平凡社 世界大百科事典

速度計

物体の速さを測定する機器。速さ計ともいう。一般に乗物のように移動する物体上で,それ自体の速さを測るものを指すが,流速計やドップラー効果を利用したドップラー速さ計などを含めることもある。

回転式

自動車や電車などの場合,車輪の円周を既知とすれば,その回転数を測定することによって,速さが得られる。機構は,車輪の回転をたわみ軸,あるいは自在継手などで計器盤まで導き,回転計を接続したものであるが,目盛は換算された速さを示す。近年は電磁パルスを計数し,ディジタル表示をするものもある。

流体式

航空機,高速船などでは,それぞれ,大気,水などの流体に対する相対的な速さを測定する場合が多い。これには,進行方向に細い開口部をもった測程儀

ドップラー式

固定点から発射される電波や超音波を,移動している目標物にあて,それが反射してくる周波数ともとの周波数との差から,移動物体の速さを求めるもので,交通取締りや野球ボールのスピード測定(スピードガン)などに利用されている。

仙田 修
図-ドップラー速さ計
図-ドップラー速さ計