平凡社 世界大百科事典

隋書

中国,長孫無忌(ちようそんむき)を総裁として于志寧,李淳風,韋安仁,李延寿たちが選述にあたった《五代史志》30巻が別個に完成し,やがて《隋書》につけ加えられるにいたった。したがって〈志〉の部分には五王朝すべてに関する記事がふくまれる。あるいはときとして五王朝以前にさかのぼる記事をも含むのは,南北朝の分裂に終止符をうち,天下を統一した隋王朝の意義を明らかにするためである。

吉川 忠夫