平凡社 世界大百科事典

モニューシュコ(Stanisław Moniuszko)

ポーランドの作曲家。ビルノ(現,ビルニュス)に定住して,教会のオルガン奏者を務めたり合唱団を組織するなど,一般民衆のための音楽活動にも力を尽くした。1858年以後ワルシャワ歌劇場指揮者を務めた。作曲家としては,ショパンと並ぶポーランドのロマン主義音楽の代表者とされ,オペラ,歌曲,室内楽,ピアノ曲など広いジャンルにわたって多数の作品を残している。代表作は,民族的色彩の濃いオペラ《ハルカ》(1847)と《幽霊屋敷》(1864)のほか,《家庭愛唱歌集》全12集(1844-59)。

後藤 暢子