エステ並みの効果が期待できる脱毛器。だけどどんな種類が多すぎてどんな脱毛器を選べばいいのかわからないとお悩みの人も多いですよね。
そこで今回は脱毛器を選ぶときのポイントと、おすすめ商品10選をご紹介します!
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
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「自宅脱毛は効果が薄い!」というのは昔の話、今はエステと同じくらい効果のある家庭用脱毛器が増えています。
ではどんな脱毛器を選べばよいのか?脱毛器選びで失敗しないためのおすすめな選び方7つを見ていきましょう。
現在家庭用として購入できる脱毛器は、フラッシュ式(IPL光)・レーザー式・サーミコン式(熱ワイヤー)の3種類です。
一見同じように思える脱毛器にどんな違いがあるのか?それぞれの気になる特徴と気になる痛みについてまとめました。
特徴 | 痛み | |
フラッシュ | 光のエネルギーを利用し毛根にダメージを与える | 痛みも肌負担も少ない |
レーザー | メラニン色素に光を反応させ、毛根にダメージを与える | 照射威力が強いので痛みが強い |
サーミコン | 毛を熱ワイヤーで焼き切る | 熱さはあるが痛みはない |
レーザー脱毛は光の威力が大きいので比較的痛みが強くなりますが、そのぶん脱毛効果がより感じられる方法です。
3つの方法を比べると、【レーザー>フラッシュ>サーミコン】の順で、より高い脱毛効果が得られるといえます。
肌の厚さや敏感さは身体の場所によって異なり、肌質や体質によっても人それぞれ違うため、照射レベル(肌に照射する光エネルギーの強さ)が変えられるものを選びましょう。
早く脱毛効果が出て欲しいからといって無理に強い光をあてると、肌荒れや火傷の原因になり、肌を傷めてしまう場合があります。
脇やスネなど毛が太い部分には高出力で、デリケートゾーンのように皮膚が薄い部分には低出力で、と様子を見ながら照射レベルを変えましょう。
脱毛初心者はまず低出力から行って、傷みの感じ具合と肌の調子を見ながら、徐々に出力を上げていくのが安心です。
脱毛器はどれも熱を使って毛根や毛そのものに働きかけるため、安全性には十分配慮しなければなりません。
とはいえ市販されている製品のなかには、使い方以前にそもそも安全性が疑わしいものがあるのも事実。なかには「安さに惹かれて買ったけど、肌を痛めて傷が残った」という実例もあります。
キレイなスベスベ肌を目指しているのに肌を傷めてしまったら本末転倒です。肌に直接使うものだからこそ、信頼と実績のあるメーカーを選ぶことが肝心です。
脱毛器の種類によっては、本体以外にカートリッジ交換や専用ジェルの買い足しが必要になることがあります。
本体価格が安くても消耗品でお金がかかる場合があるので、脱毛全体に掛かる費用や照射1回あたり(1ショット)のコストを考えた上で製品選びをしましょう。
また、消耗品は必要ないけど、『ショットを全部打ち終わったら機械ごと使えなくなる』という脱毛器があることも、あわせて知っておきましょう。
下記に消耗品の有無によるメリットデメリットをまとめました。
消耗品なし | カートリッジ交換が必要 | ジェルが必要 | |
メリット | 本体以外に一切お金がかからない | 清潔に使い続けることができる | より高い美肌効果が得られる場合がある |
デメリット | 全ショットを打ち切ったら使えない | 追加コストがかかる | 手間とコストがかかる |
落とし穴 | 消耗品なしとあってもバッテリー交換が必要な場合がある | 追加購入の度に送料がかかる場合がある | 実際はジェルがなくても打てる場合もある |
脱毛はある程度長い期間続けることが必要となりますが、その間に消耗品を買い足す場合の送料の有無なども必ず確認しておくことをおすすめします。
ちょっとした金額でも積み重なればなかなかの金額になることもあるので、コストの総額を知ることが大切です。
どんなに高性能な機械でも一回の脱毛に時間がかかり過ぎて、結局面倒で使わなくなってしまってはもったいないですよね?
脱毛器はそれぞれの機種により1回で照射できる範囲や速度が決まっています。1回あたりの照射面積が広く速度が速いほうが、当然ながら手間が少なく脱毛を進めるスピードが早くなります。
また、照射面積が狭いと機械を肌に当て直す回数が増え、そのぶん打ち残しが出やすくなるというデメリットもあるのでご注意を!
ただ、照射面積が大きいタイプのカートリッジはオプションで、ある程度高額を出さないと買えない場合もあるので、それが標準装備なのかどうかも事前に確認しておきましょう。
脱毛器はメーカーや機種によって脱毛できる部位が違います。
特に肌がデリケートで脱毛器を当てにくい『顔・vioゾーン』の処理はできないものもあるので、自分が脱毛したい部分に対応しているかをしっかりチェックしましょう。
脱毛は進めていくうちに「あそこもここも脱毛したい」となることが多いので、(商品価格にもよりますが)長い目で見ると、できるだけ使用可能部位が多いものを選んだほうがよいようです。
多くの商品が溢れかえる脱毛器市場では、価格もピンキリでどれを買ってよいのか悩むことと思います。
さまざまなネットショップをリサーチし、価格帯と製品についてまとめました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
価格 | 2~3万円代 | 4~8万円代 | 9万以上 |
特徴 | それなりの効果あり 高出力で照射スピードが遅くなる場合も | 効果が感じられる VIO・顔に使用可能なものが多い | 業務用クラスに近い ショット回数が多い |
当然ながら、かなり低価格の商品と高級価格帯の商品とでは、性能そのものや得られる効果が違ってきます。
やはりコストパフォーマンスがよいかどうかという点が重要になるので、出せる価格帯の商品と、少し高額な商品との違いをしっかり知っておくのがよいと思います。
ネットショップや口コミで人気の高いブランドを独自調査しました。
それぞれに特徴があるのはモチロンのこと、脱毛器として・メーカーとしての信頼度が高いものばかりで、「さすが選ばれるだけのことはある!」と、編集部も納得のラインナップです。
脱毛器と言えばコレ!という程人気と知名度の高いケノンは、さまざまなサイトで長期間に渡ってダントツの人気を獲得している実力者です。
男性の濃いヒゲにも効果を期待できるパワフル脱毛で、男女問わず人気です。
ドイツに本社を置く小型電気器具メーカーで、男性用シェーバーでもお馴染みの老舗ブランドです。
女性向け脱毛器の歴史は長くないですが、有名シェーバーメーカーだけあって、肌に優しい独自システムが人気です。
2004年にカリフォルニアで創業されたブランドで、家庭用脱毛器で唯一『アメリカFDA認証』を受け、皮膚科医にも推奨されています。
プロ仕様のダイオードレーザー技術採用で、日本でも販売以来安定の人気があります。
・照射面積の広さ
・照射速度の速さ
・一回の脱毛にかかる時間
・使用できない部位
・痛みの強さ
・美肌効果
・照射パワーの調節機能
・消耗品の追加購入
・1ショットあたりの単価
脱毛器に求めるのはなんと言っても処理能力と効果の高さ!どんな機種でも結果がでなければ買った意味がありません。
ここでは実際の購入者の評価や満足度の高さと、編集部独自の視点から選別したおすすめの人気脱毛器を5つ紹介します。
それぞれ得意な処理や使い心地に特徴があるので、求める機能やなりたい自分に照らし合わせて、じっくり比較してみてください。
圧倒的な人気を誇るケノンは、10段階で照射レベルが選べるうえ、3段階の連射機能を使えば照射レベルを落とすことなく肌負担が分散でき、肌の弱い人も安心して使えます。
照射面積9.25cmとかなり大きなカートリッジが追加購入でき、それを使えば何度も打つ必要がないうえ打ち漏れが少ないので、短時間でキレイに広範囲の処理ができます。
シャープなフォルムの本体に機器がすべてしまい込めるのもポイントで、出しっぱなしでも違和感がなく、使いたい時にすぐ使えるので自然と脱毛がはかどります!
肌に優しい使い心地ですが、ユーザーの40%が男性というだけあって「かなりの剛毛だけどキレイになった」というレビューが多いです。
フラッシュ脱毛をキレイに仕上げるには光の強さの微妙な加減が必要ですが、素人が上手い具合に調整するのはなかなか難しいものです。
シルクエキスパートは肌の色に合わせて照射パワーを調節する、『自動調節システム』を装備しているため、肌の部位に合わせた優しい処理が簡単にできるのがほかの脱毛器とは大きく異なる特徴です。
肌の弱さには個人差がありますが、3段階の手動調節を使えば更に優しい照射モードに切り替えることもでき、『医療機関テスト済み』というだけあって、使用時の肌トラブルレビューは見当たりませんでした。
カートリッジの取り換えや専用ジェルの塗布が必要がないので、追加コストがかかりません。
トリアは米国政府機関:FDAの認可を受けた『唯一の家庭用レーザー脱毛器』で、医療機関でプロが使用するダイオードレーザーの技術を使い、レーザーの専門家が開発しました。
照射面積が狭いので一度に広い範囲に照射するのは難しく、「かなり痛みを感じる」「覚悟が必要かも」というレビューが多いですが、満足の声も多いです。
公式ページに「追加コストゼロ」とありますが、バッテリーの充電可能回数は約500回で、バッテリーが切れたら2万円位で本体ごと交換して貰えます。
長期使用や全身使用を希望の場合は、必ずしも追加コストがかからない訳ではないので注意してください。
人気の家庭用脱毛器の中でも10万円超という高額商品で、脱毛器とは思えないスタイリッシュなデザインでも注目されています。
高額なだけに他商品との違いが気になりますが……、まずは照射面積が業界最大級とも言える12cmもあり、照射スピードがチャージ0.5秒と早いので、広範囲の脱毛もサクサク進められます。
付属ツールが豊富でカートリッジを交換すれば『狭い場所・デリケートな場所』にも使えるのですが、それらすべてが本体に収納できるので、使いたい時に使えてスッキリ片付けられます。
「お洒落で喜ばれそう」なので、男性が購入し女性とシェアしているというレビューもチラホラ見られましたよ。
プレステージは皮膚科医と共同開発したルメアシリーズの中でも最も効果が高く、肌密着させないと照射できない『安全リング』を採用しているので、より確実で正しい照射ができます。
コードレス方式なので好きな場所で気軽に使うことができ、処理しずらいビキニラインのお手入れなども場所を選ばず行えます。(ビキニエリア用・顔用専用のアタッチメント有)
カートリッジやバッテリー交換が必要ないのが特徴ですが、カートリッジの最大照射回数を使いきったら使用できなくなります。メーカーに問い合わせると「全身に使用しても2年以上使用できる」ということでしたが、脱毛半ばで使えなくならないよう注意してください。
脱毛すると毛穴が小さくなって肌のキメが整う、ということは広く知られていますが、近頃の脱毛器は美肌機能がさらに進化を遂げています。
脱毛器に美肌機能が付いていることが当たり前になっているなかで、「コレは続けて使いたい!」と思える商品5つを厳選しました。
こちらもなりたい自分や好みに合わせて比較してみてください。
皮膚科専門医監修の元で開発された光美容器光エステは、ムダ毛ケアと共に美肌ケアにも着目して開発されています。
脱毛機能で優れているのは、カートリッジがあてにくい肘や膝にも使いやすく、照射タイプによくある「部分的に反応しなくて処理できない……」というストレスのないお手入れができることが、個人的にもポイントが高いと感じました。
照射面積が5.4cmと大きめで照射間隔が2.5秒と早いのに加え、1回の充電で600発照射できるのも使いやすいですね。
キセノンランプ(光)の刺激で古い角質を剥がしやすくするので、ターンオーバーが正常になって透明感がアップし、徐々に肌のキメが整ってきます。
先に紹介した「レイボーテグランデSTA-182TZ」と同機種ですが、『パールスキンジェル』と『クールアタッチメント』がセットに含まれるため、さらに肌に優しいケアができます。
『パールスキンジェル』に配合された天然パパイヤ酵素は、ムダ毛の主成分となる「タンパク質」に働きかける作用があり、コラーゲンや大豆エキスは肌に潤いを与えて脱毛時の肌ダメージを防いでくれます。
このジェルが凄いのは、ジェルを塗布した場所に照射すると一時的に跡が残り、打ち漏れや打ち重ねがなくなること!効率的に脱毛が進みます。
『クールアタッチメント』は肌を引き締めてクールダウンする効果があり、毛穴を引き締めきめ細かな肌へ導きます。
有害な紫外線をカットするフィルター付きで、肌に優しく痛みを感じにくいです。
美容クリニックでフォトフェイシャルに使用される『IPL光』を使っていて、コラーゲンを活性化させてシミ・くすみを改善する効果が期待でき、脱毛と同時に美肌ケアが叶います。
紹介する脱毛器の中ではリーズナブルで、照射面積が7cmと大きく作業効率も高めですが、口コミやレビューで「すぐ壊れた」という声が多いのが気になります。
問題なく使っているかたは進めるうちに確実な効果が出ているようなので、購入前に保証や不良時の交換についてよく確認しておくことをお忘れなく。
美容サロンレベルのIPL脱毛ができ、美顔カートリッジで美肌ケアもバッチリです。
オートショット機能付きでその都度照射ボタンを押す必要がなく、どんな持ち方でも肌に触れさえすれば自動照射してくれるので、背中やモモ裏など手が届きにくい場所に便利です。
約13万発照射可能でVIOラインを含めた全身に使えるので、これ一台あれば身体全部の脱毛が完了します。
専用美顔用カートリッジを使えばエステ級の全身美肌ケアが行えるそうですが、オプション機能のせいかレビューが少なく、実際の効果がいまいち検証できませんでした。
ただ脱毛自体にIPL光を使っているためか「毛穴が閉まって肌がキレイになった」という声が多数見られます。
ほかの数機種と同じように、こちらもIPL光を使って脱毛をしています。
1ショットを5連射で打つことでパワー拡散して、肌への負担や痛みを軽減してくれるのが特徴ですが、「痛みが強め」「冷やさなければとても無理」というレビューが見られます。
照射レベルは7段階と広いので、肌の強さに合わせて低出力から試すのが安心です。
ほかに紹介したいくつかの機種と同じく、本来美肌ケアに使われるIPL光を使った脱毛なので、脱毛と美肌の相乗効果が得られることが期待できます。
コスメのような美しく可愛いデザインが特徴で、「見た目が可愛いのがよい」というレビューが多かったです。
エステに比べてお得とはいえども、家庭用脱毛器はなかなかの高額商品です。そして、肌に直接使うものなので、気になることや疑問はたくさんあって当然です。
ここではよくある疑問・質問を、わかりやすく解説します。
『脱毛とは毛根から毛を取り除くこと』『除毛とは皮膚表面の毛を取り除くこと』をいいます。
脱毛器 | 除毛器 | |
方法 | 毛根に作用して毛根から毛を取り除く | 肌表面に見えている毛を取り除く |
効果 | 何度か照射するうちに毛の量が減り薄くなるが永久脱毛ではない | 一時的に毛を無くすだけで量が減ったり細くなったりしない |
除毛と脱毛では処理してからまた毛が生えてくるまでの期間に差があり、お手入れが必要となる頻度も変わってきます。
メーカーによって使えるものと使えないものがあります。
ヒゲは太くて硬いため反応が強く痛みを大きく感じることがあります。そのため使い方を間違うと火傷や肌を傷める恐れがあるので、それぞれの商品の公式サイトを参考にして使用してください。
ちなみに、高級価格帯商品では、ほとんどのものがヒゲにも使えるようです。
毛量や毛の濃さによって個人差があります。
毛が太かったり量が多かったりする場合は、照射回数を多くすることで徐々に効果が出てきます。
早急に結果を出すのは難しいかもしれませんが、正しい方法で根気よく行えば、どなたでもある程度の効果は出ると思います。
保証期間を設けている会社がほとんどです。
商品ごとに保証できる期間や保証を受けられる条件が違うので、購入希望する商品の公式サイトを確認してください。
使用数回で壊れたが、「一度使った商品の交換はできない」「使い方を間違ったのでは?」ということで保証が受けられなかったというケースがまれにあるので、購入前にしっかり確認しましょう。
痛みが少なく肌への負担が少ないフラッシュ脱毛がおすすめです。
フラッシュ | レーザー | |
光の種類 | さまざまな種類の光を広範囲に照射して行う | 一種類の波長で熱を集中させて照射する |
傷み | 痛みが強くでる場合がある | フラッシュに比べて痛みが弱い |
効果 | 毛は細く薄く生えにくくなるが永久脱毛はできない | 永久脱毛が可能 |
レーザー脱毛は基本的には医療行為となるため、家庭用脱毛器はフラッシュ式を採用した製品がほとんどです。素人が使うことを考えると、フラッシュ脱毛の方が安心度も高いと思います。
一概に安い脱毛器が悪いわけではありませんが、肌に直接触れるモノなので、安さではなくメーカーやブランドがしっかりしたものを選ぶことをおすすめします。
保証や使用方法がしっかり明示されているものがより信頼でき安心です。
また、肌表面の毛を一時的に除毛する『除毛器を脱毛器と思って使っている』ケースがありますが、安価の商品は除毛器の場合が多いので、購入する前にしっかり確認しましょう。
フラッシュ式で照射パワーが調整できるものがおすすめです。
痛みを感じる時にはレベルを下げる、良く冷やすなどの対応をとるとほとんどの機種で痛みを感じません。
さらに、連射機能があって照射パワーを分散してくれるものだと、さらに痛みを感じにくくなり、肌にも優しく処置ができます。
『エステに行かずにおウチ脱毛』が当たり前になっている今、超有名メーカーから新顔メーカーに至るまで、ほんとうにたくさんの脱毛器がでていますよね。
今回は、多くの美容家電を試してきた専門家の方と、根気がなくて何度となく脱毛に失敗してきた筆者だからこそわかる視点から、おすすめの商品10機種を厳選しました。
そしてわたしたちの肌に直接あてるものだから、安全性と信頼性も大きなポイントとして重視しています。
ムダ毛の悩みは女性にとって、人生を左右すると言っても言い過ぎではないと思っています。だからこそ、絶対使えるおすすめの脱毛器を本気で選びました。
この記事が、ムダ毛に悩める多くの皆さんに役立ってくれたら幸いです!