中学生や高校生になってくると自分の容姿が気になるようになり、早くて小学生からワキ毛やすね毛など、毛が濃いことにコンプレックスを感じているお子さんがいることも少なくありません。
体の成長に伴い毛が濃くなっていくことはホルモンの関係上自然なことですが、思春期では特に大きな悩みの種になることもあります。
一方で子どもの脱毛といっても何歳から行って良いのか、どんなリスクがあるのかは知っておきたいですよね。
この記事では、何歳から医療脱毛が行えるのかを解説し、未成年が脱毛を行う場合のデメリット・メリットを紹介していきます。
後半には小学生・中学生・高校生でも医療脱毛が行えるクリニックも紹介しているので参考にしてください。
医療脱毛が始められる年齢には法律上の決まりはありませんが、基本的には医療脱毛クリニックが定めた年齢から脱毛を始められます。
クリニックによって脱毛が始められる年齢の規定は様々です。
中には年齢制限のないクリニックもありますが、年齢制限のあるクリニックではホルモンバランスが落ち着き始める12歳〜14歳以上(中学生以上)を推奨しているところが多い傾向にあります。
ここでは小学生・中学生・高校生の未成年が医療脱毛を始める場合、どのようなデメリットがあるのか解説していきます。
小学校高学年~中学生にかけて第二次性徴期と呼ばれる時期に入り、体の成長に必要なホルモンの分泌が始まります。
ホルモンの分泌が活発になることでワキ毛やスネ毛、VIOなどに太く濃い毛が自然と生えてきます。第二次性徴期は10歳前後から始まり、毛が生え揃ったりホルモンバランスが安定し始めたりするまでには5年程かかります。
そのため、この時期に脱毛を始めてもホルモンの影響で新たに毛が生えてくる可能性があることは理解しておきましょう。
子どもの体毛は、毛周期と呼ばれる毛の生まれ変わるサイクルも不安定になっています。
医療脱毛は毛周期に合わせてレーザーを照射することで永久脱毛を行います。
毛周期は「成長期」→「退行期」→「休止期」の順で毛が生え変わったり抜け落ちたりを繰り返しており、医療レーザー脱毛が反応するのは「成長期」にあたる毛のみです。
そのため毛周期が不安定な子どもの場合、成長期を迎えている毛が充分でなく、照射を行っても脱毛効果を実感できない場合があります。
子どもの肌は大人よりも肌への刺激に敏感です。
肌の状態によっては脱毛することによって、炎症や毛嚢炎などの副作用が起こる場合があります。
医療脱毛では日焼けした肌には施術が行えない場合が多くあります。これは黒いメラニン色素に反応する医療レーザーが肌に反応して火傷を伴うリスクがあるためです。
子どもは課外活動や部活、クラブ活動など日焼けをする機会が多いので、脱毛期間中は日焼け止めクリームを塗るなど日焼け対策を心がけましょう。
医療脱毛は少なからず痛みが伴います。大人が耐えられても、小学生や中学生が耐えられるとは限りません。
クリニックでは麻酔クリームを用意しているところもありますが、子どもの肌は大人よりも敏感なため、肌荒れのリスクを考慮して使用できない場合もあります。
テスト照射を行っているクリニックであれば、事前に医療脱毛の痛みの度合いを確かめることができます。痛みが気になる場合は脱毛を始める前に試してみるとよいでしょう。
脱毛するメリットは毛の悩みから解放されることで、学校で毛を気にすることなく振舞えるので学校生活のストレスも少なくなります。
学生の間に脱毛を始めるメリットには、学割があるクリニックの場合、割引が適用されるため通常料金よりもリーズナブルな価格で脱毛が始められます。
学生であれば学校帰りなど平日にも通えるため、予約が集中する土日祝日を避けられる分、予約が取りやすいメリットがあります。
小学生 | 中学生 | 高学生 |
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フレイアクリニックには小学校4年生~6年生に向けたジュニア脱毛コースと中学生・高校生向けのコースがあります。
ジュニア脱毛コースでは腕・足・脇コースのみで5回と8回から選べます。
中学生・高校生向けのコースは通常料金よりも最大60,000円の割引価格で脱毛が行えます。対象コースは「全身脱毛・VIO脱毛・顔脱毛・セレクト脱毛」です。ペア割や乗り換え割といった他の割引キャンペーンも併用可能です。
ワキ脱毛やひざ下のみなどの部分脱毛を行う場合は通常料金になります。
通える年齢 | 10歳以上(小学校4年生から可 |
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通う条件 | 初回カウンセリングは親権者の同席必須 契約時は親権者が記入した同意書が必要 |
学割の利用 | 対象コースが最大60,000円割引になる 学生向けプランあり |
ジュニア脱毛 小学4年生~6年生が対象 |
99,000円(税込) / 5回 |
全身脱毛(顔・VIOなし) | 188,000円(税込) / 5回 |
VIO脱毛 | 89,000円(税込) / 5回 |
顔脱毛 | 89,000円円(税込) / 5回 |
小学生 | 中学生 | 高学生 |
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リゼクリニックは14歳以上の中学生から脱毛が行えます。
学生向けのプランと通常プランがあり、学生向けのプランではワキ脱毛・手足脱毛・VIO脱毛の3つのプランから選べます。ワキ脱毛5回が500円(税込)と学生さんに優しい価格設定が特徴のプランになります。
通常プランであれば10%OFFの学割が利用でき、ペア割の10%OFFとも併用が可能です。その他のりかえ割も用意しています。
通える年齢 | 14歳以上(中学生から) |
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通う条件 | カウンセリング・契約時に親権者の同席が必須 ※女性専門院の場合、女性親権者の同席が必要 |
学割の利用 | 10%OFF ※全身脱毛には使用不可 |
ワキ脱毛 | 500円(税込) / 5回 |
手足脱毛 | 49,800円(税込) / 5回 |
VIO脱毛 | 29,800円(税込) / 5回 |
全身+VIO+顔脱毛 | 198,000円(税込) / 5回 |
小学生 | 中学生 | 高学生 |
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レジーナクリニックは12歳以上の中学生から脱毛が行えます。小学生の施術には対応していません。
全身脱毛のほかにワキ脱毛やひじ下・ひざ下脱毛など部分脱毛が行えます。
学割はありませんが、2名以上でカウンセリングをし同時に契約することで割引が適用されるペア割があります。
通える年齢 | 12歳以上(中学生から可) |
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通う条件 | 初回カウンセリング・契約時は親権者の同伴必須 |
学割の利用 | なし |
ワキ脱毛 | 34,900円(税込) / 5回 |
腕脱毛 | 79,790円(税込) / 5回 |
足脱毛 | 90,020円(税込) / 5回 |
全身脱毛(顔・VIOなし) | 205,000円(税込) / 5回 |
小学生 | 中学生 | 高学生 |
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エミナルクリニックは15歳以上の中学生から脱毛が行えます。小学生の脱毛は行えません。
全身脱毛プランがメインの医療脱毛クリニックで、全身に顔やVIOを組み合わせた4つの全身脱毛プランを用意しています。
エミナルクリニックの学割について詳しくはカウンセリングにて確認できます。その他に紹介割りやペア割、乗り換え割があり、一部併用可能です。
通える年齢 | 15歳以上(中学生から可) |
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通う条件 | カウンセリングと契約時に親権者の同席、もしくは同意書が必須 |
学割の利用 | ※カウンセリングにて確認できます。 |
全身脱毛 (顔・VIO除く) | 68,000円(税込) / 5回 |
全身脱毛+VIO | 68,000円(税込) / 5回 |
全身脱毛+顔 | 129,000円(税込) / 5回 |
全身脱毛+VIO+顔 | 129,000円(税込) / 5回 |
小学生 | 中学生 | 高学生 |
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じぶんクリニックは12歳以上の中学生から脱毛が行えます。
じぶんクリニックには2つの全身脱毛プランがあり、VIO含む全身脱毛と顔とVIO含む全身脱毛が行えます。
学割はありませんが、中高生向けの学生プランがあり、通常料金よりも割安な価格で全身脱毛を始められます。
割引キャンペーンはほかにも紹介キャンペーンとペア割があります。併用はできません。
通える年齢 | 12歳以上(中学生から可) |
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通う条件 | カウンセリング・契約時は年齢が確認できるものの提示 親権者の同伴が必須 16歳未満は施術時間が20時以降になる予約は不可 会員サイト・会員アプリは利用不可 |
学割の利用 | なし ※学生向けプランあり |
全身脱毛+VIO | 119,456円(税込) / 6回 |
全身脱毛+VIO+顔 | 209,856円(税込) / 6回 |
学割は学生を対象にした割引キャンペーンのことです。
学割は学生証や在学証証明書といった学生と証明できるものを提示することで適用されます。
学割が適用されると通常の脱毛料金から割引されて、リーズナブルな価格で医療脱毛を始めることができます。
クリニックによっては学割が適用できるプランが限定されていることもあるので、自分の脱毛したい部位が学割の対象になっているのかも確認しておきましょう。
学割がある医療脱毛クリニックを以下にまとめました。
クリニック | 利用条件 |
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フレイアクリニック | 学生証の提示で中高生は最大60,000円割引 |
リゼクリニック | 学生証の提示で10%OFF |
リアラクリニック | 学生証の提示で最大15,000円割引 |
グロウクリニック | 学生証の提示で最大90,000円割引 |
カレイドクリニック | 学生証の提示で最大10,000円割引 |
思春期にあたる10歳前後は第二次性徴期が始まりホルモンの関係によって毛が濃くなり始める時期です。
お子さんによっては悩みのひとつになり、脱毛したいと思うことも少なくありません。
ただし、この時期に医療脱毛を行ってもホルモン分泌によって新たに毛が生えてくる可能性があることは考慮しておきましょう。
第二次性徴期を終え、ホルモンバランスが安定しだした時期に脱毛を始めることもできます。
子どもの脱毛のメリットやデメリットを踏まえた上で始める時期を検討することをおすすめします。
また医療脱毛は法律上の年齢制限がなく何歳からでも始めることができますがクリニックによって脱毛が行える年齢に制限を設けているため、脱毛を始める前に確認しておきましょう。
基本的に大人も子どもも事前の準備は変わりません。医療レーザーの照射時の痛みや肌荒れを予防するためにも、日頃から肌の保湿とUVケアを行っておきましょう。
日焼けした肌には火傷や炎症のリスクがあるため、施術が行えません。
また施術前にはシェーバーで脱毛部位の剃毛が必要です。背中や剃りにくい箇所などは保護者が手伝うなどして肌を痛めないよう心がけてください。
皮膚の下に埋もれている毛は埋投毛とも呼ばれます。肌の表面に出てくるはずの毛が皮膚の下で成長を続けてしまっている状態です。
医療レーザー脱毛は黒いメラニン色素に反応して熱を発し発毛組織を破壊するため、皮膚の下にある埋もれた毛にもアプローチしてくれます。施術後は肌のターンオーバーによって、毛が自然に抜け落ちていきます。
なお、埋投毛になる要因は自己処理が大きく、カミソリやピンセットなどで肌や毛穴を傷つけることで起こります。
そのため毛の手入れは肌に優しい電気シェーバーを使用することをおすすめします。手入れ後は保湿ローションやクリームなどで保湿ケアを心がけておきましょう。