英会話スクールを選ぶ際、人によって選択の基準は異なります。ネイティブ講師がいい、安いところに通いたいという希望が多いですが、見落としがちなポイントが教材です。講師の質が高いことが重要なのはもちろんのこと、使用する教材が充実しているかも重要となります。教材に力を入れている英会話スクールはレッスンにも力を入れています。しかし、入会前に教材の内容まで把握するのは難しいですよね。そこで、今回はイギリス英語を学べることで話題の「シェーン英会話」の教材について紹介します。
シェーン英会話のレベル分け
英会話スクールに通う目的や英語学習の目標は様々であり、日本人の英語学習者の中でも様々なレベルの人がいます。
全く英語を話せず1から学びたい人もいれば、ネイティブのように話せるけどさらに会話力を上げるために通う人もいます。そのため、レベルに合った学習ができることが重要です。
シェーン英会話では最初にレベルチェックを受け、レベルに応じたレッスンを受けられます。レベルは6段階に分かれており、基礎〜上級があります。
ここではどのレベルがどれくらいの英語力なのか、具体的な例を用いながら紹介します。
基礎
基礎は英語の文法を基礎から学びます。現在形から学んで文法の基礎をしっかり固め、リスニングを繰り返して英語の音に慣れていきます。
英検4級レベルが目安とされており、これは中学中級程度(中学2年生程度)とされています。基礎から始める人もシェーン英会話には多くいます。
分からない文法事項をあやふやにせず、1から学び直す事で英語学習のつまずきを無くしていきましょう。
初級
シェーン英会話の初級は英検3級程度、中学卒業レベルと言われています。中学で習ったことを忘れていなければ初級はクリアできるでしょう。
中学レベルなら分かるだろうと思っていても、長年英語に触れていなければ忘れてしまっていることは珍しくありません。
身近な話題で自分が伝えたいことを英語で説明する練習を重ね、過去形や未来形を使いこなせるようになることが初級の目標です。
準中級
準中級は英検準2級レベルです。準中級になれば、簡単な英語を使って日常生活ができるようになると言われています。
現在形・過去形・未来形以外にも現在進行形や過去進行形、現在完了形など様々な時制が出てきます。これらの違いを理解し、適切な文法を使って英文を作る練習を重ねていきます。
日常会話でよく出てくる語彙を覚え、言葉のキャッチボールをしながら話を広げられるようにすることを心がけましょう。
中級
中級は英検2級程度、高校卒業レベルとなります。徐々に一文の長さが長くなっていき、複雑な英文を理解する練習をします。
日常に関する話題だけでなく、医療や社会など少し専門的な話題にもついていける語彙力をつけることを目標としています。
準上級
準上級は英検準1級相当で、ネイティブ講師と意思疎通が柔軟に取れることを目標としています。
少し難しい話題に対しても自分の意見を述べ、相手の言っていることを理解できるだけの語彙力を養う必要があります。
これまで習ってきた文法や構文を駆使して長文で英作できるようになり、複雑な文構造も理解できるようになります。
上級
シェーン英会話で最も高いレベルの上級は、英検1級相当です。ネイティブが使うような表現を使いこなせ、シチュエーションに応じた対話ができるようになります。
このレベルになれば英会話スクールに通う必要がないのではないかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、ネイティブ講師とのレッスンを通してさらに語彙力を向上させ、英会話に自信を持つために通っている人も多いです。
上級レベルになると語彙力もついているため、場面に応じて最適とされる語彙を選択できる判断能力をつける練習をします。
シェーン英会話はオリジナルテキストを使用
シェーン英会話はテキストが充実しているという口コミも多いです。市販のものを使用している英会話スクールもありますが、シェーン英会話では基本的にオリジナルのものをレッスンで扱っています。
日本人の英語学習に長く携わってきたシェーン英会話だからこそ、日本人の苦手なポイントを抑えた教材作りが可能となっています。
ここでは、レッスンで使用するテキストについて詳しく紹介します。
テキストはTime to Talk
基礎〜準上級はオリジナルテキストである「Time to Talk」をレッスンで使用しています。1977年の創立以来、日本人の英語学習者に教えてきたため、日本人が苦手とする文法やつまずきやすいポイントを把握しています。
1レッスンで見開き4ページを進め、1ユニット完結型です。英語を理解するよりも話すことを苦手とする人が多いため、話すことに重点を置いているのもシェーン英会話の特徴です。
1ユニットごとの構成は、基本的に次のようになっています。
② Listening/Reading
③ Language Focus
④ Practice
⑤ Sounding natural
⑥ Time to Talk
①で新しい表現や語彙を学び、②でスクリプトを聴いて話の流れを掴みます。③で新出の文法のルールの説明を受け、短い練習問題を解きます。④で習った表現を使ったライティングを行い、⑤でアクセントやイントネーションなど正しい発音を習います。
レベルが上がれば上がるほど「英語を学ぶ」のではなく、「英語で伝える」ための思考力と会話力が必要とされます。
内容も難しくなっていきますが、様々なシチュエーションに合わせた英語を学ぶことができます。
上級者のみHeadway
クラスや教室によって使う教材が異なることもありますが、上級者はHeadwayというテキストを使用することが多いです。
海外でも使用されているテキストでCDの音声はナチュラルスピードとなっています。慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、慣れればネイティブが普通に話していても聞き取れるようになるでしょう。
1冊の中に12ユニットが含まれており、トピックスは政治や文学、ビジネスなど多岐に渡ります。ユニットごとに新しい文法や単語を学んでいき、英語の総合力をアップできる仕組みです。
Time to Talkでは1ユニットを1回のレッスンで終えるシステムでしたが、上級者になると内容も難しくなるため、きちんと理解できるよう数回のレッスンで1ユニットを終わらせるようにしているところもあるようです。
シェーン英会話の教材費
シェーン英会話は月額制や回数制で通うことができますが、料金の中に教材費は含まれていません。なぜならレベルに合わせて使う教材が異なるため、教材費も変わってくるためです。
シェーン英会話の教材費は約9,000円~約15,000円が目安となっています。初期費用として教材費がかかることを覚えておきましょう。
レベルアップすると使う教材も異なるので新しく購入する必要がありますが、同じレベルのレッスンでは同じテキストを使用するので毎月教材費がかかるわけではありません。
予め教材費を知りたいという人は、シェーン英会話インフォメーションセンター(0120-444-407)で問い合わせてみてください。
自習用教材も充実!
シェーン英会話はレッスンの教材だけが充実しているのではありません。家でもレッスンレベルの自習ができるよう、自習用の教材も用意されています。
ここではレッスン以外で使用する教材について紹介します。
Time to Talk Onlineが便利
レッスンで使用しているのはTime to Talkですが、その教材と対応している「Time to Talk Online」を使って自習を進めていきます。
オンラインとついている通り、パソコンやスマートフォンなどの端末からいつでもアクセスできる教材です。場所を選ばず、短時間でレッスンの復習をすることが可能です。
こちらもレベルに応じた学習ができるシステムで、文法や語彙に関する問題を解き、理解を深めていくものです。
Time to Talk Onlineのおかげで自習が捗った、英語学習の習慣が無理なく作られたと利用者からの評価も高いです。
Time To Talk vocabulary builderで語彙力もアップ
語彙力をアップさせるため、「Time To Talk vocabulary builder」を用いましょう。この教材では単語が英語で説明されているため、リーディング力もつきます。
絵も添えられているので視覚化しやすく、単語と絵をセットで覚えられます。
英語学習に語彙力は欠かせません。初めて見る英文で構造が分からなくても、文の中にある単語を理解できれば大体の意味を把握することができます。
また、リスニングにおいても重要な単語ははっきり発音される傾向になるため、語彙力があればあるほど英語の聞き取り能力も向上していきます。
シェーン英会話の子ども英語
シェーン英会話には2才〜中学生までの子供が通う「子ども英語」があります。使用する教材は大人用とな異なり、楽しくゲーム感覚で進められるものばかりです。
大人は母語が完全に形成されているため、新しい言語を学ぶには時間がかかります。その一方で子どもは新しい言語をどんどん吸収していく時期のため、この時期に英語に触れれば触れるほど英語を習得しやすくなります。
子ども英語では家でも気軽に英語に触れられるよう、副教材も使用しています。レッスンでは講師が先導してくれますが、家では親が先導して英語に触れさせましょう。教材は英語が楽しいと感じられるものばかりです。
Reading Oceansを使用
Reading Oceansはリーディングの練習ができるプログラムです。パソコンやスマートフォンなどの端末から使用できるため、好きな時にどこでも勉強することができます。
はじめはアルファベットの形と音を1つずつ覚え、童謡などの英語の歌を通して英語の音に慣れていきます。その後、フォニックスを学習して英語のスペリングと発音の関係を学びます。
フォニックスを覚えられたら次はそれらを組み合わせて単語を習得します。そして習った単語を並べて文章にしていき、徐々に英文の量が長くなっていきます。
まだ子どもなのに難しくないの?と感じるかもしれませんが、少しずつレベルアップしていくので気づいたら分かるようになっています。
ある程度読めるにようになれば、Reading Oceansの中にあるレベルチャックテストを受けてレベルに合った読み物を紹介してもらいましょう。
ゲーム感覚で進められるので英文を読むことが楽しくなり、新しい単語や文法知識もいつの間にか身についています。
2才〜3才向けの副教材
2才〜3才も家で自習する用の副教材があります。英語の読み聞かせのための絵本シリーズが主となります。
絵本にはシェーン英会話のキャラクターであるCharlieが描かれており、小さい子供でも理解できるよう簡単な英文を使用しています。繰り返し読み聞かせをすることで多くの単語を吸収できます。
2才から3才は1人で本を使って勉強することが難しいため、親の協力が必要不可欠です。親が全く英語ができないという場合も心配ありません。
この時期は英語をしっかり学ぶことよりも、教材や英語に興味を持つことが大切です。英語が全くできない場合は日本語で読んであげても構いません。
他にもカードやサイコロ、CD、DVDとバラエティー豊かです。英語を日々の遊びの中に取り入れることで英語に興味を持、英語=楽しいものと認識していきます。
まだまだ集中力が長く続かない年頃なので、無理に長時間するのではなく、本人がやる気になったタイミングで使用しましょう。
年少はFAB RED
FAB REDはレッスンの中でも使用しているカードです。習った英単語を定着させるために家でもレッスンの復習を行いましょう。
フラッシュカードのように子どもにカードを見せ、「What is this?」と聞きます。すると子どもはレッスンでしているように、「It's a ◯◯.」と答えます。答えるだけでは飽きてしまうので、たまに役割を交代して親が答える側になりましょう。
また、イギリスで子どもたちの間で遊ばれている絵合わせゲームの「スナップゲーム」を家族でするのもおすすめです。
英語を使って家族みんなでゲームをすることで英語を使う機会が増え、勝とうとするので単語も覚えやすくなります。
CDやDVDも副教材であるので、BGMのようにかけて英語の音に耳を慣れさせるのもよし、一緒に踊ったり歌ったりして楽しむのもよしです。
年中・年長はFAB Yellow・FAB Blue
年中・年長になると、FABカードの黄色または青を使います。黄色は絵だけのフラッシュカードですが、青になるとアルファベットも書かれています。
アルファベットも一気に覚えられないため、絵や身の回りの英単語とセットで覚えていきます。何度も繰り返し行うことでアルファベットの形を覚えることができます。
FAB REDは単数のものだけでしたが、Yellowからは複数形が出てきます。絵に書かれているものの個数に合わせて「It's a ◯◯.」と「They are ◯◯.」を使い分ける練習をしましょう。
一見単調な練習のように感じますが、英語学習者が間違えてしまいやすいポイントでもあるので、繰り返して意識しなくても単数形と複数形を使い分けられるようにしましょう。
ただフラッシュカードを行うのではなく、家族みんなでできるゲームを取り入れながら練習すると飽きずに楽しく覚えられます。
年少と同様、DVDもあるので一緒に歌ったり踊ったりして英語を覚えていくことができます。
小学1年生〜3年生はSPEC1〜2
小学生になってもフラッシュカードを使用します。
幼稚園児向けのFABには絵や頭文字のアルファベットだけが描かれているだけでしたが、小学生向けのSPECには絵の下にスペルも書かれています。
使い方はFABと同じように、「What is this?」と聞く人と「It's a ◯◯.」と答える人に分かれます。
SPECにはスペルが書かれているのでライティングの練習も家でできます。カードに書かれている単語や熟語を書き写し、何も見なくても書けるようになりましょう。
シェーン英会話はオリジナル教材が充実している!
シェーン英会話は教材が充実していると評判がいい英会話スクールです。レベルごとに作られたオリジナルテキストを使用していたり、自習用教材があったりと随所に工夫が見られます。
大人用の英会話はもちろん、子ども英語の教材も楽しみながら英語を学べるように選ばれています。レッスンを受ける時間より教室外で過ごす時間の方が長いからこそ、自習も充実させる必要があります。
英語学習の習慣がついていない人でもシェーン英会話の教材ははじめやすく、何をしたらいいのかがはっきりしています。
教材に重きを置いて英会話スクールを選びたいという人に、シェーン英会話はとてもおすすめです。無料体験では実際にレッスンで使用している教材を使った授業を受けられるので、まずは体験してみてください。
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