平凡社 世界大百科事典

ゾロトゥルン

スイス連邦北西部にあるカントン(州)および州都名。州都人口1万6000(1992)。アーレ川下流左岸に位置し,精密機械(時計)製造,繊維工業などが行われる。ローマ時代にすでに軍道の結節点にある町として栄えた。1218年,都市領主だったツェーリンゲン家の断絶により帝国都市に昇格し,しだいに領域支配を拡大。1353年以降,同盟(スイス盟約者団)の従属邦だったが,ブルゴーニュ戦争の功績によりフリブールとともに1481年正式メンバーとなる。古い町並みが残り,市庁舎(18世紀)やバロック様式のイエズス会教会(17世紀),大聖堂(18世紀)がある。

森田 安一