平凡社 世界大百科事典

綏芬河

中国東北部,黒竜江省東端の中ロ国境にある県級市。人口3万5000(1994)。浜綏鉄道(ハルビン~綏芬河)の終点。1975年東寧県から分離,市制施行。新興工業都市で紡織,酒造,建築材料,食品等の工場がある。もと東支鉄道経由ウラジオストクに通じる鉄道の国境駅であるが,今は国際列車は通じない。ただペレストロイカ以後,ロシア側との国境貿易が人民レベルで盛んになった。河川の綏芬河は吉林省東北部の盤嶺に源を発し,北流して黒竜江省に入り,道河で小綏芬河と合し,東寧県城の北を東流してロシア領に入り,日本海に入る。

河野 通博