近年注目されている資金調達方法であるファクタリング。
ファクタリングとは端的に言うと、
売掛債権と呼ばれる、将来支払われるお金の「先払い」を行うサービスです。
事業資金を、最短即日で現金化できるため、個人や企業の資金繰りの強い味方になる金融サービスであるといえます。
この記事では、ファクタリングの利用を考えている方やファクタリングの仕組みを理解したい方に向けて詳しく解説していきます。
- ファクタリングとは、請求書を売って報酬を先にもらう資金調達手段!
- 最短10分~の入金時間や手数料1%~の発生などの特徴がある
- 個人・法人向け、即日調達可能などファクタリング会社によって様々
目次
そもそもファクタリングとは?
ファクタリングの定義は難しく言うと、
入金日の遠い売掛債権をファクタリング会社に売却することで、予定より早く売掛金を得る資金調達方法
となります。
専門用語も多いので少々難解かもしれません。
嚙み砕いて言うとファクタリングとは、
請求書を売って、後でもらうはずだった報酬を先にもらうことができるサービスです。
少しイメージできましたか?
定義を知るだけではファクタリングの強みは伝わらないかもしれません。
しかし、ファクタリングは、
「明日までに現金を用意できないと、必要な支払いができない!どうしてもあと50万円欲しい!」
「銀行に融資を断られたけど、手元の資金が足りない・・・」
といった際に絶大な力を発揮する資金調達方法なのです。
このことはこの記事を読み通せばしっかりと理解していただけるはずです。
お金を借りる「融資」とは異なる
法人や個人事業主の方が資金調達する方法として「融資」があります。
では、同じ資金調達の方法であるファクタリングとの違いは何でしょうか?
それは、融資はお金を「借りる」仕組みなのに対し、ファクタリングは債権を「売る」仕組みです。
また、ファクタリングは審査が簡単で、入金までの期間が短いため、スピードや手軽さを求めるならファクタリングがおすすめです。
融資はファクタリングに比べ手数料が安く済むので、資金調達にかかる費用を抑えたいなら融資がおすすめです。
ファクタリングのメリット・デメリット
ファクタリングのメリット
「ファクタリングを利用することのメリットは何でしょうか?」という質問に対して、詳しく回答していこうと思います!
スピーディーな資金調達が可能!
まず気になる入金速度ですが、銀行の融資に比べて、ファクタリングは速く資金調達ができます。
速いサービスだと最短10分での入金も可能です。
保証人や担保が不要!
また、ファクタリングの契約は融資とは違って貸付ではありません。
従って、一般的には保証人や担保は必要ないのです。
信用情報に影響なし!
銀行からの融資で資金調達を行った場合、会計上では負債に分類されます。
負債があまりにも多いと銀行審査で評価が下がってしまったり、企業の株価や社会的な信用力に影響してしまうリスクがあります。
一方、ファクタリングの債権譲渡による資金調達は負債とは計上されないので、
そういったリスクは一切ありません。
オンライン完結型では対面での面談なし!
ファクタリング会社の中には、手続きを全てオンラインで完結できるサービスが多くあります。
オンライン完結型のファクタリングを利用すれば、遠方のかたや、なかなか面談に行く時間が取れない方でも気軽に利用できるでしょう。
PayTodayのファクタリングがおすすめ!

- リリース開始わずか7か月で累計の買取申込金額が10億円を突破!
- 業界最低水準の手数料上限9.5%!
- 個人・法人問わず、最短即日、オンライン完結で利用可能!
ファクタリングのデメリット
ここからはファクタリングを利用する際に注意が必要な点を上げます。
利用時に手数料が発生する!
ファクタリングを利用する際、一般に5%〜20%程度の手数料がかかります。
手数料は各ファクタリング会社が独自に設定しているので、利用の際は不当に高く設定されていないかをしっかり見ておくと良いでしょう。
額面金額以上の資金調達は不可!
ファクタリングは、売掛金から手数料を差し引いた分だけの金額まで調達することができます。
したがって、売掛金を超えた額を調達することはできません。
危険な闇金業者が存在する!
ファクタリングは基本的に安全なサービスですが、中には利用者から法外な手数料で悪質な取り立てを行う業者も存在します。
必ず口コミや企業情報などを集めて、信用に足り得る会社を選ぶようにしましょう。
ファクタリングの種類と仕組み
実は、ファクタリングには大きく分けて2種類あります。2者間ファクタリングと3者間ファクタリングです。
- 利用者が、売掛債権をファクタリング会社に譲渡
- 取引先から売掛金を受け取るより先にファクタリング会社が利用者に売掛金を先払い
- ファクタリング会社が売掛金を受け取る
この一連の流れは、2者間・3者間ファクタリングに共通するものです。
以下、それぞれ深堀りをしていきます!
2者間ファクタリングの仕組みを図解!
まず解説する2者間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社のみで行われるファクタリングサービスです。
2者間ファクタリングの流れは以下のようになっています。
- 利用者がファクタリング会社に売掛債権を売却、ファクタリング会社は代金として売掛金から手数料を引いた金額を利用者に入金
- 取引先が利用者に売掛金を入金
- 利用者が売掛金をファクタリング会社に入金
取引先に知られることなくファクタリングサービスを利用できることと、入金スピードが速いことが特長です。
その一方で、3者間ファクタリングよりも手数料が高くついてしまうデメリットがあります。
3者間ファクタリングの仕組みを図解!
続いて解説する3者間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社に取引先を加えた3者間で契約するファクタリングサービスです。
3者間ファクタリングの主な流れは以下のようになっています。

- 利用者がファクタリング会社に売掛債権を売却する
- ファクタリング会社が利用者に手数料を差し引いた金額を入金する
- 取引先がファクタリング会社に売掛金を入金する
3者間ファクタリングは売掛先から債権譲渡についての同意を得るため、2者間ファクタリングと比べると入金スピードが遅くなってしまいますが、支払いを巡るトラブルを未然に防ぐことができます。
3者間ファクタリングについて詳しい解説は以下の記事も併せて参考にしてください!
ファクタリングの利用が売掛先に知られる可能性は?
主に以下の2つの場合、売掛先にファクタリングの利用を知られる可能性があります。
1つ目は、債権譲渡登記が必要な場合です。
債権譲渡登記を行うと、登記簿にその記録が残ります。
登記簿に記録することは誰でも閲覧できることを意味します。
つまり、売掛先が登記簿を閲覧することによって、
ファクタリングの利用が知られてしまう可能性があります。
2つ目は、3者間ファクタリングを利用する場合です。
3者間ファクタリングは、利用者と売掛先の会社、そしてファクタリング会社の3者の間での契約になります。
そのため、売掛先にファクタリングの利用を知られてしまう可能性が高いでしょう。
以上の2つの場合は、売掛先にファクタリングの利用を知られる可能性があるので注意が必要です。
ファクタリングは違法?
ファクタリングを違法だと思われている方も多いですが、結論から言うと違法ではありません!
違法ではない理由を以下では具体的に解説していきます。
2者間ファクタリングの法的根拠
2者間ファクタリング利用時に結ばれるのは、売買契約という種類の契約になります。
売買契約とは
当事者一方の財産権を、当事者のもう一方が金銭等を支払うことによって受け取る契約
(日常的に行われる買い物なども、この売買契約である)
民法第555条
「売買は、当事者の一方がある財産権を相手方に移転することを約し、相手方がこれに対してその代金を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。」
売買契約は上に示した民第555条が根拠となっており、2者間ファクタリングは法律上問題ないと言えます。
3者間ファクタリングの法的根拠
3者間ファクタリングの法的根拠は、基本的に2者間ファクタリングと同じです。
しかし、3者間ファクタリングにおいては取引先が契約に含まれるため、取引先に債権の移転を通知し、それに加えて承諾を得る必要があります。
売掛債権は民法466条により、当事者の承諾があれば自由に売買可能です。
つまり、1つの売掛債権を複数のファクタリング会社に買い取ってもらうということもできてしまいます。
そのため、民法467条の規定により取引先に対して売掛債権の移転を通知し、承諾を得ることが必要になるのです。
このような事態を防ぐために、対抗要件を十分に満たし、第三者に対抗できるように債権譲渡登記を行う会社もあります。
民法第466条
「1.債権は、譲り渡すことができる。ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りでない。2〜4.略」
民法第467条
「1.指名債権の譲渡は、譲渡人が債務者に通知をし、又は債務者が承諾をしなければ、債務者その他の第三者に対抗することができない。2.略」
債権譲渡登記とは
金銭債権を譲渡したことについて、第三者への対抗要件を備えるための制度
違法性のある業者に注意
実際、ファクタリングが違法ではないのにも関わらず、違法だと思われている背景には以下のようなファクタリングを装った業者の存在があります。
ファクタリングを貸金業だと勘違いされている方も多いですが、こちらも間違いです。
こちらの記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください↓↓
「利息」をとるファクタリング業者
ファクタリングの利用でかかるのは「手数料」となっています。
そのため、利息が発生することはありません。
しかし、一部の業者は利息が発生する貸金業務を行っているのにも関わらず、貸金登録を受けていませんでした。
貸金登録を受けていても利息制限法に違反していた事例もあるため、リサーチをしてからの利用が大切です。
取引先の倒産で、弁済を求めるファクタリング業者
ファクタリングは売掛債権をファクタリング業者へ売却した時点で、売掛債権の回収義務はファクタリング業者に移転しています。
つまり、売掛債権の代金を回収する必要があるのはファクタリング業者です。
それにも関わらず、取引先が倒産したなどの理由で売掛金が回収できない状況に際して、利用者に弁済を求める業者には注意が必要でしょう。
給与ファクタリング
かつて存在した給与ファクタリングと呼ばれる、「給与債権を買い取ってもらうことで現金化を行うファクタリング」を騙るサービスがありました。
しかし、金融庁が「給与ファクタリングは実質的に貸金業に当たる可能性がある」とする見解を発表し、その後裁判で「給与ファクタリングは貸金業法と出資法に違反している」との判決がでたため、給与ファクタリングは違法とされています。
このように、貸金業などを行っている業者がファクタリングを装うことにより「ファクタリングは違法である」という間違った認識が広がってしまいました。
安心・おすすめのファクタリング会社5選
ここからは、exicteファクタリングが全ファクタリングサービスを徹底比較した以下の記事より、個人・法人のそれぞれの安心して利用できる5サービスをご紹介していきます!
個人向けのファクタリング会社5選
ペイトナー ファクタリング(旧:yup先払い)
まず、ペイトナー株式会社(旧:yup株式会社)の運営する「ペイトナー ファクタリング」です。

ペイトナー ファクタリングは
フリーランス・個人事業主を対象にファクタリングサービスを展開しています。
ペイトナー ファクタリングは 2022年3月に累計申込件数が20,000件を突破し、
4月に最短審査時間が業界最速の10分にアップグレードしました。
今最も勢いのあるファクタリングサービスと言っても過言ではありません!
サービスの概要をまとめると以下の通りとなります。
2者間 | 〇 |
3者間 | × |
個人 | 〇 |
法人 | 〇 |
手数料 | 一律10% |
買取金額 | 1万円~25万円(初回) ~100万円(2回目以降) |
入金スピード | 最短10分 |
オンライン完結 | 〇 |
債権譲渡登記 | 不要 |
運営会社 | ペイトナー株式会社 |
QuQuMo
次に、株式会社アクティブサポートの運営する「QuQuMo Online(ククモ オンライン)」です。

QuQuMo Online(ククモ オンライン)は
法人・個人を対象にした2者間ファクタリングを提供しています。
QuQuMo Online(ククモ オンライン)が好評を博している理由として、
スマホやPCなどのデジタルデバイス上で簡単に手続きができる点に加え、
最短2時間での資金調達が可能な点が挙げられます。
提出に必要な書類が請求書・通帳の2点のみであることが即日資金調達を可能にしているのでしょう。
サービスの概要をまとめると以下の通りとなります。
2者間 | ◯ |
3者間 | × |
手数料 | 1%〜上限なし |
買取金額 | 上限なし |
入金スピード | 最短2時間 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | 不要 |
運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
labol(旧:nugget)
そして、株式会社ラボルの運営する「labol(旧:nugget)」です。

labol(旧:nugget)は個人・フリーランス向けに特化した2者間ファクタリングです。
手続きはオンラインで完結し、申し込みは「会員登録」「請求書アップロード」「エビデンスアップロード」の3ステップで完了します。
ここでいう「エビデンス」とは売掛債権の存在を証明する材料となる書類のことで、通帳のコピーや取引先からの入金履歴などが挙げられます。
また、最短60分という業界最速水準の入金スピードもlabol(旧:nugget)の魅力の一つです。
サービスの概要をまとめると以下の通りとなります。
2者間 | ◯ |
3者間 | × |
手数料 | 一律10% |
買取金額 | 1万円〜 |
入金スピード | 最短60分 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | なし |
運営会社 | 株式会社ラボル |
フリーナンス即日払い
続いて、GMOクリエイターズネットワーク株式会社の運営する「フリーナンス即日払い」です。

「フリーナンス即日払い」は、
個人事業主・フリーランスを対象に展開するオンライン型2者間ファクタリングサービスです。
手数料3%〜10%や手続きのオンライン完結など、
様々な方にとって優しいファクタリングサービスとなっています。
さらに、フリーナンスはファクタリングサービス以外にも収納代行口座である「フリーナンス口座」や各種労働補償サービスの「あんしん補償」、所得補償の「あんしん補償プラス」などの金融サポートも充実しており、フリーランスの方には心強いサービスとなっています。
サービスの概要をまとめると以下の通りとなります。
2者間 | ◯ |
3者間 | × |
個人 | ◯ |
法人 | ◯ |
手数料 | 3〜10% |
買取金額 | 1万円〜 |
入金スピード | 最短当日 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | × |
運営会社 | GMOクリエイターズネットワーク株式会社 |
日本中小企業金融サポート機構
最後に、一般社団法人日本中小企業金融サポート機構の運営する「日本中小企業金融サポート機構」です。

ファクタリング業界では珍しい社団法人の運営するファクタリングサービスです。
「日本中小企業金融サポート機構」は法人だけでなく個人事業主もサービス対象とし、2、3者間ファクタリングを提供しています。
サービスの概要をまとめると以下の通りとなります。
項目 | データ |
2者間 | ○ |
3者間 | ○ |
手数料下限 | 1.5% |
手数料上限 | 10% |
買取可能金額 | 限度なし |
入金スピード | 最短3時間 |
オンライン完結 | ○ |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 本人確認書類・請求書 通帳3ヶ月分・規定の申込書 履歴事項全部証明書・印鑑証明書 |
運営会社 | 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構 |
法人向けのファクタリング会社5選
ここからは、法人向けのファクタリング会社のうちexciteファクタリング編集部がおすすめするファクタリング会社5選を紹介していきます。
QuQuMo
株式会社アクティブサポートが運営する「QuQuMo Online(ククモ オンライン)」です。

QuQuMo Online(ククモ オンライン)は
法人・個人を対象にした2者間ファクタリングを提供しています。
QuQuMo Online(ククモ オンライン)が好評を博している理由として、
スマホやPCなどのデジタルデバイス上で簡単に手続きができる点に加え、
法人向けファクタリングサービスでは珍しい最短2時間での資金調達が可能な点が挙げられます。
提出に必要な書類が請求書・通帳の2点のみであることが即日資金調達を可能にしているのでしょう。
また、手数料がの下限が1%なのもQuQuMo Online(ククモ オンライン)の魅力の一つです。
サービスの概要をまとめると以下の通りとなります。
2者間 | ◯ |
3者間 | × |
手数料 | 1%〜上限なし |
買取金額 | 上限なし |
入金スピード | 最短2時間 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | 不要 |
運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
日本中小企業金融サポート機構
最後に、一般社団法人日本中小企業金融サポート機構の運営する「日本中小企業金融サポート機構」です。

ファクタリング業界では珍しい社団法人の運営するファクタリングサービスです。
「日本中小企業金融サポート機構」は個人事業主だけでなく法人もサービス対象とし、2、3者間ファクタリングを提供しています。
サービスの概要をまとめると以下の通りとなります。
項目 | データ |
2者間 | ○ |
3者間 | ○ |
手数料下限 | 1.5% |
手数料上限 | 10% |
買取可能金額 | 限度なし |
入金スピード | 最短3時間 |
オンライン完結 | ○ |
債権譲渡登記 | 不要 |
必要書類 | 本人確認書類・請求書 通帳3ヶ月分・規定の申込書 履歴事項全部証明書・印鑑証明書 |
運営会社 | 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構 |
OLTA
続いて、OLTA株式会社が運営する「OLTAクラウドファクタリング」です。

「OLTAクラウドファクタリング」の契約形態は2者間ファクタリングで、
法人・個人ともに利用可能です。
「OLTAクラウドファクタリング」の手数料はファクタリング業界で最低水準の2%〜9%です。
買取可能金額にも限度もないため、汎用性の高いファクタリングサービスとなっています。
さらに、日本初のオンライン型ファクタリングサービスとして知られており、迅速に資金を調達することが期待できます。
サービスの概要をまとめると以下の通りとなります。
2者間 | ◯ |
3者間 | × |
個人 | ◯ |
法人 | ◯ |
手数料 | 2〜9% |
買取金額 | 上限・下限なし |
入金スピード | 最短即日 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | × |
運営会社 | OLTA株式会社 |
anew
そして、先ほど紹介したOLTA株式会社と新生銀行が共同で提供している「anew」です。

「anew」は法人を対象とした2者間ファクタリングを提供しています。
「OLTAクラウドファクタリング」で培ったOLTA株式会社のノウハウと新生銀行の資金力が組み合わさることで、より金額の大きな債権をシームレスに買い取ることができます。
また、買取金額の大きさに関わらず最大手数料9%とファクタリング業界でも最低水準を誇っています。
サービスの概要をまとめると以下の通りとなります。
2者間 | ◯ |
3者間 | ✖️ |
手数料 | 2〜9% |
買取金額 | 〜1000万円 |
入金スピード | 24時間以内 |
オンライン完結 | ◯ |
債権譲渡登記 | あり(必要に応じて) |
運営会社 | anew合同会社 |
電子請求書早払い
最後に、株式会社インフォマートとGMOペイメントゲートウェイ株式会社が共同で提供している「電子請求書早払い」です。

「電子請求書早払い」は法人・個人の両者を対象に2者間ファクタリングを提供しています。
「電子請求書早払い」の最大の魅力は、 1〜6%という手数料の安さです。
これは業界屈指の安さを誇ります。
また、最大3000万円の資金調達が可能な点も「電子請求書早払い」の魅力の一つです。
サービスの開始は2020年1月で、まだ新参サービスではあるものの評判の良さとサービスの質の良さで注目を集めています。
サービスの概要をまとめると以下の通りとなります。
2者間 | ○ |
3者間 | × |
手数料 | 1〜6% |
買取金額 | 〜3000万円 |
入金スピード | 最短2日(初回は最短5日) |
オンライン完結 | ○ |
債権譲渡登記 | 不要 |
運営会社 | 株式会社インフォマート |
ファクタリングを利用する際の流れ
ここからはファクタリングを利用する際の流れについて解説します。
※ファクタリング会社によって利用の流れは異なりますので、「一般的にはこういう流れ!」という大枠をご理解頂ければと思います。
以下が利用の流れの図解です。

申し込み
まず、使いたいサービスへの申し込みです。
先に解説した通り、ファクタリング会社によって手数料や入金スピードは様々です。
自分のニーズにあったファクタリング会社を選び、その会社の利用条件や必要書類などを調べた上で申し込みをしましょう。
必要書類を提出する
申し込みを終えたら、必要書類の提出です。
必要書類はファクタリング会社によって異なるため、会社に合わせて用意しましょう。
ポイントは必要書類を過不足なく提出することです!
提出書類の不備や遅れ、虚偽の書類の提出等がある場合、
審査に通過できなくなってしまいます。
また、サービスによっては審査に落ちてしまうと次回の利用にも影響を及ぼしてしまう可能性があるので絶対に避けましょう。
ここで、多くのファクタリングサービスが提出を求める書類は以下の通りです。
- 登記簿謄本(法人の場合)
- 身分証明書
- 決算書(法人の場合)or 確定申告(個人の場合)
- 印鑑証明書
- 通帳(指定期間のコピーなど)
- 請求書・発注書・納品書・契約書など売掛債権の存在を認識できるもの
- 売掛先企業との基本契約書
もちろん、上記で挙げたような書類が全て必要とならないケースも存在しています。
ファクタリングの利用を考えているサービスの必要書類は、予めチェックしておくことをおすすめします。
審査・打ち合わせ
審査・打ち合わせは提出された書類などを元に行われることが多いです。
昨今、審査や打ち合わせはオンラインが主流ですが一部面談でも行われます。
面談の場合は、事前に提出した必要書類に加えて面談内容が審査結果に影響してきます。
そのため、面談にはしっかり準備して臨みましょう。
オンラインであれば提出した資料を元に審査が行われますので、提出した後は審査結果を待つだけです。
審査のポイントはこの後紹介しますので引き続きご覧ください!
振り込み
審査に通過すると、
買取債権額から手数料を引いた分の金額がファクタリング会社から振り込まれます。
ここで発生する契約書は絶対に隅々まで確認し、不明瞭な点があれば遠慮なく当該ファクタリング会社へ質問しましょう。
ファクタリング会社への支払い
2者間ファクタリングの場合は、利用者がファクタリング会社に支払いを行う必要があります。
支払い方法はファクタリング会社によって異なりますので、提示された手順にしたがって忘れずに支払いを行いましょう。
万一、支払いに遅れてしまった場合や遅れてしまいそうな場合は、速やかに当該ファクタリング会社へ連絡することをおすすめします。
ファクタリングの審査のポイントは?
ファクタリング利用には審査の通過が必要不可欠です。
この審査をうまく乗り越えるためのコツをいくつか紹介します。
ファクタリングの審査に通らない原因
ファクタリングの審査になかなか通らない原因は主に以下の3つが挙げられます。
売掛先に原因がある場合
ファクタリングで最も重要視されるのは、売掛先の信用になります。
そのため、審査に通らない場合、売掛先の企業に原因があることが多くあります。
- 売掛先の実在が疑わしい
売掛先の情報は正しく伝えることができているでしょうか。
ファクタリング会社側が売掛先の情報を調べても出てこないという時は、ペーパーカンパニーや休眠会社などの詐欺を疑われ、怪しまれてしまう可能性があります。
近年、ファクタリング会社を狙った「実在しない債権を売却する」という詐欺が横行しているため、審査の中で最も重要視されているポイントの1つとなっています。
「実在しない債権を売却する」行為は、立派な犯罪です。
- 売掛先の取引実績が乏しいor無い
売掛先の取引実績とは、以下の2点のことです。
- 売掛先の総取引実績
- 売掛先と自分の取実績
取引実績が多いと信用度が高いとされ、逆に取引実績が少ないと信用度は低いとみなされます。
また、過去の取引は前項の「売掛先が存在すること」の証明にもなります。
- 売掛先の経営状況が悪い
売掛先の経営状態がよほど悪い場合は倒産のリスクがあるため、代金回収の不確実性を理由に断られてしまう可能性があります。
売掛金を回収できないと、ファクタリング会社はただ損をしてしまうだけになります。
ファクタリング業者は、代金を回収できないことを何よりも警戒しているのです。
- 売掛先が法人ではなく個人
業務形態が法人であるか個人であるかは、売掛先の信用度を決めるにあたり重要な指標になります。
売掛先が法人として事業を行っていると、それだけである程度の信用が保証されます。
一方で個人事業主である場合、法人よりも信用度が落ちてしまいます。
これは、法人と比べ事業規模が小さいため、売掛金を回収できない可能性が高くなるためです。
売掛債権・売掛金に原因がある場合
売掛債権自体に原因がある場合については以下のようなパターンが考えられます。
そもそも、売掛債権がなにかわからないという方はこちらの記事でわかりやすく解説しています↓↓
- 売掛金の支払いサイトが長い
入金までの期日を確認してみましょう。
入金までの期日があまりにも長い場合、貸し倒れのリスクが高いため審査に通らないことがあります。
また、売掛債権を長い間肩代わりすることになり、運転資金的な面でも会社にとって大きな負担になってしまいます。
期間の基準はファクタリング会社ごとに異なるため、利用する会社に確認してみましょう。
- 売掛金が不良債権である疑い
不良債権とは、既に財産的価値を失った売掛金のことです。
不良債権と分かっていながらファクタリングに申し込む悪質な詐欺が存在するので、ファクタリング会社は常に警戒しています。
価値のある債権だということが分かるような書類を用意すると、会社も安心して取引をすることができます。
- 売掛債権を二重譲渡している疑い
「二重譲渡」とは、1つの債権を異なる2つの会社に買い取ってもらうことです。
これは紛れもない違法行為であり、立派な犯罪です。
その場合、故意であるかどうかは関係ありません。
十分に気を付ける必要があります。
ファクタリング利用者に原因がある場合
- ファクタリング利用者の身元の信憑性・人柄に問題がある
上述したように、ファクタリング会社は利用者の悪意により騙されるのをなによりも警戒しています。
売掛先や売掛債権は問題ないと判断し審査に通したとしても、実際に取引が終わるまでは本当に安全であるとは言い切れません。
審査の間を縫うようにして騙そうとしている利用者もいるかもしれません。
売掛先が利用者とグルであり、結託して詐欺を行うこともあります。
そのような中で、利用者の身元が保証されなければ、怪しまれてしまうでしょう。
身分証明が不確かなものであったり、過去に大きな過失を犯していたりすると、その段階で審査に通らない可能性もあります。
- 個人でのファクタリング利用である
利用者が個人事業主である場合、上記に述べた審査に落ちやすくなってしまうポイントに当てはまることが多いです。
その場合は、以下のようなフリーランス(個人事業主)向けのファクタリングを専門に取り扱っているファクタリング会社を選ぶとよいでしょう。
審査の通過率を上げるには?
ここからは、審査通過率を上げるためのポイントを紹介していきます。
信用度の高い取引先の債権を申し込む
先ほども記述した通り、
ファクタリング審査において最も重要視されるのは売掛先の信頼度になります。
ファクタリング会社が信頼するに値するような、取引歴が長く、支払実績の良い売掛債権を申し込むことがひとつのポイントになります。
金融機関や官公庁との取引実績が多くあると、厳しい審査を通過したという実績証明になるので、この点にも目を向けてみると良いでしょう。
売掛債権が存在する根拠となる資料を揃える
売掛債権として優良であるにも関わらず、審査に落ちてしまうのであれば、
資料不足が考えられます。
ファクタリングの申請の際の必要書類に、どの業者の場合でも成因資料というものの提出が必ず含まれます必須になります。
成因資料とは
売掛債権の存在を証明する書類のこと。 (例)契約書・発注書・受注書・請求書
これらの資料を充実させればファクタリング会社も納得するでしょう。
会社によって必要書類も異なるため、しっかりと確認をすることが大切です。
面接がある場合は服装や話し方を意識
ファクタリング会社側は、なによりも利用者の悪意に騙されるのを警戒しています。
だからこそ、面接がある際は人柄を見られることが多くあります。
事務連絡等をスムーズに行い、受け答えをしっかりして支払う意思が見えるようにすることが大切です。
個人事業主はフリーランス向けのファクタリング会社を選択するべき
利用者がフリーランス(個人事業主)である場合は、個人向けに提供されているサービスを選ぶようにしましょう。
この記事では、フリーランスに対応しているおすすめのファクタリング会社の紹介もありますのでぜひご検討下さい。
即日利用できるファクタリングサービス
即日で利用できるファクタリング会社の特徴
ファクタリング会社の中でも即日で資金が手に入る会社には以下の2つの特徴があります。
オンラインで完結する
最短即日で資金調達可能な入金してもらえるファクタリングサービスの多くは、オンラインで完結するものとなっています。
オンラインで全てのやり取りが行えるということは、お互いの顔を見ることなく審査等を通過しなければならないということに注意が必要です。
そのため、ファクタリング会社が必要としている情報は正確かつ詳細に入力することを心がけましょう。
2者間ファクタリングである
先ほど説明した通り、2者間ファクタリングという契約形態は以下のような仕組みになっています。
- 利用者がファクタリング会社に売掛債権を売却、ファクタリング会社は代金として売掛金から手数料を引いた金額を利用者に入金
- 取引先が利用者に売掛金を入金
- 利用者が売掛金をファクタリング会社に入金
この形式の場合、利用者とファクタリング会社の2者の間でのみのやり取りのため、短い時間で契約が可能となります。
2者間ファクタリングについてより詳しく知りたい方はこちら↓↓
次に、このような特徴を兼ね揃えたファクタリングサービスを見ていきましょう。
即日で利用できるファクタリング会社
PayToday
PayTodayの概要は以下のようになっています。
運営会社 | Dual Life Partners株式会社 |
契約形態 | 2者間ファクタリング |
対象となる債務者 | 法人・個人 |
手数料 | 1.0%〜9.5% |
入金スピード | 最短即日 |
買取金額 | 下限・上限なし |
PayTodayでは、審査の過程で最新のAI技術を使用することにより売掛金の未回収リスクを低くすることで、業界の中でも低水準の手数料を実現しています。
PayTodayについて詳しくご覧になりたい方はこちら↓↓
ペイトナー ファクタリング(旧:yup先払い)
ペイトナー ファクタリングの概要は以下のようになっています。
運営会社 | ペイトナー株式会社(旧:yup株式会社) |
契約形態 | 2者間ファクタリング |
対象となる債務者 | 法人・個人 |
手数料 | 一律10% |
入金スピード | 最短10分 |
買取金額 | 1〜25万円(初回) |
最短10分という入金スピードが最大の特徴であるペイトナー ファクタリングは、審査完了通知と入金を同時に行うことでこの速さを実現可能にしています。
ペイトナーファクタリングについて詳しくご覧になりたい方はこちら↓↓
フリーナンス即日払い
フリーナンスの概要は以下のようになっています。
運営会社 | GMOクリエイターズネットワーク株式会社 |
契約形態 | 2者間ファクタリング |
対象となる債務者 | 法人・個人 |
手数料 | 3%〜10% |
入金スピード | 即日当日 |
買取金額 | 記載なし |
以下の記事では、即日払いだけでなく、多くのフリーランス向けサービスを提供するフリーナンス口座の開設方法から画像付きでについて詳しく解説しています。
フリーナンスについて詳しくご覧になりたい方はこちら↓↓
ビートレーディング
ビートレーディングの概要は以下のようになっています。
運営会社 | 株式会社ビートレーディング |
契約形態 | 2者間ファクタリング・3者間ファクタリング |
対象となる債務者 | 法人・個人 |
手数料 | 2%〜 |
入金スピード | 最短即日 |
買取金額 | 下限・上限なし |
ビートレーディングでは、通常のファクタリング以外にも4種類のファクタリングを提供しているので様々な目的に沿った利用が可能です。
ビートレーディングについて詳しくご覧になりたい方はこちら↓↓
QuQuMo
QuQuMoの概要は以下のようになっています。
運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
契約形態 | 2者間ファクタリング |
対象となる債務者 | 法人・個人 |
手数料 | 1%〜 |
入金スピード | 最短2時間 |
買取金額 | 下限・上限なし |
以下の詳細記事でも記載がありますが、必要書類が買取対象の請求書と通帳のコピーの2つのみで、手軽に利用可能なのが最大の特徴と言えます。
QuQuMoにいて詳しくご覧になりたい方はこちら↓↓
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、ファクタリングそのものの説明から、利用に伴うさまざまな悩みの解決策、おすすめできるサービスまで紹介してきました。
ファクタリング会社の紹介については、より詳しい説明をしている関連記事がありますのでぜひ合わせてご覧ください!
- ファクタリングとは、債権の先払いによる資金調達手段!
- 最短10分~の入金時間や手数料1%~の発生などの特徴がある!
- 個人・法人向け、即日調達可能などファクタリング会社によって様々!
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