はまぶたを切開し、縫い合わせた皮膚を癒着させることで二重ラインを形成する術式です。主なダウンタイムの症状は「腫れ」「内出血」「痛み」「赤み」で、2週間〜1ヶ月程度と埋没法よりも長く続きます。
二重ラインを作る際、余分な脂肪や皮膚を除去できるので、理想の二重デザインに合った細かな調整が可能。ぱっちりとした大きな目や腫れぼったいまぶた、皮膚のたるみが多いまぶたなど、埋没法でが難しいケースでも対応できます。
ここからは、切開法のメリットとデメリットについて解説します。
3-1.切開法のメリット
切開法のメリットは次の通りです。
- 半永久的な効果が期待できる
- 細かなデザインの調整ができる
- 埋没法では難しい二重ラインを作れる
- まぶたの余分な脂肪を除去できる
切開法の魅力は、デザイン性の自由度と半永久的に二重ラインを維持できることです。費用は10万円~40万円と埋没法よりも高価ですが、一度施術を受ければ半永久的な効果が得られます。
仕上がりイメージが具体的にある方や埋没法が外れてしまった方、まぶたが厚めの方は検討してみるとよいでしょう。
3-2.切開法のデメリット
切開法には次のようなデメリットがあります。
- 一度施術を受けると元の状態に戻せない
- 埋没法よりもダウンタイムが長い
- 術後の傷跡が目立ちやすい
- 埋没法よりも費用が高額
切開法はまぶたを切開する術式のため、埋没法よりもダウンタイムが長く、傷跡が目立ちやすい傾向があります。
また、切開法は一度施術受けると修正が非常に困難です。皮膚や脂肪を除去しているため、元の状態に戻したり、二重幅を狭めたりすることは難しいでしょう。
切開法を検討している場合は信頼できる医師を見つけ、相談することが大切です。まぶたの状態や顔立ちに合うデザインなどをしっかり話し合い、慎重に判断しましょう。
4.二重整形のダウンタイムを短くする方法
残念ながら、ダウンタイムがない二重整形はありません。ただ、術後の過ごし方次第でダウンタイムを短くすることはできます。
ここからは、二重整形のダウンタイムを短くする方法を3つ紹介します。どれも簡単にできる方法なので、ぜひ実践してみてください。
4-1.目元を冷やす

二重整形後のまぶたは炎症を起こしているため、しっかり冷やすことが大切です。目元を冷やすことで施術箇所の血管が収縮し、血行が緩やかになるため、腫れや内出血の広がりを抑えることができます。
目元を冷やす際は、冷たいタオルや保冷剤を使うのがおすすめです。保冷剤を使用する場合は直接肌に当てるのではなく、薄手のタオルやガーゼに包み、傷口を避けて目元にそっと当てましょう。
冷却時間の目安は1回あたり2〜3分。間隔を空けて数回繰り返して冷やしてください。ただし、長時間当てすぎると低温やけどの原因になるため、短時間を複数回行うのがおすすめです。
目元を冷やす期間は、術後3日程度が目安ですが、早く腫れを引かせようと初めから長期間冷やしてしまわないように注意してください。
血行不良の原因になり、腫れが長引いたり、傷の治りが遅くなったりする可能性があるため、様子を見ながら、適度に冷やすようにしましょう。
4-2.血行が良くならないようにする

ダウンタイム中に血行が良くなると、傷口から内出血を起こしたり、腫れを長引かせてしまう原因になります。そのため、血行を促進する行為は避けるようにしましょう。
術後1週間程度は、湯船に浸かることを避け、ぬるめのシャワーだけで済ませてください。
他にも、激しい運動やサウナ、飲酒などの血行が良くなる行為も控えるのがベター。少なくとも3日~2週間程度は控え、痛みや腫れが出てこないか様子を見ながら、徐々に慣らしていきましょう。
運動については、日常の範囲内のストレッチや散歩のような軽めな運動であれば特に問題はありません。ただし、筋トレやランニングなど汗をかくハードな運動は、血行を良くしてしまうので1週間程度は控えてください。
ダウンタイムの症状には個人差があります。医師の指示に従って、可能な限り安静に過ごしましょう。
4-3.枕を高くする

睡眠時は、枕を高くするように心掛けましょう。血液は心臓よりも低い位置に集まるため、頭を心臓よりも高い位置に保つことで、目元への血流を抑えられ、まぶたの腫れやむくみを緩和できます。
ただし、枕を高くしすぎると、首を痛める原因になるため注意が必要です。枕の高さはタオルを重ねると手軽に調整できるので、自分に合う高さに調整しましょう。
腫れの引き具合に合わせて、枕の高さも徐々に低くしていくのがポイントです。
また、眠る際は可能な限り、仰向けの姿勢をとることが理想的。仰向けになることで、うつ伏せ寝による顔の圧迫や、横向きになった際に片側に血流が集中することを予防できます。
また、むくみや腫れを抑えるために、日中の頭の位置にも気を配りましょう。例えば、長時間下を向いてスマホを見続けているのも目がむくむ原因になります。
ダウンタイムの軽減方法は何気ない日常生活にも隠れているので、施術後は意識してみましょう。
5.二重整形のダウンタイムでよくある質問
二重整形を受ける場合、ダウンタイムを考慮して施術のスケジュールを立てることが大切です。しかし、「仕事は休んだ方がいい?」「術後すぐにメイクをしても大丈夫?」など、わからないことも多いのではないでしょうか。
ここからは、二重整形のダウンタイムでよくある質問について回答していきます。事前にチェックし、気持ちに余裕を持って施術に臨みましょう。
5-1.仕事は何日間休むべきですか?

ダウンタイム中に取るべき休みの期間は、個人差や医師の技術力、そして施術方法によって大きく異なります。埋没法と切開法の施術の違いによっても目安が変わってくるため、余裕を持って施術計画を立てましょう。
埋没法は、切開法よりも術後の痛みや腫れが少ないため、2~3日程度の休みが目安になります。埋没法の休みの目安が短い理由は、糸と極小の針を使って施術をするため、まぶたに大きな傷ができにくく、腫れや内出血が比較的少ないからです。
土日や祝日を含めた連休を組み合わせてスケジュールを組み、自宅で安静にしておくとよいでしょう。
一方、まぶたにメスを入れる切開法は、傷口の回復に時間がかかってしまうため、2週間程度と埋没法に比べて長めの休み期間が必要になります。
施術による腫れや内出血は、1週間程度がピークで徐々に落ち着いていきますが、人によっては2週間~1か月ほど腫れが続く可能性があるため注意しましょう。
ダウンタイムを短くするためにも、できれば長期休暇を利用し、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
5-2.お風呂はいつから入れますか?

お風呂は施術当日から入ることは可能ですが、1週間程度は湯船に浸かることは避けましょう。湯舟に浸かることで体が温まり血行が良くなると、腫れや内出血がひどくなることがあるからです。
腫れが落ち着くまでは、短時間のぬるめのシャワー浴で済ませるように心掛けてください。
また洗顔をする際にも、まぶたに負担をかけないように注意しましょう。埋没法は、施術プランにもよりますが、当日から洗顔が可能です。
ただし、まぶたに刺激を与えないように、2~3日は慎重に洗顔する必要があります。
切開法の場合は、施術後24時間はまぶたを濡らさないように心掛けてください。基本的には、抜糸の翌日から洗顔ができるようになりますが、それまでは目元に水が触れないようにしましょう。また洗顔できるようになった後も、傷口を強く擦らないことが大切です。
施術方法や個人差によって術後の状態が変わるため、細かいアフターケアについては医師に指示を仰ぎましょう。
5-3.メイクはいつからして大丈夫ですか?

施術箇所の傷が完治していない状態で、メイクの成分が傷口に触れると、炎症を起こし悪化してしまうことがあります。
アイメイクは、まぶたの腫れが落ち着いてから再開しましょう。針と糸で二重ラインを作る埋没法であれば、まぶたへの負担が少ないため、施術後2~3日と短い期間でメイクすることが可能です。
一方、まぶたにメスを入れる切開法の場合、メイクができるのは抜糸を終えてからになるため1週間前後は間隔を空ける必要があります。
また、メイクを落とす際は、クレンジングが傷口に触れないように注意しながら、まぶたには極力負担をかけないようにしましょう。
術後1週間が過ぎても目元の腫れが引かない状態や、内出血や痛みがある場合には、無理にメイクをしないことが大切です。ダウンタイムを長引かせたり、症状を悪化させたりする可能性があるため、早めに医師に相談しましょう。
メイク以外にも縁のあるメガネやサングラスなどで目元を目立たせないようにする方法もあります。他にもキャップやハットを深めにかぶり、目元を自然に隠すのもおすすめです。アイメイクと異なり、まぶたへの負担がかかりにくいので、施術後に目元が気になる方は、ぜひ試してみてください。
6.まとめ
今回は、二重整形のダウンタイムを短くする方法やよくある質問について解説しました。二重整形のダウンタイムをなしにすることは難しいですが、術後の過ごし方次第で症状を軽く、短くすることはできます。
また、埋没法と切開法のどちらの術式を選ぶかや、医師のデザイン力・技術によってもダウンタイムに差が出てくるため、クリニック選びは慎重に行うことが重要です。
ダウンタイムを最小限に抑えるためにも、まずは複数のクリニックのカウンセリングを受けることから始めましょう。医師の技術力が高い、アフターフォローが充実しているかなど、施術前から施術後までしっかりサポートしてくれるクリニックだと安心です。
信頼できるクリニックを見つけて、理想の二重を手に入れてくださいね。