ライトシェアデュエットは、世界的に使用されている医療レーザー脱毛機です。オリジナルの吸引システムにより、肌への負担や痛みを抑えつつ、毛を狙い打ちできるようになりました。
この記事では、ライトシェアデュエットの脱毛効果や痛みについて説明するとともに、VIO脱毛や顔脱毛に向いているか、どんな人におすすめの脱毛機なのかについて説明していきます。
ライトシェアデュエットを採用している医療脱毛クリニックも紹介しているので参考にしてください。
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画像引用:日本ルミナス公式サイト
ライトシェアデュエットはアメリカのルミナス社が開発した医療レーザー脱毛機です。
ダイオードレーザーを使用した脱毛機で、メラニン(黒い色)に反応して毛根を壊す脱毛方式を採用しています。
肌を吸い上げて照射するため、ターゲットとなる毛を狙ってレーザーを照射することが可能です。低出力のレーザーなので、痛みや肌への刺激も抑えられます。
ライトシェアデュエットのポイントはこちら。
ライトシェアデュエットは、肌を吸い上げてレーザーを照射することにより、脱毛時の痛みを抑えられます。
肌を引き寄せると照射面とターゲットの距離が近くなり狙った毛にレーザーを集中して当てられるので、使用するレーザーは弱い出力で済み、脱毛時の肌への負担や痛みが減らせます。
この吸引システムは大きなハンドピース(HS)に搭載されている、ライトシェアデュエット独自のシステムです。
細かい部位の脱毛に使われる小さなハンドピース(ET)に吸引システムはありませんが、かわりに冷却システムがあります。
脱毛ではレーザーの熱を毛に伝えて毛根を壊しますが、熱によって痛みが出る場合があります。
小さいハンドピースの冷却システムは照射とともに肌を冷やせるので、レーザーの熱による痛みを抑えて照射が可能です。
肌を吸い上げ、皮膚を伸ばして照射することで、毛根を狙ってレーザーを当てやすい点がライトシェアデュエットの大きな特徴です。毛根と照射面の距離が近くなったことでレーザーのエネルギーが届きやすくなり、脱毛効果もUPしました。
ライトシェアデュエットの使用しているダイオードレーザーの波長が日本人女性の肌に合っているという点も、脱毛効果に貢献しています。
ライトシェアデュエットの四角い照射面は、照射漏れの予防に一役買っています。従来型の丸い照射面では円と円のすきまができて照射漏れの原因となっていましたが、四角い照射面によりすきまなくレーザーを当てられるようになり、照射漏れを防げるようになりました。
編集部
肌を吸引することで肌の深い場所に生えている毛も脱毛しやすくなる!
ライトシェアデュエットには照射面が22×35mmの大口径のハンドピースが備わっています。一度の照射で広範囲にレーザーを当てられるので、背中やお腹などの大きい部位も短時間で脱毛をおこなえます。
大きなハンドピースによる脱毛では、照射時間が短いことに加え、冷却ジェルを使わなくてよいことも時短につながっています。ジェルを塗る時間やジェルを拭き取る時間を削減できるので、施術時間が短くなりました。
ライトシェアデュエットの脱毛の仕組みや、VIO脱毛・顔脱毛への適性について解説します。
ライトシェアデュエットのスペックや照射部分に使用するハンドピースの種類についてもまとめているので参考にしてください。
ライトシェアデュエットの脱毛は、ダイオードレーザーを使った熱破壊式の脱毛です。レーザーの光を毛の黒い色素であるメラニンに反応させ、毛根や根元にある毛乳頭を熱によって壊すことで脱毛します。
これは従来から使われている方法で、1ショットずつ照射することからショット式や単発照射式とも呼ばれます。
ライトシェアデュエットのスペックをチェックしていきましょう。
レーザーの種類 | ダイオードレーザー 波長800~810nm (熱破壊式) |
---|---|
出力 | 2300W 100J/cm2 |
ハンドピース | 2種類 HSハンドピース ・22×35mm 吸引システム搭載 ETハンドピース ・9×9mm 冷却システム搭載 |
太い毛・濃い毛 | 〇 ヤグレーザー使用機種ほどではないが、太く濃い毛にも効果を発揮 |
産毛・細い毛 | 〇 蓄熱式脱毛ほどではないが、産毛や細い毛にも対応 |
肌質 | 色黒肌・日焼け肌は照射を避ける |
痛み | 吸引・冷却システムで痛みを軽減 |
開発会社 | ルミナス社 (アメリカ) |
許認可 | アメリカFDA認可 |
ライトシェアデュエットはアメリカのルミナス社が開発した医療レーザー脱毛機です。
前身にあたるライトシェアは、日本の厚生労働省にあたる、米国FDA(米国食品医薬品局)に“永久脱毛が行える”※とはじめて認可を受けた実績があります。
永久脱毛は米国電気脱毛協会や食品医薬品局(FDA)によって定義付けられています。
永久脱毛=永久に毛が生えてこない、という脱毛方法を指すわけではありません。
ライトシェアデュエットには照射面の広さや機能が異なる2つのハンドピースがあります。
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HSハンドピース 画像引用:日本ルミナス公式サイト
HSハンドピースは照射面が広いハンドピースで、吸引システムが搭載されており、主に背中やお腹、太ももなどの広範囲な部位の脱毛に使用します。うまく肌を吸い上げるために、多くは体のフラットな部位で使われています。
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ETハンドピース 画像引用:日本ルミナス公式サイト
ETハンドピースは照射面がスポット型のハンドピースで、吸引システムはありません。
小さな照射面は細かな部位の照射に適していて、顔や指など狭い部位を丁寧に照射します。冷却システムが搭載されており、照射と同時に肌表面を冷やします。
編集部
部位に合わせてハンドピースを使い分けることで、効率よく照射できます。
ライトシェアデュエットは産毛と剛毛のどちらにも対応することが可能です。
照射面積の小さいハンドピースによって細かい凹凸のある部位を丁寧に脱毛することが可能なため、顔脱毛に向いています。
毛の黒い色素に反応するという特性上、VIOやワキに生えているような濃く太い毛にも対応することが可能です。
ライトシェアデュエットで脱毛するメリットとデメリットを以下に挙げてみました。
特徴的な吸引システムにより、痛みをやわらげつつ脱毛効果も得られるのがライトシェアデュエットのメリットです。肌への負担を抑えて毛根にレーザーを照射することが可能です。
照射面の広いハンドピースを使うと、一気に広い範囲を照射できます。照射のスピードが速く、脱毛の所要時間も短くなりました。また、四角い照射面により照射漏れも抑えられます。
ライトシェアデュエットは毛の黒い色素(メラニン)にレーザーを反応させるという原理を使った脱毛機ですが、毛の濃さに合わせて出力を調整できるので、ある程度の産毛にも対応しています。とはいえ、極端に色の薄い毛や金髪はあまり得意とはいえません。
ライトシェアデュエットはメラニンに反応する仕組みの脱毛機であるため、肌の色が黒い場合は脱毛できない場合があります。日焼けした肌、褐色の肌、ほくろや濃いしみなどの部位は脱毛を断られることが多くなります。
稀に照射後に細い毛が太くなってしまう硬毛化が起こることがありますが、硬毛化は継続して脱毛することで改善するとされているので、万一硬毛化になってしまったと感じた場合はクリニックに相談してください。
世界的に使用されているライトシェアデュエットと、日本で広く使われているメディオスターNextPro(以下、メディオスター)を比較し、どのような違いがあるのかを解説します。
自分にはどちらの脱毛機が合っているかチェックしてみて下さい。
ライトシェア | メディオスター | |
---|---|---|
波長 | 1波長805nm ダイオードレーザー(熱破壊式) |
2波長808nm&940nm ダイオードレーザー(蓄熱式・熱破壊式) |
濃い毛 | 〇対応可能 | 〇対応可能 |
産毛 | 〇対応可能 | ◎得意 |
細かな部位 | ◎とても得意 最小0.81cm2(ET) |
〇得意 最小1.4cm2 |
冷却システム | あり コンタクトクーリング(5℃) |
あり 360度全方向型冷却システム |
ライトシェアデュエットとメディオスターでは脱毛方式が異なります。
ライトシェアデュエットは毛の黒い色素にレーザーが反応するタイプの熱破壊式、メディオスターは毛の生える仕組みにアプローチする蓄熱式です。
ライトシェとメディオスターで脱毛方式は異なりますが、いずれの脱毛機も産毛・濃い毛で特に苦手な毛質というのはあまりなく、様々な部位の毛に対して照射することができます。
ただし極端に色素の薄い金髪や白髪の場合は、熱破壊式のライトシェアでは対応できない可能性がありますが、メディオスターは対応可能です。
ライトシェアとメディオスターはいずれもハンドピースや先端チップを交換することができ、照射面の小さいものに取り換えることで顔の凹凸のある細かい部分を丁寧に脱毛していくことが可能です。
特にライトシェアデュエットは1cm2未満の小さな照射面のハンドピースがあるため、鼻の周りや口周りといった顔の立体的な部位の脱毛が得意です。
ライトシェアとメディオスターはいずれも皮膚冷却システムが搭載されています。
どちらも肌を冷やしながら照射することができ、レーザーの熱による痛みを軽減しながら脱毛することができます。
ここまで解説したライトシェアデュエットの特性をふまえて、ライトシェアデュエットでの脱毛がおすすめな人を解説します。
ライトシェアデュエットは色素の薄い産毛と濃く太い毛のどちらにも対応することが可能です。
顔や背中、ワキやVIOなど様々な部位の脱毛を行うことができます。
ライトシェアデュエットは照射面が四角く、肌に当てた際に照射漏れが起きにくくなっています。
脱毛後に照射漏れによって毛が残るのを極力防ぎたいという人におすすめです。
ライトシェアデュエットのHSというハンドピースなら、四角く広い照射面によって短時間で広範囲の照射を行うことができます。
なるべくスピーディーに施術を終わらせたいという人に向いている脱毛機です。
ライトシェアデュエットのETというハンドピースは照射面が小さいため、顔のパーツの細かな凹凸に合わせて照射することができます。
小鼻の横や口の周りといった、照射面の大きい脱毛機では対応するのが難しい部位も丁寧に照射することが可能です。
ライトシェアデュエットを採用している主な医療脱毛クリニックです。
クリニック | 取り扱いのある脱毛機 | 代表的なプラン (税込) |
---|---|---|
アリシアクリニック | ・ライトシェアデュエット ・ソプラノチタニウム ・スプレンダーX |
全身脱毛5回 (全身+VIO) 70,400円 |
ドクター松井クリニック | ・ライトシェアデュエット | 全身脱毛5回 (顔・VIO除く) 191,800円 |
クレアクリニック | ・ライトシェアデュエット | 全身脱毛5回 (顔、VIO除く) 173,400円 |
トイトイトイクリニック | ・ライトシェアデュエット | 全身脱毛5回 (顔・VIO除く) 59,800円 |
医療脱毛の料金や選び方はこちらで紹介しています
ライトシェアデュエットはアリシアクリニックで導入されている脱毛機です。
アリシアクリニックでは、さまざまな部位や体質、毛質に対応するためにライトシェアデュエットを含む3種類の脱毛機を用意しています。
ライトシェアデュエットを指定して脱毛することはできませんが、肌質や毛質を見たうえで医師が脱毛機を選んでくれます。