平凡社 世界大百科事典

構成心理学

意識の機能を研究する機能心理学に対して,意識の内容を要素に分析し,その要素の結合によって意識現象を説明しようとする心理学をいう。内容心理学とも要素心理学ともいう。W.M.ブントがこの立場の基礎を形づくり,E.B.ティチナーがそれを徹底させた。意識を構成する心的要素を見いだす方法は自己観察であり,ティチナーはそれを内観と称した。心的要素としては,感覚,心像,感情があげられた。

児玉 憲典