※本記事では、家庭で使用する脱毛器のことを家庭用光美容器(または光美容器)と表記しています。
剛毛が恥ずかしくてサロンやクリニックに行きたくない、自分で脱毛したいと考えている方は多いかと思いますが、家庭用光美容器は太く濃い剛毛にも効果があるのでしょうか?
今回は家庭用光美容器で毛が薄くなる仕組みや家庭用光美容器を選ぶ際に毛深い人がチェックすべきことを解説し、それを踏まえた上で剛毛の方におすすめの家庭用光美容器を4つ紹介します。
太い毛や硬い毛の脱毛は痛みが強く出ることも多いので、後半では家庭用光美容器の痛みを抑える方法もまとめています。
家庭用光美容器を探している剛毛な方はぜひ参考にしてください。
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家庭用光美容器にはレーザー式、フラッシュ式、サーミコン式、ローラー式などがありますが、脱毛効果が期待できるのはレーザー式とフラッシュ式の美容器です。熱線で毛を焼き切るサーミコン式や毛を引き抜くローラー式は厳密には脱毛ではなく除毛なので、毛が薄くなることはありません。
レーザー式とフラッシュ式は毛根のメラニン色素に反応してダメージを与えることで脱毛するため、剛毛にも効果があります。家庭用光美容器を使ってレーザーやフラッシュを繰り返し照射していくことで、だんたんと毛が薄く生えにくくなってきます。
家庭用光美容器は2週間~1ヶ月に1度くらいの頻度で照射します。これより頻繁に照射を行うと肌への負担も大きくなるので、必ず2週間以上間隔をあける必要があります。
脱毛の効果が現れるまでの期間は、家庭用光美容器の種類や脱毛する部位、個人によって差があるため一概に言うことはできません。しかしネット上で光美容器を使用した方の口コミを見てみると、照射3~5回目くらいで毛が生えるのが遅くなってきたと感じている方が多いようです。
脱毛と聞くと毛が薄い方が早く効果を得られそうに感じますが、レーザーやフラッシュは黒いメラニン色素に反応して照射するので、実は剛毛で毛が濃く太い方が効果が現れやすいという側面があります。 脱毛は繰り返し照射することでだんだんと効果が現れるものなので、家庭用光美容器で根気強く脱毛すれば、剛毛の方でも満足できるでしょう。
家庭用光美容器は剛毛にも効果があることが分かったところで、ここからは毛が濃い方が家庭用光美容器を選ぶときにチェックすべきポイントを解説します。
家庭用光美容器は、基本的にフラッシュ式よりレーザー式の方が脱毛効果が期待できます。
どちらも毛根にダメージを与えるという方法で脱毛しますが、フラッシュ式が毛根にダメージを与えて毛が生えるのを遅くするのに対し、レーザー式は「バルジ領域」という毛を作る組織にも作用するので、フラッシュ式よりレーザー式の方が効果が高くなります。
脱毛効果で家庭用光美容器を選びたい方は、フラッシュ式よりレーザー式を選んだ方が満足できるでしょう。
フラッシュ式家庭用光美容器の脱毛効果を比べる際は、それぞれの照射出力をチェックしてください。
光美容器の照射出力は照射面積1㎠あたり何ジュール(J)かで表されます。剛毛を脱毛する場合は照射出力が高い方が効果も現れやすいので、脱毛効果を優先して光美容器を選びたい方は照射出力の高い方を選ぶといいでしょう。
家庭用光美容器はフラッシュ式よりレーザー式の方が出力が高く効果も期待できますが、同時に脱毛時の痛みも強くなります。ちなみに剛毛の場合は、より痛みが強く出る傾向にあります。
脱毛効果を優先したい方はレーザー式の家庭用光美容器がいいと思いますが、痛みに弱い方はフラッシュ式の家庭用光美容器を選ぶといいでしょう。フラッシュ式家庭用光美容器の中には通常よりも弱い照射ができるモードを搭載しているものもあるので、そのような家庭用光美容器を選べばより痛みを抑えられます。
脱毛時の痛みは脱毛部位を冷やすことでも抑えられますが、家庭用光美容器によっては保冷材が付属しているものや光美容器自体に冷却機能が備わっているものもあります。
毎回自分で保冷剤を準備するのが面倒な方は、そういった家庭用光美容器を選ぶといいでしょう。
同じ脱毛方式を採用している家庭用光美容器でも、それぞれ公式で推奨している照射可能な部位が異なる場合があります。
例えば同じフラッシュ式で顔に使用できる光美容器でも、一方はあごの先からおでこまで照射でき、一方は頬から下だけしか照射できないということもあるのです。
家庭用光美容器は自分で照射できるため脱毛してはいけない部位に照射することも可能ですが、リスクを考えると控えた方がいいことは明白です。
それぞれの家庭用光美容器が推奨している照射可能な部位がどこなのかをしっかりとチェックし、自分が脱毛したい部位のだ脱毛が行える家庭用光美容器かどうかを調べてから購入するようにしましょう。
剛毛の方におすすめの家庭用光美容器を4つ紹介します。上で解説した選び方を参考に、自分にあった家庭用光美容器を探してみて下さい。
トリアは医療脱毛と同じレーザー式の家庭用光美容器で、5段階から照射レベルが選択できます。家庭用なので医療脱毛に使われれるものより出力は抑えられていますが、それでも高い脱毛効果が期待できます。痛みも強めですが、しっかり継続すれば剛毛の方でも満足する効果を得られるでしょう。
トリアの照射面積は1㎠と非常に狭いため脱毛に時間がかかりますが、照射可能回数は無制限で、充電池の寿命(充電500回)が来るまで使用できます。
ただ充電式で30分しか連続使用できないので、トリアを使って1日で全身を脱毛するのは難しいかと思います。今日は腕、明日は足というように、数日に分けて脱毛していくといいでしょう。
腕・ワキ・脚・手足の指・背中・胸・腹部・Vライン・顔の鼻から下の部分
価格 | 49,800円(税込) ※ |
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脱毛方式 | レーザー式 |
機能 | 照射レベル5段階調整 |
照射出力 | 22J/㎠ |
照射面積 | 1.0㎠ |
照射可能回数 | 無制限 |
カートリッジ交換 | 不可 |
本体サイズ 重量 |
幅38mm×奥行40mm×高さ170mm 584g |
電源タイプ | 充電式 |
ラヴィはフラッシュ式の家庭用光美容器です。ラヴィの照射出力は6.7J/㎠とフラッシュ式の中では高めなので、剛毛への脱毛効果もかなり期待できます。
ラヴィは7段階から照射レベルを選択でき、高出力での照射になるほど照射可能回数は少なくなります。しかしラヴィはカートリッジ交換ができるので、寿命が来てもカートリッジを買い替えれば繰り返し使用可能です。
ラヴィには脱毛カートリッジの他にも美顔用のカートリッジもあるため、1台で脱毛とスキンケアの両方ができます。
ラヴィは脱毛が行える部位が豊富なこと、そして照射面積が広いことも魅力です。顔やVIOなども含め体中に使用でき、1回の照射で6.0㎠の範囲に照射できるので、脱毛にかかる時間が比較的短くて済みます。
ラヴィには光美容器の動作音を抑えるミュート機能もあるため、夜でも周りを気にせず脱毛を行えます。
顔・鼻下・うなじ・脇・胸・お腹・へそ周り・へそ下・背中・ひじ上下・手の甲指・腰・VIO・ヒザ上下・ヒザ・足の甲指
価格 |
基本セット 58,000円(税込) 脱毛カートリッジ 5,500円(税込) 美顔カートリッジ 5,500円(税込) |
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脱毛方式 | フラッシュ式 |
機能 | 照射レベル7段階調整・連射モード・オート照射・ミュート・タッチセンサー・照射回数表示 |
照射出力 | 6.7J/㎠ |
照射面積 | 6.0㎠ |
照射可能回数 | 脱毛カートリッジ 5,000発~10.5万発 美顔カートリッジ 6,000発~10.5万発 |
カートリッジ交換 | 可能 |
本体サイズ 重量 ハンドピース重量 |
幅240mm×奥行240mm×高さ100mm 2.0kg 136g |
電源タイプ | コード式 |
ジョブズは黒々とした剛毛に適したIPLの光で全身のケアができる、フラッシュ式の家庭用光美容器です。
最大15.5Jの出力を誇るパワフルな機種で、ワキやVIO、足などの剛毛にも照射を行えます。
皮膚の状態や体毛の太さに合わせたモードが5種類あり、腕モード・脚モード・ワキモード・顔モード・デリケートモードから選べます。ワキの剛毛はワキモードで、VIOの濃く太い毛はデリケートモードで照射してみてください。
冷却機能も搭載しているので、照射時の熱感や痛みも軽減できます。事前に肌を冷やしたり保冷剤を用意したりする手間もかかりません。
フラッシュ間隔は通常0.9秒(最速0.7秒)、顔やVIOを含む全身脱毛の照射時間は約8分とスピーディーなことも特徴です。
額・頬・鼻下・あご・襟足・脇・胸・乳輪周り・お腹・へそ周り・背中・ひじ上下・手の甲指・ヒップ・Vライン・Iライン・Oライン・ヒザ上下・ヒザ・足の甲指
価格 | 41,800円(税込) |
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脱毛方式 | フラッシュ式 |
機能 | 照射レベル5段階調整・肌や体毛の状態による5モード切替・ICE技術(冷却技術) |
照射出力 | 最大15.5J/㎠ |
照射面積 | 3㎠(縦1㎝ × 幅3㎝) |
照射可能回数 | 40万発 |
カートリッジ交換 | 不可 |
本体サイズ 重量 |
幅57mm×奥行57mm×高さ160mm 256g |
電源タイプ | コード式 |
ブラウンシルクエキスパートpro5はフラッシュ式の家庭用光美容器です。
照射レベルが10段階ありますが、ブラウンシルクエキスパートpro5には肌の色を検出して自動で照射レベルを調節してくれる機能があるため、自分で照射レベルを選ぶ必要がありません。
照射レベルの調節は意外と手間がかかるので、自動で調節してくれるブラウンシルクエキスパートpro5は脱毛したことがない方に向いている家庭用光美容器です。
またブラウンシルクエキスパートpro5には「やわらかモード」「超やわらかモード」という弱いレベルで照射できるモードが2つ搭載されています。この2つのモードを利用すれば、剛毛で痛みが強く出てしまう方でも痛みを抑えた脱毛が行えます。
顔・ワキ・腕・足・VIO・背中・胸
価格 | 82,280円(税込) ※2021年11月時点の楽天市場での価格 |
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脱毛方式 | フラッシュ式 |
機能 | 照射レベル自動調節・連射モード・弱照射モード・タッチセンサー |
照射出力 | 6.0J/㎠ |
照射面積 | 3.0㎠ |
照射可能回数 | 40万発 |
カートリッジ交換 | 不可 |
本体サイズ 重量 |
幅181㎜×奥行70㎜×高さ50㎜ 275g |
電源タイプ | コード式 |
以下の記事でもおすすめの家庭用光美容器を紹介しています。この記事で紹介した以外の光美容器もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
脱毛時には少なからず痛みがありますが、神経や血管が集中している部位や皮膚が薄い部位などは特に痛みが強く出やすいです。また濃い毛や太い毛、密集して生えた毛はレーザーやフラッシュが強く反応しやすいので、高い脱毛効果が期待できる反面、痛みも強く出る傾向にあります。
そこでここからは、家庭用光美容器で剛毛を脱毛する際に痛みを抑える方法を紹介します。
家庭用光美容器は照射レベルを自分で設定できるものがほとんどですが、始めから強い照射レベルで脱毛すると痛みに慣れていない分、より痛く感じる可能性があります。
先ほども書いたように、毛の濃い部位を照射する場合は特に痛みが強く出ます。ワキやVIOなどを脱毛するときは一番弱い照射レベルから始めて慎重に照射レベルを上げていき、自分が痛みに耐えられる程度の照射レベルで脱毛を行いましょう。
あまり照射レベルが低すぎると脱毛効果も得られにくいので、自分が痛みに耐えられ、かつできるだけ高い照射レベルで脱毛を行うのが理想です。
家庭用光美容器には「ソフトモード」「やわらかモード」というような、弱いレベルで照射できる弱照射モードがついているものもあります。自動で肌への刺激が少ない照射レベルに設定してくれるので、万が一通常モードで痛みに耐えられない場合は弱照射モードを上手く使うようにしてください。
レーザー式、フラッシュ式の家庭用光美容器は、黒いメラニン色素に反応します。そのため脱毛前のシェービングを怠って毛が伸びた状態で照射してしまうと、より一層痛みが強く出る可能性があります。 また伸びた部分に照射のエネルギーが使われてしまい、毛根までちゃんと照射できず脱毛効果が落ちる原因にもなります。
とはいえ脱毛の直前にシェービングをするのも肌への負担が大きいので、剛毛の方が脱毛するときは前日までにシェービングを行っておくようにしましょう。
痛みを軽減するために有効なのは、保冷剤などで脱毛部位をよく冷やすことです。
脱毛部位をよく冷やすことによって照射の熱による肌への刺激が抑えられ、痛みも少なくなります。また赤みや肌荒れの防止にもなります。
家庭用光美容器にはカートリッジを取り換えることで冷却装置になるものや、照射口の周りが冷却装置になっていて冷却しながら照射できるものがあります。
痛みを抑えて脱毛したいけど毎回保冷材を用意するのは面倒という方は、そういった家庭用光美容器もおすすめです。
家庭用光美容器は剛毛にも効果があります。
ただ光美容器によって価格や脱毛方式、照射できる部位、照射できる回数などが異なるので、自分の目的に合った家庭用光美容器を選ぶことが重要です。
このページに書いてある情報を参考にして自分にあった家庭用光美容器を選び、使い方を守ってしっかり継続しましょう。
光美容器 | 価格と詳細 | おすすめポイント |
---|---|---|
![]() トリア |
49,800円(税込) レーザー式 充電タイプ |
レーザー式で高出力 照射可能回数が無制限 |
![]() ラヴィ 光エステ脱毛器 |
58,000円~63,500円(税込) フラッシュ式 コードタイプ |
照射範囲が広い カートリッジ交換可能 |
![]() JOVS(ジョブズ) |
41,800円(税込) 掲載価格は公式ストア限定価格です。 フラッシュ式 コード式 |
最大出力15.5Jとパワフル 肌や体毛の状態による5モード切替 |
![]() ブラウンシルクエキスパート |
82,280円(税込) 2021年11月時点の楽天市場での価格です。
フラッシュ式コード式 |
照射レベル自動調節機能付き 弱照射モード付き |