メガバンク・ネット銀行・地方銀行のカードローンについて
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ファイナンシャルプランナー
関西学院大学法学部法律学科卒。宅地建物取引士、管理業務主任者、2級FP技能士(AFP)、登録販売者など多岐にわたる資格を保有。数々の保有資格を活かしながら、有限会社アローフィールド代表取締役社長として学習塾、不動産業務を行う。

生活費が足りずに困っている人の中には、銀行カードローンの利用を考えている人もいるでしょう。
しかし、どの銀行もカードローンを取り扱っており、どれを選べば良いのか分かりづらいというのも事実。
今回は、どの銀行カードローンを選ぶか悩んでいる人に向けて、銀行ごとにカードローンの特徴を紹介します。
メガバンクのカードローンについて
いわゆるメガバンクと呼ばれる「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほ銀行」の3社は、カードローンと言われる金融商品を展開しています。
その特徴は、まず限度額が広く設定されているという点です。
どの銀行カードローンも500万円以上の限度額を設定しているのですが、その中でもみずほ銀行は限度額を最高800万円と高く設定しています
また金利が低いのも特徴の1つ。クレジットカードのキャッシングや消費者金融のカードローンの最大金利がおおよそ18.0%なのに対し、メガバンク系カードローンの最大金利は14.0~14.6%と低い水準にまとまっています。
また、メガバンクは全国各地に支店を持っていますので、支店の店舗内にある自行ATMであればカードローンの利用手数料を一切取られません。

みずほ銀行カードローン
みずほ銀行の口座を持っている人なら、申込の手続きがネット上で完結。お手元のキャッシュカードを使って、ATMからお金を借りることも可能です。
※お借入金利はご利用限度額によって異なります。金利は変動金利です(2022年2月24日現在)。
※みずほ銀行カードローンのご利用は計画的に
実質年率 | 審査時間 | 無利息期間 |
---|---|---|
2.0%~14.0% | 最短翌営業日以降 | - |
メガバンクは利便性では若干劣ることも...
最大限度額が高い、低金利といった点から支持を得るメガバンクですが、状況によっては利便性に劣ることもあります。
メガバンクの支店は、都道府県の県庁所在地にしかない場合も多いため、県庁所在地から遠い所に住んでいる人にとっては不便なのが特徴です。
特に地方在住の方にとっては、メガバンクのカードローンについては不便を感じる方は多いかもしれません。
ネット銀行のカードローンについて
ネット専業銀行は店舗やATMを持たないため、申し込みはネットを使います。
そのため、ネットが得意でない人は使いにくいかも知れません。また、実店舗を持っていないので、コンビニのATM・他社ATMを使うケースがほとんどです。
その際のATM手数料も意外と重くのしかかります。
金利のことを加味するともしかしたら、消費者金融のキャッシングの方がお得である場合もあります。

楽天銀行スーパーローン
楽天銀行口座をお持ちでない方もお申し込み可能!お手持ちの銀行口座を利用して、お借入れ・返済いただけます。また、ご契約後に発行されるカードを利用すれば、大手コンビニエンスストア設置のATMでもご利用いただけます。
実質年率 | 審査時間 | 無利息期間 |
---|---|---|
1.9%~14.5% | 数日 | - |
地方銀行のカードローンについて
給与振り込みや料金の自動引き落とし、マイカーローンや住宅ローンの融資など、私たちの生活に最も密接にかかわっているのが、地方銀行です。
そんな地方銀行でも、続々とカードローンについての金融商品の提供が行われていますが、地方銀行の特徴を活かしたサービスが行なわれています。
一部地方銀行のカードローンでは、当該銀行との取引内容に応じて金利が優遇されたり、ATMの利用手数料が無料になったりというサービスが提供されています。
特に、当該銀行で住宅ローンを利用している方は専用のカードローンがあったり、教育目的に利用目的を限定した教育ローンのカードローンタイプを提供していたりする銀行もあります。

横浜銀行 カードローン
24時間申し込みを受け付けており、来店不要。最短で営業日に利用ができます。横浜銀行のATM以外にも、コンビニエンスストアや駅のATMにも対応しています。申し込み前に、借りられるかどうかが簡易的に判断できる「お借り入れ3秒診断」があるのでお試しください。
実質年率 | 審査時間 | 無利息期間 |
---|---|---|
1.9%~14.6% | 最短翌営業日以降 | - |

千葉銀行 ちばぎんカードローン クイックパワー<アドバンス>
契約と同時に入金してもらえるサービスがあるので、スムーズなお借り入れが可能。5つの項目を入力するだけで、事前に借りられるかどうか簡易的に判断できる「10秒クイック診断」があります。
実質年率 | 審査時間 | 無利息期間 |
---|---|---|
1.7%~14.8% | 数日 | - |
利便性はいまいち
ただし地方銀行のカードローンは、審査に時間がかかる場合が多く、さらに申し込みも来店しなければならないところもあるなど、利便性についてはいまいちです。
メガバンクのカードローン・ネット専業銀行のカードローン、地方銀行でもカードローンを提供していますが、どれも一長一短といったところ。
いずれの消費者金融と比べれば、傾向として金利が低いと言えます。また、当該銀行の口座を使って借入や返済を行えば、利便性は飛躍的に向上します。
どの銀行も手続きが早いとは言えない
どの銀行も魅力的なサービスであると言えますが、申し込みから借り入れまでの時間が早いかと問われれば、そうとも言い切れません。
借り入れをするためには、銀行の審査に通過する必要がありますが、この審査に時間を取られてしまうと借り入れまでの時間が長引きます。
銀行ごとに審査時間は異なりますが、長い場合だと申し込みから借入までに2週間以上かかってしまう場合もあります。
そのため、今すぐ手元にお金を用意したいという方には、銀行カードローンは向いていない可能性があるのです。
急いでいる人は消費者金融にも着目
消費者金融とは、個人への融資を専門とした金融機関です。この消費者金融についても、銀行と同様にカードローンを提供しています。
消費者金融は審査が早く、申し込みをした当日にお金を借りる「即日融資」を受けることも可能です。審査時間は最短30分とスピーディーです。
大手の消費者金融は利便性が高い
消費者金融で借入を検討する場合は、大手に着目してみるのが良いでしょう。大手の消費者金融は、インターネットで申し込みができて来店も不要です。
専門のATMも全国に多く設置してあり、もちろんコンビニエンスストアのATMとも提携しています。借入専用のカードがあれば、ほぼ24時間借入ができるので利便性が高いのです。
大手消費者金融カードローンのここが良い!
- 申し込んだその日に借りられるスピーディーさ!
- 少額で短期の借り入れにおすすめな無利息サービス!
- インターネット上で完結できる商品もある!
消費者金融にはデメリットも
融資までの時間では銀行系カードローンに大きく勝る消費者金融ですが、デメリットも存在します。特に、銀行系カードローンと比較しして金利が割高になっているのは大きなデメリットでしょう。
メガバンク、ネット銀行、地方銀行などの最大金利が13~15.0%にとどまっているのに対して、消費者金融では最大18.0%と高めに設定されています。
約3.0%ほどの違いといえど利用者にとっては金利の高さは気になるところですが、大手消費者金融では利息が0円になる「無利息期間」というものがあります。
この期間内に返済することができれば、場合によっては銀行系カードローンよりもお得に利用することができるようになっています。
この無利息期間は大手である以下の3社で利用することができます。
1.プロミス

プロミスは「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社」が運営する大手消費者金融です。テレビCMをやっているほど有名なので、知らない人の方が少ないのではないでしょうか。
できるだけ利息の負担を抑えたい人や、無人契約機を利用せずスマホアプリを使って融資を受けたい人におすすめできます。
2.アイフル

同じく大手消費者金融のアイフルも、融資までのスピードではプロミスに負けていません。女性専用フリーダイヤルが用意されている等、女性が安心して利用できるように配慮されているのも特徴です。
まとめ
カードローンについて、メガバンク、ネット銀行、地方銀行の各社を紹介してきました。
各社のとも特徴が異なっており、メリット・デメリットがあります。
まずは、各社の特徴を把握して自分にあった商品を選びましょう。
多く借りたいのであればメガバンク、利息をあまり支払いたくないのであればネット専業銀行、地方銀行と多く取引をしている場合には地方銀行といった使い分けがおすすめです。
また、消費者金融のカードローンについても検討してください。
消費者金融であれば、銀行と比較して借り入れまでのスピードが早い傾向にあるので、急ぎの方はこちらを利用しましょう。

自分にあった商品を選ぶことが重要
各社が提供するカードローンには、金利が低い、限度額が高い、即日融資を受けられる、利便性が高いなど、様々な特徴があります。「CMでよく見かけるカードローンにしておけば間違いない」といったように、安易に決めるのではなく、急いでお金を借りる必要がある、少しでも支払う利息を抑えたいなど、自分にあった商品を選びましょう。

申込み前には各カードローンの特徴を比較
今では、あらゆる金融機関からさまざまな特徴を備えたカードローンが提供されています。皆さんが利用するときには、「何が一番重要なのか。例えば金利なのか、返済や融資プロセスの利便性や手軽さなのか、融資限度額なのか」など譲れない優先順位を見極めて、そのポイントに強みをもったカードを選択するのが得策です。
ファイナンシャルプランナー|矢野翔一
急いでお金を借りたい人には不向き
すでにカードローンの申し込みが完了していれば問題ありませんが、これから申し込もうとしている場合には店舗に行く手間や審査の時間がかかるということを理解した上で申し込む必要があります。メガバンクやネット銀行、地方銀行のカードローンは金利が低い、限度額が高いというメリットがありますが、急いでお金を借りる必要がある人には、不向きなので注意が必要です。