医療脱毛の痛みについて解説します。医療脱毛の経験者に対しておこなったアンケートから、医療脱毛はどのくらい痛いのか、また痛かった部位などを分析しています。
脱毛機ごとの痛みの傾向や、脱毛回数と痛みの関係についてもまとめているので参考にして下さい。
痛みの感じ方は個人差があるため、一概に医療脱毛が誰でも必ず痛いと断言することはできませんが、一般的に医療脱毛クリニックでおこなう永久脱毛は痛みが出やすいとされています。
医療脱毛が痛いと言われる理由としては以下の点が挙げられます。
医療脱毛で痛みが出る大きな理由としては、使用する脱毛機によるレーザーの刺激があげられます。
医療脱毛ではレーザーを肌に照射し、永久脱毛をおこなうことができますが、照射の際に熱や刺激が生じてしまうため痛みが発生します。
なお、脱毛機の種類によっては痛みの出にくい脱毛方式であったり、冷却装置搭載で痛みを軽減しながら照射がおこなえたりするなどの違いがあるため痛みもことなります。
さらに身体の部位によっては皮膚が薄く、照射時の痛みを敏感に感じてしまう場合があります。逆に言えば部位によっては医療脱毛でも痛みが少ない場合があります。
また太く濃い毛は照射時の痛みが出やすいため、太い毛が密集して生えているVIOやワキなどは痛みが出やすいと言われています。
医療脱毛の痛みを軽減する方法を解説します。
痛み軽減のためにクリニックで行えることや、自分で工夫できることもあるため、少しでも痛みを減らしたいと考えている人は参考にしてください。
医療脱毛の痛み対策はこちらです。
クリニックでは痛みが心配な人に向けて麻酔を用意している場合が多いです。
永久脱毛をするために医療脱毛クリニックに通い始めたけれど痛すぎて脱毛がおこなえないという人は、脱毛に通っている途中でもスタッフに相談することで麻酔を使用できます。
麻酔の種類は主に2種類で、皮膚に塗るタイプの麻酔クリームと、吸入器で吸うタイプの笑気ガス麻酔があります。
無料の場合と有料の場合があり、有料の場合は1回2,000円~3,000円程度です。
クリニックごとの麻酔の料金については「医療脱毛の麻酔の種類・効果・料金を解説!アンケート結果から判明したことは?」で詳しく紹介しているのでチェックしてみて下さい。医療脱毛で使用されている脱毛機は種類がクリニックごとにことなり、痛みにも違いがあります。
脱毛機の種類を確認し、痛みが少ない脱毛機を使用しているかどうかでクリニックを決めるのも、痛みを軽減するための1つの方法です。
肌が乾燥していると、脱毛時に痛みを感じやすくなる場合があります。
普段から肌の保湿を行っておくことで、照射時の痛みの軽減が期待できます。
体調不良の時に脱毛をおこなうと、痛みを敏感に感じやすくなる場合があります。
体調があまりよくない時には脱毛を避け、体調のいい日に改めて脱毛するように工夫することで痛みの負担を減らすことができます。
医療脱毛で使用する脱毛機のレーザーの痛みについて解説します。
クリニックで照射する医療レーザーは主にダイオードレーザー、アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザー(YAGレーザー)の3つです。
レーザーによって痛みの強さはことなっており、脱毛機ごとに照射できるレーザーが決まっています。
レーザーの名称と痛みの強さ | 照射できる脱毛機 |
---|---|
ダイオードレーザー 痛みの強さ:◎弱い |
・ソプラノアイス・プラチナム ・メディオスターNeXTPRO ・ライトシェアデュエット ・ソプラノチタニウム ・アリー |
アレキサンドライトレーザー 痛みの強さ:〇やや弱い |
・ジェントルレーズプロ ・ソプラノチタニウム ・スプレンダーX |
YAGレーザー 痛みの強さ:✖強い |
・ジェントルYAG ・ソプラノチタニウム ・スプレンダーX |
医療脱毛の際に照射するレーザーで痛みが少ないと言われているのはダイオードレーザーで、YAGレーザーは痛みが強く出やすいとされています。
脱毛機によって痛みのことなる複数のレーザーを照射できる場合もあります。
痛みが心配な人は、脱毛機を基準に脱毛するクリニックを考えるのも1つの手です。
レーザーごとの特徴や照射できる脱毛機について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
医療脱毛で最も痛い部位は全身の中でどこなのか、クリニックでの全身脱毛(顔、VIO含む)を経験した女性100人にアンケートを取りました。その結果がこちら!
最も多かった回答はVIOで72%、次いで多かったのがワキで12%、続いて顔で7%という結果になりました。
VIOが最も痛かったと回答した人は全体の7割強と大半を占めており、全身の中でもとりわけ痛みを感じている人が多いことがわかります。
その他の部位についてはワキ、顔が一番痛いと回答した人もいましたが、割合は1割前後と少数にとどまりました。
永久脱毛をするために医療脱毛クリニックに通った経験がある女性を対象に、部位ごとで痛みがどの程度あったか、「まったく痛くない」「どちらかというと痛くない」「どちらかというと痛い」「すごく痛い」の4段階からあてはまるものを選んでもらいました。
VIOの医療脱毛の痛みの強さについてのアンケート結果はこちらです。
VIO脱毛の痛みの強さで最も多かった回答は、「すごく痛い」で50%、次いで「どちらかというと痛い」で36%、という結果になりました。
半数の人がVIOの医療脱毛を「すごく痛い」と回答しており、「どちらかというと痛い」と合わせると痛みを感じた人が9割近くを占めています。
「最も痛い部位」についてのアンケートでも回答が集中したVIOは、粘膜部分もあり太く濃い毛が密集しているため、痛みがかなり強いことがうかがえます。
クリニックでおこなうワキ脱毛の痛みについてのアンケート結果はこちらです。
ワキ脱毛の回答で最も多かったのは「どちらかというと痛い」で59%、次いで「すごく痛い」と「どちらかというと痛くない」が同率で17%という結果になりました。
「どちらかというと痛い」が6割を占めていることから、多くの人が痛みを感じてはいるものの、「痛過ぎる」「最も痛いレベル」とは思っていないことがわかります。
ワキは太く濃い毛が生えるため痛みを実感しやすいですが、「すごく痛い」と「どちらかというと痛くない」が同率だったことから、人によって感じ方に違いが出る部位だと言えます。
顔脱毛の痛みの強さについてのアンケート結果はこちらです。
回答で最も多かったのは、「どちらかというと痛い」で46%、次いで「どちらかというと痛くない」で32%という結果になりました。
顔は皮膚が薄く粘膜もあるため痛みはあるけれど、痛みの程度としては最も強いわけではないと感じた人が多いようです。
「どちらかというと痛い」「すごく痛い」の合計が58%、「どちらかというと痛くない」「まったく痛くない」の合計が42%と、痛みを感じた人と痛みをあまり感じなかった人の割合は半々に近いです。
顔は人によって痛みの感じ方が分かれる部位だと言えます。
医療脱毛では回数を重ねるほどに毛質が変わっていき、毛が細くなっていくため、レーザー照射時の痛みも少なくなっていきます。
ここでは医療脱毛の経験者に、「何回目まで痛みを強く感じたか」を質問し、脱毛の痛みが軽減するタイミングを分析しました。
VIOの医療脱毛で痛みを強く感じたのは何回目までか、脱毛経験者に聞きました。
クリニックのVIO脱毛で用意されている回数としては5回や6回プランが標準となっています。
そんな中、「VIO脱毛で強い痛みを何回目まで感じたか」という質問への回答で1回目のみと回答した人は10%、2回目までと回答した人が10%、3回目までと回答した人が18%という結果になりました。
最初から強い痛みがなかった人も含めると、強い痛みが3回目まででおさまった人が54%と全体の約半数を占めています。
なお、6回目以降も強い痛みを感じたと回答した人は20%と、5人に1人はいるため、人によってはプランに通っている間はずっと強い痛みを感じるケースもあると考えられます。
ワキ脱毛で何回目まで痛みを強く感じたか、脱毛経験者に聞きました。
ワキの医療脱毛時に強い痛みを感じた回数は、1回目のみという人が6%、2回目までの人が22%、3回目までの人が36%という結果になりました。
クリニックのワキ脱毛プランでは5回プランが用意されていることが多いですが、強い痛みが3回目までだったという人の割合は64%と過半数を占め、全体の6割の人がプランの4回目以降は痛みの軽減を感じていることが伺えます。
顔脱毛で痛みを強く感じたのは何回目までか、脱毛経験者に聞きました。
顔脱毛の痛みについては、最初から強い痛みを感じなかった人が30%と一定数いることがわかります。
また1回目のみ強い痛みを感じた人と、2回目、3回目まで強い痛みを感じた人の合計は4割以上となっており、顔脱毛では数回通った段階で痛みが軽減し始めると考えらえます。
編集部Yuko
VIOは皮膚が薄く、回数を重ねても痛みを強く感じ続けた人が多いみたい!ほかの部位は強い痛みが出ても3回目程度までと感じている人が多いよ!
クリニックは脱毛時の痛みを軽減するために麻酔を用意しているところがほとんどです。
そこで、医療脱毛の際に実際に麻酔を使用している人はいるか、使用したことで痛みの軽減ができたかどうか、アンケートを取りました。
今回は特に痛みが強く出やすいとされているVIO脱毛における麻酔の使用について結果をまとめています。
VIO脱毛の経験者に麻酔の使用で痛みに耐えられたかどうか、アンケートを取りました。
回答は「麻酔を使用すれば耐えられる」「麻酔を使用しても耐えられない」「麻酔を使用しなかった」の3つの選択肢があります。
VIO脱毛の経験者に麻酔の使用について尋ねたところ、最も多かった回答は「麻酔を使用しなかった」で56%、次いで「麻酔を使用すれば痛みに耐えられる」で32%、「麻酔を使用しても痛みに耐えられない」が最も少ない12%という結果になりました。
VIO脱毛は一般的に身体の中でも痛みが強い方と言われていますが、麻酔を使用せずに脱毛を行っている人が過半数となっています。
麻酔を使用して痛みに耐えた人と、麻酔を使用せずに痛みに耐えた人の合計は88%と、9割近くを占めたことから、VIO脱毛は痛みは強いけれど麻酔の利用などで大半の人が痛みに耐えられることがわかりました。
医療脱毛の痛みについてのアンケートでは、VIO脱毛で強い痛みを感じている人が最も多いことがわかりました。
また脱毛の何回目まで痛みを強く感じるかという質問でも、VIO脱毛では6回目以降も強い痛みを感じている人が多くいました。
顔やワキなどのその他の部位では、強い痛みがなかったと感じた人も一定数おり、個人差があることが伺えます。
痛みの軽減には麻酔の使用や、痛みの少ない脱毛機を基準にクリニックを選ぶといった方法も有効なため、痛みが心配な人はクリニックごとに用意されている麻酔や脱毛機の種類をチェックしてみて下さい。