平凡社 世界大百科事典

中性子星

恒星がその進化の終末に到達する中性子物質からなる超高密度の星。中性子星の存在は,すでに1930年代にL.D.ランダウ,J.R.オッペンハイマーらにより理論的に予言されていた。また超新星爆発の際に中性子星が残骸としてできるとする考えを,W.バーデとツビッキーF.Zwickyが提案している。しかし,その後30年間中性子星は直接観測されず,幻の星であった。ところが,67年に秒単位の周期的電波のパルスを出すブラックホールに,それ以下の場合は中性子星になると考えられている。

尾崎 洋二