平凡社 世界大百科事典

蘇舜欽

中国,北宋の政治家,文学者。字は子美,四川省中江の人。祖父に副宰相の蘇易簡,義父に宰相の杜衍(とえん)をもつ名門の出身。景祐1年(1034)の進士で,気鋭の官僚として活躍したが,政敵のために失脚。以後は蘇州で自適の生活を送った。文学的には欧陽修や梅尭臣らと宋詩の確立に寄与。その詩は性格どおり豪放で暢達だが,梅尭臣ほどの細密な観察はない。晩年の自然詩は平淡で佳作が多い。詩文集《蘇学士文集》16巻が現存する。

岡本 不二明