洗車は車査定基準に含まれない!それでも洗車・清掃をした方がいい理由

洗車は車査定基準に含まれない!それでも洗車・清掃をした方がいい理由 車査定

車を売る際に「少しでもキレイにした方が査定額が上がるのでは?」と考えることはごくごく当然のことですよね。

インターネットの記事でも「車を売る時には洗車をした方が良い」とおすすめしているものがよくあります。

しかし果たして実際に査定額は上がるのでしょうか?

結論からいうと、洗車をしたからといって車査定額がアップするわけではありません。

しかし査定前に洗車をするには他の意味があるので洗車はした方がよいのです。

  • なんで車査定の時には洗車をした方が良いの?
  • 洗車をするメリットとデメリットとは?
  • 洗車をするなら傷や凹みも直した方が良い?

この記事では、上記のような疑問にお応えしつつ、車査定と洗車についてわかりやすく解説します。

どうして洗車が必要なのか、洗車するにしてもどの程度がよいのかまでお話ししていきますので、具体的な行動・対応に活かせるはずです。

それではまいりましょう!

実は「洗車の有無」という査定項目はない!

実は「洗車の有無」という査定項目はない!

車査定の基準について説明すると、「洗車の有無」という項目はありません。

車査定でチェックされる項目は、以下の通りです。

  • 車種の需要
  • 年式、走行距離
  • 外装の状態
  • 内装の状態
  • エンジンや足回りの状態
  • 修復歴や事故歴の有無

なぜ洗車の有無は査定基準に含まれないのか、それは査定時の天候に左右されてしまうからです。

査定基準は、状況に関わらず正しく車の状態を評価するための指標になります。

洗車の有無が査定基準に含まれていると、雨の日に査定を受けると不利になることが出てきます。

また、洗車は手軽にできる作業なので、「クルマそのものの価値を明らかにする」査定基準にするほどでもないのです。

次に車査定基準についてより詳しくご紹介していきましょう。

査定基準となる7つの項目

車の査定とは、一言でいえば「買い取った後にどれほど再整備の必要があるのか」を確認する作業です。

買い取った車をそのまま買取店が所有するものではなく、再販して利益を出すわけなので「どこまで手を入れれば売れる車になるのか」が大事なのです。

つまり、簡単にできてしまう洗車は査定基準に含む必要がないのです。

車の査定基準で特に重要なのは下記6つの項目です。

  • 車種の需要
  • 年式、走行距離
  • 外装の状態
  • 内装の状態
  • エンジンや足回りの状態
  • 修復歴や事故歴の有無

車種の需要

査定で最も大切な項目が、車種の需要があるかどうかですが、これは市場の動向に大きく左右されます。

人気車種であれば査定額は高く、そうではない場合は安くなります。

軽自動車やミニバン、コンパクトカーは安定した人気のある車種として知られています。

最近ではSUVも人気が高く、こうしたジャンルの車は非常に高く売れます。中でも、各ジャンルの人気車種は車査定時も高く評価されるでしょう。

年式、走行距離

年式や走行距離も大事な項目で、「どの程度使用に伴う劣化をしているのか」を判断するための指標です。

年式は当然新しい方が高く評価されます。具体的には、新車登録から5年までは非常に高く買い取ってもらえるでしょう。

10年を超えると需要が下がり、買取価格も安くなります。

走行距離は10万キロを超えると、買取価格が下がると言われています。

一般的に年式と走行距離の関係は1年で1万キロ走行が普通とされているので、10年落ち/10万キロ走行が買取価格が大きく下がるラインといえます。

外装の状態

洗車が関係してくるのは、外装の状態評価です。外装に大きなキズや凹みがないかという点をチェックされます。

もちろん、何にもない状態が最も高く評価され、キズや凹みの数が多ければマイナスとなります。

内装の状態

人が乗る内装の状態評価は、車査定でとても重要なポイント。

買い取った車が高値で再販できるかどうかに大きく関わるからです。

車内の臭いはもちろん、シートにシミや汚れがあると大きなマイナス。

自身が中古車を買う立場になれば、内装が汚れていたり臭いのあるクルマは欲しいと思わないですよね。

車内でタバコを吸っていた「喫煙車」はマイナス査定となるので注意しましょう。

エンジンや足回りの状態

走行に関連する部品は、安全性や車としての品質に直結することから厳しくチェックされます。

具体的には、エンジンの調子が良いかどうかが重要です。

「エンジンをかけると異音がする」「アイドリングが不安定」という状態は、エンジン不調としてマイナス査定となります。

また、ふらつきなく走行できるかを見るため、足回りの部品も細かく確認されます。

これらの部品に重大な不具合が見つかれば、当然マイナス査定となります。

修復歴や事故歴の有無

修復歴というのは、事故などで車の骨格(フレーム)部品を修復した経緯のある車で、市場での価値は大きく下がります。

大きな事故を起こした場合、修理をしても車の骨格部分に影響が出るほどなので完全に直っていないことがあるのです。

そうしたケースでは、エンジンや足回りに不具合が生じてしまうのです。

修理の結果、完璧に直っていたとしても、修復歴がある場合はマイナス査定です。

以上が車査定の重要な評価項目ですが、車査定では30分〜1時間の間に、こうした内外装チェックを重点的に行います。

洗車の有無は上記項目には関係ないので、洗車をしたから査定額が上がるという情報は間違っています。

しかし一方で、洗車をしないと査定額が安くなる可能性があるのです。

査定前に洗車をするのは「マイナス査定を防ぐため」

ここまで読んでいただいた方は「プラス査定にならないなら、洗車をする意味はないじゃないか」と思うかもしれません。

しかし車査定前に洗車をするのは「マイナス査定を防ぐ」という意味があるのです。

特に下記の2つに影響するといえます。

  • 正確な車査定を受けるため
  • 査定員の心象を良くするため

この記事の本題である上記2つについて、詳しく解説しましょう。

(1)正確な査定を受けるため

車査定前の洗車が必要とされる一番の理由が「正確な査定を受けるため」です。

車査定では外装にキズや凹みがないか確認しますが、その時に、車が汚いとその実態を細かく見ることができません。

その場で査定員が洗車をするわけにもいかないので、「この汚れの下にキズや凹みがあるかもしれない」という前提で査定されます。

すると、本当は汚れているだけでも、傷や凹みがあるかもしれないと判断され、マイナス査定になる可能性があるのです。

こうした「かもしれない」によるマイナス査定は、洗車をすることで防げます。

もちろん、車を綺麗にしたことで判明したキズや凹みは、当然ながらマイナス査定となってしまいます。

しかし、汚れたまま車査定を受けるより正確な査定額が出るので、後からの減額などトラブルに発展する可能性は低くなります。

(2)査定員の心象を良くするため

当たり前ですが、査定員もひとりの人間。

査定基準では、査定員の心情までは考慮されていませんが、査定員としては当然綺麗な車の方が心象が良いです。

清潔な身なりのオーナーが綺麗な車を査定に出すと、それだけで「この車は大事にされていたようだ」と感じるもの。

逆に汚い車は「乗り方も雑かもしれない」という、余計な先入観を植え付ける可能性があります。

まとめると、車査定前に洗車をすることで査定員の心象も良くなります。

その上、外装の状態を正しく査定してもらえるため、余計な「かもしれない」を避けて正確な査定が受けられます。

これらの点から、車査定前の洗車はプラス査定を狙うより、マイナス査定を避けるための意味があるわけです。

次に、どの程度洗車をすればいいのかの目安をお話ししていきます。

洗車は汚れを落とす程度のものでOK

洗車は汚れを落とす程度のものでOK

洗車の目的は、あくまで正確な査定を受けるため。洗車をすることがプラス査定になるわけではないので、簡単なもので構いません。

具体的には、ボディ全体の汚れを落とす程度。車査定前に時間が取れない場合は、ガソリンスタンドの高速洗車でも良いでしょう。

手洗いの場合、以下の手順で洗車をするのがおすすめ。

  1. 水でボディのホコリや汚れを落とす
  2. 洗車用スポンジで軽く洗う

洗車の前には、ボディに付着したホコリや汚れを水で流し落としましょう。

ボディには細かなゴミなどが付着しており、そのまま洗車用スポンジで擦るとキズの原因になります。

次に、洗車用スポンジを使い、シャンプー洗車をします。洗車キズを防ぐために、必ず洗車用のスポンジを使用しましょう。

洗車用シャンプーを泡立ててから、スポンジで擦るのではなく、泡を使って洗うようにするのがよいでしょう。

最後は、水で洗い流して拭き上げれば完了。コーティングやワックスがけなどは必要ありません。

傷や凹みは修理しない方がお得

傷や凹みは修理しない方がお得

車に傷や凹みがあった場合、直してから売った方が高く売れるのかと気になりますよね。

しかし、実は傷や凹みは直さずに売った方がお得なのです。

理由は簡単で、マイナス査定の額よりも修理代の方が高くつくから。車査定の際、小さな傷や凹み程度であれば数万円の減額で済むでしょう。

しかし、修理に出すと10万円程度の修理代がかかるケースがほとんど。高額の修理代金をかけても、数万円の減額を避ける程度にしかならないのです。

それなら、直さずに売却した方がお得なのです。

買取業者は、ほとんどが自社工場を持っていますので、自社で格安修理ができる都合上、傷や凹み程度であれば大きな減額にはしません。

また外部に修理依頼しなくても自分で直せばいいのでは、という考えも危険です。

プロ以外が市販品などでキズ埋めや修理をすると逆に汚くなってしまい、大きな減額のポイントになってしまいます。

洗車よりも車内の清掃を徹底しよう

洗車は最低限で問題なく、傷や凹みは直さずに査定を受けるのが正解。

実はそれよりも、内装(車内)の清掃を徹底した方が、マイナス査定を回避して売却できます。

ここでは、その理由と車内清掃の具体的な方法を解説します。

車内清掃が必要な理由は「人が触れる・見る場所だから」

車査定では、洗車以上に内装の掃除が重要です。

理由は簡単で、車内は実際に人が触れる・見る場所だからです。車内が汚いと、大きなマイナス査定となる可能性があります。

査定員も、汚い車内を見た時に「大切にされている車」とは感じません。食べかすやゴミが散乱した車内を見れば「きっと雑に扱っているに違いない」と感じるでしょう。

また、実際に人が触れる場所なので、不潔な状態であればどうしても敬遠されます。できる範囲で綺麗にしておくことで、マイナス査定を防げるでしょう。

車内清掃の手順

車内清掃は、以下の手順で行うのがおすすめです。

  1. ゴミや不要物を片付ける
  2. フロアマットを外し、掃除機をかける
  3. シートや床に掃除機をかける
  4. 車内を拭き掃除する
  5. 消臭をする

1.ゴミや不要物を片付けておく

ゴミや不要物を片付けておく

車内にゴミや不要な物がある場合は全て片付けましょう。

車査定の際、車内には余計なものが一切ない状態がベストです。ぬいぐるみなども、全て一旦車外に出しておきましょう。

不要物も、査定員がむやみにどかすことができません。その結果、汚れが隠されているかもしれないという判断を下され、マイナス査定になる可能性があります。

2.フロアマットを取り外し掃除機をかける

車内では足元が一番汚れやすい箇所です。

フロアマットには土などが付着しているので、一度取り外して土や汚れを落としましょう。

フロアマットは水洗いせず、掃除機でゴミを吸う程度で問題ありません。

3.シートや床に掃除機をかける

シートの隙間のゴミや小石を取り除くため、掃除機をかけておきましょう。

シートや床に掃除機をかける

シートカバーが付いている場合は多少面倒でも取り外して掃除します。査定の際にも、シートカバーはそのまま外しておいて大丈夫です。

またひとつ前の項目でフロアマットを外した床面にも、ゴミや小石が落ちているはずなので、掃除機で綺麗にしてからフロアマットを戻します。

4.車内を拭き掃除する

車内の手が届く範囲内であれば、全て拭き掃除をしましょう。

車内を拭き掃除する

ベタつきがある場合、中性洗剤を染み込ませたタオルなどで拭き掃除をするのがおすすめ。その場合、必ず最後は水拭きを忘れないでください。

車内でタバコを吸っていた場合、ヤニ汚れが付着している可能性があります。

そういう時は、重曹を薄めた水をスプレー容器に移し、吹き付けながら掃除をすると汚れが落ちます。もともとスプレー式になっている重曹水も市販されていますね。

ただし、重曹水は変質・変色の元となるため革製品には使えません。吹き付ける場所はよく確認しましょう。

5.消臭をする

車内の臭いは、自分では慣れていて気づかなくても他人はすぐに気づくもの。

最後に市販の消臭スプレーをシートなどに吹き付けるなどして消臭をしましょう。除菌成分も含まれているので、車内の除菌も行えます。

晴れている日に、全ての窓を開けた状態で換気するのも効果的。換気と同時に、日光による消臭効果も期待できます。

車内清掃は、以上の方法で行えば問題ありません。

しかし、ペットを乗せていたり、車内で喫煙していた場合、車内清掃は特にしっかり行う必要があります。

ペットの毛は細かい隙間に入り込むため、隅々まで掃除機がけをした方が良いでしょう。

消臭も徹底的に行い、臭いをできる限り軽減させておくことをおすすめします。

キズや凹みは査定員とチェックすること

車内外の掃除をしたら、いよいよ査定を受ける段階です。

中古車という性質上、どうしても新車のように綺麗にすることはできません。多少のキズや凹み、汚れはそのままで査定を受けることになるでしょう。

大事なのは、キズや凹みは査定員と一緒にチェックすることです。

お互いがクルマの状態を把握しておくことで、後々のトラブルの可能性を低くすることができます。事故歴や修復歴も、知っている情報は全て話しておきましょう。

故意にマイナスとなる情報を隠していると、契約後に減額トラブルに巻き込まれる可能性があります。

悪質な場合、返金を求められるケースもあるので注意しましょう。

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

最後に記事のポイントをまとめておきましょう。洗車・車内清掃は自身でもすぐにできることですので、やっておいて損はありません。

ぜひマイナス査定を回避して、納得する金額で車売却するためにこの記事を役立ててください。

  • 洗車をしたからといって、車査定額は上がらない
  • 洗車をしないことで、正確な車査定が受けられずマイナス査定になることも
  • 洗車は、車の状態を正しく判断してもらうために必要
  • 車内の清掃に力を入れ、清潔感のある車にする
  • 査定員からしても綺麗な車であれば心象がいい
  • 修復歴や事故歴がある場合は、しっかり伝える
タイトルとURLをコピーしました