
「外貨預金はおすすめしないと言われがちだけど理由を知りたい」
「外貨預金に代わる運用はなにがおすすめ?」
実際に外貨預金は定期預金よりも高い金利が魅力ですが、その金利の高さがボトルネックとなり、仕組みを知らないが故に失敗してしまう方も少なくありません。
そこで今回は、投資に興味がある方に向けて、外貨預金をおすすめしない理由や外貨預金よりもFX積立の方が資産形成に向いている訳について詳しく紹介します。
・日本円⇆外国通貨の「為替手数料が高い」
・相場が「急変した際には対応が難しい」
・「預金保険の対象外」など…
(銀行が破綻したときに預金を保護してくれる保険)
・投資初心者は「FXの積立」がおすすめ!
・資産を守る法律も適用される!
・FX口座によっては低コストでコツコツ!
目次(タップでジャンプ)
外貨預金をおすすめしない5つの理由
為替手数料が高い
日本円を外国の通貨で外貨預金する場合、為替レートに加えて銀行の手数料がかかるのが一般的です。
この手数料については、多くの銀行は「1ドル=1円」として換算されますが、外貨預金の場合は為替手数料が高いところがデメリットです。
外貨預金は手数料が高く設定されており、大手銀行でも片道25銭から1円相当かかるため、かなり高水準の手数料体系なのが現状です。
例えば、1万ドル(約100万円)を米ドルで外貨預金する場合、預入時に2,500円、払戻時に2,500円、合計5,000円の手数料がかかることになります。

外貨預金は預金保険の対象外
実は外貨預金は預金保険の対象外です。預金保険とは、あなたが預けている銀行が破綻した場合、その預金を全て保護してくれる保険制度のことです。
なので、1,000万円以上の資産がある方は他の銀行口座を作って資産を分散させることでリスクヘッジを行い、予め不測な事態に備えることが可能です。
ですが、外貨預金の場合は預金保険の対象外なので、仮にもしも預けている金融機関が破綻した場合1円たりとも戻ってこないため、非常にリスキーな投資だと言えます。

相場の急変時に対応できない
為替相場は外的要因などの影響から、急に大きく相場が動くことが多々あるため、堅実な投資をされたい方には外貨預金はおすすめできません。
外貨預金は日本円を米ドル、ユーロ、ポンドなの外貨に替えて資産運用しますが、外貨の価値は様々な要因で日々変わるため将来の予測がしづらいです。
一方で外国為替証拠金取引であるFX取引では、短期取引でリスクを最小限に抑えながら利益を上げることができるかもしれませんが、外貨預金はスピーディーに対応できません。
このような要因から、外貨預金は相場の急変時に即座に対応できない上に、世界情勢などの影響もダイレクトに通貨に与えるため、外貨預金はおすすめできません。

元本割れリスクがある
外貨預金は投資の一環なので、元本割れリスクがあることを忘れてはいけません。
元本割れとは、当初投資した金額が相場の下落などが原因で、投資金額を大きく下回ることを言います。
レバレッジや手数料を抜きでザックリお伝えすると、100円から90円になると10万円の損失、100円から110円になると10万円といったイメージです。
つまり、預入時から円安に陥ってしまうと元本割れリスクが生じてしまう可能性が高いので、投資するタイミングには注意する必要があります。

リスクに対するリターンが見合わない
外貨預金は他の定期預金よりも金利が10倍高く、高い金利で運用するため利益が出やすい一方でリスクも大きいことを忘れてはいけません。
基本的に定期預金の金利は0.001%なので、100万円を預入すると年間に10円の利益が出ますが、外貨預金は金利が0.01%なので100万円の預入で1年に100円の利益が出ます。
株式投資で考えると年間の利回りが平均3〜5%であり、100万円を投じれば年間に3〜5万円の利益が出るため、外貨預金はあまり旨味のある投資とは言い難いのが現状です。
また、上記でもお伝えしましたが外貨預金は預金保険の適用外なので、総合的に評価するとメリットよりもリスクの方が大きいというのが事実です。
もしも外貨預金を検討しているなら、FX積立や株式投資などの投資方法の方が堅実に資産が増えていくので、外貨預金はあまりおすすめできない投資方法です。

外貨預金のメリット・デメリット
・円安になると儲かる可能性
・投資知識や経験がなくても始めやすい
デメリット
・為替差損が発生するリスクがある
・為替手数料が高い
・ペイオフが無い
外貨預金のメリット
円安になると儲かる可能性
外貨預金では為替変動により円安になると、短期間のうちに資産が増える可能性があるのがメリットの一つです。預入時よりも円安に推移すれば、資金を預けているだけでコツコツと資産を増やすことができます。
ですが冒頭でも述べた通り、外貨預金は相場が急変動する際には対応できません。ある程度の確信があれば良いかもしれませんが、経験者でも難しいでしょう。

投資知識や経験がなくても始めやすい
資産運用と聞くと難しいイメージを持たれる方が多いですが、外貨預金は資産を預けておくだけで資産形成できるので、投資初心者でも始めやすいのがメリットです。
特に株式投資や投資信託の配当金は企業の業績によって変わりますが、外貨の金利は確実に得ることが可能なので、将来確実に受け取れるお金があるというのは安心感があります。

外貨預金のデメリット
為替差損が発生するリスクがある
外貨預金は為替差益が得られる一方で為替差損が発生するリスクがあるのがデメリットです。
例えば、今月は10万円利益が上がったとしても、次月20万円の損が発生する可能性も高いため堅実な投資とは言い難いです。
為替手数料が高い
外貨預金は預入時と払戻時、両方に為替手数料がかかります。この手数料は一般的な金融商品よりも高めに設定されています。
基本的には預入時25銭、払戻時25銭の金融機関が多いです。仮に100万円預入時・払戻時はそれぞれ2,500円相当の手数料がかかります。

ペイオフが無い
外貨預金は預金保険制度の適用がないので、仮に預入先の金融機関が破綻した場合、1円たりとも返金されないのがデメリットです。
株式投資やFX取引の場合は、基本的に1,000万円までの利息等が保証されています。
外貨預金とは?基本をおさらい!
外貨預金とは外貨建て預金のことです。日本ではなく外国の通貨である、米ドルやユーロ、ポンドなどの通貨で預金することを言います。
預金の方法は円預金と同じですが、日本と外国の通貨では金利が違います。基本的には外国の通貨の方が金利が高い傾向となっています。
資産運用では預けた資産が現在の為替レートよりも円安になっていれば為替差益が生じ、円高になっていれば為替差損が生じる仕組みです。
また、外貨預金には種類があり、日本円を外国の通貨で預ける預金を「外貨預金」、定期で預けることを「外貨定期預金」などがあります。
外貨での元本は保証されていますが、円建ての金額は預けた時期よりも減少することがあるので、メリットやデメリットを把握した上で投資することが大切です。

外貨預金よりもFX積立がおすすめ!比較してみよう
- 急変動にも対応できる
- 万が一の時、資産が守られる
- 手数料なども抑えられる
- 売却のタイミングも自由
FX積立ではドルコスト平均法と呼ばれる、定期的に一定額の金融商品を購入する投資方法を採用しているので、相場の変動に関わらず購入価格を平準化できます。
一方で外貨預金は預けるだけの投資方法なので、市場が危機的な状況に陥っても対処するには時間がかかってしまい、柔軟性が無いところが大きなデメリットと言えます。
また、FX積立は信託保全と言われる、顧客の資産を安全に保証してくれる法律が義務付けられているので、銀行が倒産した場合でも投資家の資産は守られます。
ですが、外貨預金は預金保険の対象外なので、預入先の銀行が倒産してしまうと1円たりとも戻ってきません。しかも元本割れリスクも非常に高いです。

外貨預金とFX積立の比較
外貨預金とFX積立を、手数料など項目別に比較してみましょう!※FX積立は外為どっとコムの場合
外貨預金 | FX積立 | |
---|---|---|
信託保全 | 対象 | 対象外 |
手数料/スプレッド | 25銭 | 0.2銭 |
レバレッジ※個人口座 | 最大25倍 | 1倍 |
例:10,000米ドルを預金 | 片道2500円 | 20円 |
このように、外貨預金とFX積立を比べると「安全性や取引コスト面」でFX積立が大きく優ると言えるでしょう。特に初心者など堅実に長期投資として資産形成をしたい方はFX積立をおすすめします。
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最低取引単位 | 1,000通貨 ※RUB/JPYは10000通貨 |
---|---|
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最低入金額 | 即時入金サービス ・1000円以上1円単位 |
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デモ取引 | 可能 |
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レバレッジ ※原則固定、例外あり | 最大25倍 ※個人口座の場合 |
基準スプレッド ※原則固定、例外あり | ユーロ/円 0.5銭 ポンド/円 1.0銭 |
出典 | 外為どっとコム公式サイト |
※対象期間:口座開設月から翌々月まで
よくある質問
まとめ
ここまで本記事では、外貨預金がおすすめできない理由や、外貨預金のメリット・デメリット、おすすめのFX口座や投資方法について詳しく紹介してきました。
外貨預金は定期預金よりも金利が高く預入するだけで利益が出る一方、相場に柔軟に対応できなかったり、手数料が高かったりとデメリットの方が多いことを理解できたと思います。
今現在外貨預金を検討されている方は、安定したパフォーマンスが発揮できるFX積立を利用した方が長期的な資産形成に向いているので、この機会に検討してみてください。

※対象期間:口座開設月から翌々月まで
・本記事では、FXを「必ず利益を生む方法」として紹介しているものではございません。FXは自己の責任において行っていただくようお願い致します。
・外国為替証拠金取引は外国為替レート金利の変動により損害を被るリスクがあり投資元本は保証されていません。
・マーケットの相場変動率に比べ投資元本の損益変動率が大きく状況により損失が証拠金額を上回ることもあります。
・スプレッドは指標発表時や相場が急変した際に拡大する場合があります。
・スリッページが発生することで、発注時点に比べ不利な価格で約定する場合もあります。
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・本記事で紹介している企業は金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」より抜粋しています。