平凡社 世界大百科事典

地鳴り

地震や火山活動に関連して,地面の短周期の振動が空気に伝わり,音として聞こえることがある。これを地鳴りあるいは鳴動という。1965-67年の松代群発地震や76-80年の伊豆半島で頻発した群発地震の際にも地鳴りがあった。大地震の前に地震計では何も記録されていないのに地鳴りが聞こえたという報告があるが,おそらく通常の地震計では観測できないが,耳には聞こえる高周波の地震動が発生しているためと思われ,最近これを観測するための高周波地震動の観測が試みられつつある。

茂木 清夫