平凡社 世界大百科事典

フランボアイヤン様式

15世紀から16世紀にかけての,後期フランス・ゴシックの様式。窓や飾破風のトレーサリー(狭間飾)等の装飾が,火炎の形状に似るところから(フランボアイヤンとは〈炎の燃え上がるような〉の意),この名をもつ。アーチにも逆反りの湾曲アーチ(オジー・アーチ)や,扁平な籠の把手形アーチが見られる。天井も複雑なリブを伴った星形装飾をもつようになる。代表例は,パリのサン・セブラン教会,ルーアンのサン・マクルー教会(ともに16世紀初め)など。(図)

藤本 康雄