平凡社 世界大百科事典

球ギャップ

金属性の球形電極を向かい合わせた装置。球の直径φとギャップの長さdを定めると,ほぼ一定の電圧で放電する性質があるので,高電圧の測定用として広く用いられているほかに高電圧,大電流のスイッチなどに利用される。測定用としては,直径2cmから2mまで12種類が標準化されており,国際的に統一された放電開始電圧の表が用いられている。通常は一方の球電極を接地し,他方に電圧を加える。二つの球を床面に水平に配置する場合と垂直の場合がある。放電電圧はおよそギャップの長さ1cm当り30kV(波高値)である。

河野 照哉