ファクタリングの審査が甘いと聞いたのに、実際は通らずに悩んでいる、そこのあなた!
お待たせいたしました。もう大丈夫です。
今から審査の基準やコツを、ファクタリング業者の目線から詳細にお伝えしていきます。
この記事を読んでいただければ、きっと審査に通りやすくなることでしょう。
- ファクタリングの審査では主に売掛先の信用度を見ている
- 疑われないように資料を集めるのが大事
- 自分の条件に合った業者を選ぼう
目次
ファクタリングの審査に通らない原因10選
まず、審査に通らない原因10選をご紹介します。
「売掛先の企業の問題」「売掛債権・売掛金の問題」「利用者の問題」と3つに分けて順に見ていきましょう。
売掛先の企業の問題
- 売掛先の実在が疑わしい
- 売掛先との取引実績が乏しい or 無い
- 売掛先の経営状況が悪い
- 売掛先が法人ではなく個人
売掛債権・売掛金の問題
- 売掛金の支払いサイトが長い
- 売掛金に譲渡特約禁止が記載されている
- 売掛金が不良債権である疑い
- 売掛債権を二重譲渡している疑い
利用者の問題
- ファクタリング利用者の身元の信憑性・人柄に問題がある
- 個人でのファクタリング利用である
売掛先の企業に問題がある
ファクタリングは、利用者よりも売掛先の信用が大事になります。
そのため、審査に通らない場合、売掛先の企業に原因があることが多いです。
①売掛先の実在が疑わしい
売掛先の情報は正しく伝えられているでしょうか。
売掛先の情報を調べても出てこない時は、ペーパーカンパニーや休眠会社などの詐欺を疑われ、怪しまれてしまう可能性があります。
近年、ファクタリング会社を狙った「実在しない債権を売却する」という詐欺が横行しているため、審査の中で最も重要視されているポイントになります。
「実在しない債権を売却する」行為は、立派な犯罪です。
②売掛先との取引実績が乏しいor無い
売掛先との取引実績を確認してみてください。
- 売掛先の総取引実績
- 売掛先と自分の取引実績
の2つです。
取引実績が多いと信頼度が高いと見なされ、逆に取引実績が少ないと信用度は低くなります。
また、過去の取引は前項の「売掛先が実在すること」の証明にもなります。
③売掛先の経営状況が悪い
売掛先の経営状態がよほど悪い場合は倒産のリスクがあるため、代金回収の不確実性を理由に断られてしまう可能性があります。
これは、売掛金を回収できない可能性があるためです。ファクタリング業者は、代金を回収できないことをなによりも警戒しています。
④売掛先が法人ではなく個人
業務形態が法人であるか個人であるかは、売掛先の信頼度を決めるにあたり重要な指標になります。
売掛先が法人として事業を行っていると、それだけである程度の信用が保証されます。
一方で個人事業主である場合、法人よりも信用度が落ちてしまいます。これは、法人と比べ事業規模が小さいため、売掛金を回収できない可能性が高くなるためです。
売掛債権・売掛金に原因がある場合
次に、売掛債権自体に原因がある場合です。期間や金額をもう一度見直してみましょう。
⑤売掛金の支払いサイトが長い
入金までの期日を確認してみましょう。入金までの期日があまりにも長いと、貸し倒れのリスクが高いため審査に通らないことがあります。
また、売掛債権を長い間肩代わりすることになり、資金的な面でも業者にとって大きな負担になってしまいます。
期間の基準はファクタリング業者ごとに異なるため、利用する業者に確認してみましょう。
⑥売掛金に譲渡特約禁止が記載されている
売掛債権の中には、「譲渡特約禁止条項」がついているものがあります。その場合、ファクタリング業者は債権を買い取ることができません。
【2020年4月更新】
民法改正によって「譲渡特約禁止条項がある債権でも債権譲渡ができる」ようになりました。
⑦売掛金が不良債権である疑い
不良債権とは、既に財産的価値を失った売掛金のことです。
不良債権と分かっていながらファクタリングに申し込む悪質な詐欺が存在するので、ファクタリング業者は常に警戒しています。
価値のある債権だということが分かるような書類を用意すると、業者も安心して取引をすることができます。
⑧売掛債権を二重譲渡している疑い
「二重譲渡」とは、1つの債権を異なる2つの会社に買い取ってもらうことです。
これは紛れもない違法行為であり、立派な犯罪です。その場合、故意であるかどうかは関係ありません。十分に気をつける必要があります。
ファクタリング利用者自身に原因がある場合
最後に、利用者自身に原因がある場合です。
冒頭でも述べたとおり、ファクタリングの審査において主にチェックされるのは売掛先の信用度なので、この可能性は低いです。
しかし、利用者も無関係ではないので、確認しておきましょう。
⑨ファクタリング利用者の身元の信憑性・人柄に問題がある
上述したように、ファクタリング業者は利用者の悪意により騙されるのをなによりも警戒しています。
売掛先や売掛債権は問題ないと判断し審査に通したとしても、実際に取引が終わるまでは本当に安全であるとは言い切れません。
審査の間隙を縫うようにして騙そうとしている利用者もいるかもしれません。売掛先が利用者とグルであり、結託して詐欺を行うこともあります。
そのような中で、利用者の身元が保証されなければ、怪しまれてしまうでしょう。
身分証明証が不確かなものであったり、過去に大きな過失を犯していたりすると、その段階で審査に通らない可能性もあります。
⑩個人でのファクタリング利用である
利用者が個人事業主である場合、上記に述べた審査に落ちやすくなってしまうポイントに当てはまることが多いです。
その場合は、フリーランス(個人事業主)向けのファクタリングを専門に取り扱っているファクタリング会社を選ぶとよいでしょう。
フリーランスでも審査をパスできるコツ4選
個人向けのファクタリングサービスを選ぶ
利用者がフリーランス(個人事業主)である場合は、個人向けに提供されているサービスを選ぶようにしましょう。
次章で紹介する業者は、すべて個人に対応しているファクタリング業者なので安心して申し込むことができます。
信用度の高い取引先の債権を申し込む
ファクタリングの審査において、最も見られているポイントは売掛先の信頼度でしたよね。
求められる信頼度を十分に満たすような、取引歴が長く、支払い実績の良い売掛先の債権を申し込むようにしましょう。
特に金融機関や官公庁との取引実績に富んでいると、既に厳しい審査に合格した実績の証明にもなるので、通りやすい傾向にあります。
売掛債権が存在する根拠となる資料を揃える
本来は優良な売掛債権であるはずなのに前章で述べたような理由で審査に落ちてしまう場合、資料不足が考えられます。
ファクタリングの申請をする際に、どこの業者でも成因資料の提出が必須だと思います。
成因資料とは売掛債権の存在を証明する書類のことで、契約書、発注書、受注書、請求書などのことを指します。
利用者を警戒するファクタリング業者に一瞬の隙も与えないよう、不備なく徹底的に資料を充実させれば、何も文句は言えないはずです。
たとえば、長期間勤続している証拠となる明細を提出してみるなど。
業者によって異なるので、どのような書類を出せばいいか担当者に聞くのも安心だと思います。
面接がある場合は服装や話し方を意識
審査では利用者の人柄も見られるとお伝えしてきました。
事務連絡がスムーズにできて、受け答えがしっかりとしていて支払う意思が見える相手だと、業者はとても安心します。
面接がある場合は特に、人柄の審査も兼ねていますので、良い印象を与え誠実に対応するよう心がけましょう。
フリーランスにおすすめのファクタリング会社
① 先払い

「ペイトナーファクタリング」はペイトナー株式会社(旧:yup株式会社)が運営するファクタリングサービスです。
先払いの魅力はなんと言っても「入金までの早さ」、「利用の簡単さ」です。
審査は最短60分で、平日の正午までに審査が完了すれば当日中に入金されます。
面談は不要で、登録から入金までが全てオンラインで完結します。その上、独自のロジックを使った審査を行っているため、必要な情報が少なくて済みます。
「入金までの早さ」、「利用の簡単さ」は大きな特徴であると言えます。
また、そのほかの特徴として、「手数料が一律10%」ということもあげられます。
他社のように「審査結果によって手数料が変わる」ということがないため、入金額が予想しやすいのも魅力です。
一方、初回の上限金額が10万円なので大口の資金需要に対応することは難しいと思います。
ただ、利用回数や期日通りの振込などによって上限金額が上がることもあります。
2者間 | 〇 |
3者間 | × |
個人 | 〇 |
法人 | 〇 |
手数料 | 一律10% |
買取金額 | 1万円~25万円(初回) ~100万円(2回目以降) |
入金スピード | 最短10分 |
オンライン完結 | 〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
運営会社 | ペイトナー株式会社 |
ペイトナー ファクタリング(旧:yup 先払い)について詳細に解説した記事がありますので、そちらも合わせてご覧ください。
②OLTAクラウドファクタリング

OLTAクラウドファクタリングは、OLTA株式会社が提供するファクタリングサービスです。
OLTAクラウドファクタリングの特徴は、なんと言っても「手数料の安さ(2〜9%)」です。
ほかのファクタリング会社が手数料割合で2桁を超える中、OLTAは最大でも9%と業界トップクラスの安さです。
また、yupと同様に面接不要でオンラインで手続きが完結します。流通金額も200億円を超えており、実績も十分です。
ただ、気をつけたいのが「開業届けを出していないと利用できない」ということです。
個人での利用は可能ですが、開業届けを出していないと利用できないので気をつけましょう。
OLTAの利用方法が載っている動画はこちらです。
2者間 | ◯ |
3者間 | × |
個人 | ◯ |
法人 | ◯ |
手数料 | 2〜9% |
買取金額 | 上限・下限なし |
入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | × |
運営会社 | OLTA株式会社 |
またOLTAについて詳しく解説している記事はこちら!
フリーナンス即日払い

フリーナンス即日払いの魅力は「大手のGMOグループが提供している」「手数料が安い」といったことが挙げられます。
フリーナンス即日払いを提供しているのはGMOグループの子会社です。
超大手が提供しているサービスなので信用度は高いでしょう。また、大手にもかかわらず小口の資金需要にも対応できるのも魅力です。
また、手数料が3〜10%と安い点も魅力です。上限割合が記載されているのはユーザーにとって安心できる材料ではないでしょうか。
また、取引先からの振込先口座をフリーナンス口座にすることで手数料を抑えることもできます。
このようにしっかりリサーチして臨めば手数料を抑えられるようなので、フリーナンス即日払いの利用を検討している方はしっかりと準備をすることをおすすめします。
2者間 | ◯ |
3者間 | × |
個人 | ◯ |
法人 | ◯ |
手数料 | 3〜10% |
買取金額 | 1万円〜 |
入金スピード | 最短当日 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | × |
運営会社 | GMOクリエイターズネットワーク株式会社 |
フリーナンスについて詳しく解説した記事はこちら!
ベストファクター

ベストファクターはファクタリングサービスだけではなく、経営や投資などのコンサルティング業務も並行して行っている会社です。
ベストファクターの提供するファクタリングサービスの特徴は、「様々な業種のファクタリングに対応している」「面談が必要」といった点があげられます。
ベストファクターは医療・介護報酬のファクタリングなどにも対応しています。そのため自分に合ったサービスが見つけられる可能性が高いでしょう。
ただ、医療・介護報酬などの業種別ファクタリングでは即日入金ができるとは限らないため注意しましょう。
また、審査の段階までは来店不要ですが、利用するには東京の本社を訪問するか、ベストファクターのスタッフに来訪してもらう必要があります。
これはオンラインで終わらせたい人にはデメリットかもしれません。
ただ、対面で会ってやりとりをすることによって、安心感が生まれます。対面でしっかりやりとりしたい人にとってはおすすめのサービスと言えるでしょう。
QuQuMo

2者間 | ◯ |
3者間 | × |
手数料 | 1%〜上限なし |
買取金額 | 上限なし |
入金スピード | 最短2時間 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | 不要 |
運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
「QuQuMo」の最大の特徴は入金までのスピードが最短2時間という点です。
また、手数料の幅も1%〜14.8%と幅広く設定してあるため、売掛金に合わせた適正な金額を受け取ることができます。
また、買取金額に上限・下限を設けていないため、少額〜高額の売掛債権の買取にも対応しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。以上、審査に通るコツをお伝えしてきました。
自分の債権を見直すことも大事ですが、自分の状況に合ったファクタリング業者を選ぶことも大事です。
一度審査に落ちてしまった取引を他の業者に依頼してみたら通った、というのはよくあることです。
自分の条件に合うファクタリングを見つけてしまえば、リピートすることで割引ができることもあります。
自分にあったファクタリング業者を利用するようにしましょう!
- ファクタリングの審査では主に売掛先の信用度を見ている
- 疑われないように資料を集めるのが大事
- 自分の条件に合った業者を選ぼう
ペイトナーのファクタリングがおすすめ!