平凡社 世界大百科事典

スリガオ

フィリピン南部,ミンダナオ島北東岸の都市。スリガオ半島の突端,ビランビラン湾に面し,市域面積245km2。人口は11万8534(2000)であるが,1960年には1万6000といわれるから,この間に相当な急成長があったとみられる。北東モンスーン期に多雨季となり,年降水量は3863mmと多い。太平洋とフィリピン内海を結ぶスリガオ海峡と,内海からミンダナオ島東海岸地方に抜ける唯一の通路ヒナトゥアン水道を同時にのぞむ交通の要衝である。ラテライト鉄鉱,ニッケル鉱などの地下資源に恵まれながら大部分未開発のままになっている北スリガオ州の州都でもある。言語集団としてはセブアノ地域からの移住者が圧倒的多数を占める。

梅原 弘光