平凡社 世界大百科事典

ソリドゥス金貨

後期ローマ帝国からビザンティン帝国の時代にかけて使用された金貨。コンスタンティヌス帝の通貨改革によって1/72ローマ・ポンド(4.55g)として創設された。1453年のコンスタンティノープル陥落の時代まで理論上は不変の基準をなした実質金貨であり,その正味重量・品位をめぐるたび重なる法的規制によって金本位制が維持されたために,地中海の国際交易にあっても高い通用力を誇った。なお,現在のドル記号はソリドゥスに由来する。

本村 凌二