平凡社 世界大百科事典

スバンドリオ(Subandrio)

インドネシア共和国の政治家。スカルノの反帝外交路線の推進者。東ジャワのクパンジェンに生まれ,ジャカルタ高等医専を卒業後,外交官となり,駐英大使を経て1957年以来閣僚(1957-66年外相,1962-66年副首相)の座につき,〈指導された民主主義〉の時代の外交政策を,〈ジャカルタ-プノンペン-ハノイ-北京-平壌枢軸〉と呼ばれる反帝外交路線として打ち出した。65年の九月三〇日事件後,事件に関与したかどで逮捕され,軍事特別法廷において死刑判決を受けた。その後現在に至るまで自宅監禁の状態が続いた。

土屋 健治