「とってもおいしいご飯が炊ける」と専門家がおすすめするガス炊飯器を8つ教えます。機能や価格だけで選ぶとちょっと危険です。設置できる大きさか?手入れはかんたんか?...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
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機能や価格だけで選ぶとちょっと危険です。設置できる大きさか?手入れはかんたんか?という点もしっかり確認して、デイリー使いしやすいガス炊飯器を買いましょう。
ママアイテム編集部
後悔しないガス炊飯器を選ぶためには、やっぱり事前に確認しておかなければならない項目があります。今回は、これだけは!という7つをピックアップしました。
ガス炊飯器を買ってきていざ家に設置してみようとしたら、サイズが大きすぎて思い通りの設置ができなかった……そんな経験がある人はいませんか?購入する際は頭から抜け落ちがちですが、自分の活動範囲がどのくらいの広さなのか考えておく必要があります。
自分は家の中のどの位置にガス炊飯器を置きたいのか、それはどのくらいの高さなのか……事前にチェックしておきましょう!
電子ジャーと違って、どこでも好きなところに炊飯器を設置できるわけではありませんから、取り返しがつかなくなる前に、しっかり調査することが大事です。
大きさと同じように見落としがちなのが、ガス炊飯器の重さです。頑丈でしっかりとしたつくりのものを選んだはいいものの、重すぎて移動も一苦労……。そんな体験談も多いようです。
時には、他の家や施設でご飯を炊くこともあるかもしれません。そんな時に、すぐに持ち運びができるくらいの重さなら無駄な労力を使う心配もありません。
どんな力の人でもカンタンに使用できる重さであること。購入前に、そこをチェックしておきましょう。
3kgから4kgくらいのものが主流ですが、中には10kg近い重さの商品もあるので、飼った後に後悔しないためにも、リサーチは必須です!
せっかくガス炊飯器を使うなら、よりおいしいお米を炊きたいのが当然の結果。そこで大事になってくるのが、内釜の素材と厚みです。ココの差で、お米の味の良さが格段に違ってくるので、決して手を抜いてはいけません。
アルミやフッ素加工など、直接お米に触れる部分がいったいどんな素材でできているのか。そして、熱が伝わりやすい厚さであるか。これらを見落とさないように、確認します。
ちなみに、炊飯器の値段とランクが上がれば上がるほど、よりレアで特殊な素材でできていることが多くなります。また、厚みも少しずつ増してくることが多いようです。
ココをきちんと確認すると、「こんな素材を使っているのにこんなに安いなんてお得!」や、「この値段でこの薄さはコスパが悪いな……」など、気が付くことが多くなりますよ!
ガス炊飯器は、電子ジャーと比べてお手入れが大変だというイメージがあるようです。確かに、電子ジャーにはない「バーナー」や「点火プラグ」のメンテナンスをしなければならないので、お手入れにはすこし根気がいります。
ただ布で拭くだけでいいのか、それとも専用の洗い方があるのか。これが違うだけで、長い間使い続けることができるかどうか変わってきます。初心者
には難しいかもしれませんが、これをチェックしていたらかなりの玄人感を出せます!
また、中にはフタをそのまま丸ごと取りだせて水洗いできる種類のものもあります。これなら、いつでも清潔な状態でおいしいお米が炊けるので、綺麗好きな人でも安心して使用できますね。
メンテナンスが面倒で、使う気がなくなってしまった……なんてことが起きないように、事前準備は怠らないようにしましょう。
これは電子ジャーにも言えることですが、炊飯器には許容量というものがあります。一人暮らしなのに家族サイズの炊飯器を買う必要はありませんし、その反対も然りです。
自分は1回の炊飯でどのくらいの量のお米を炊きたいのかを確認し、それと同じ量が炊ける炊飯器を選ぶべきなのです。場所やお金の節約にもなりますから、お得にご飯を炊きたいならこのチェックも欠かせません。
みなさんご存知の通り、ガスには都市ガスとプロパンガスの違いがあります。このチェックを怠ると、せっかく買ってきたガス炊飯器も使えなかった……という悪夢も起こり得ます。
もしも都市ガスからプロパンガスに、もしくはその反対に変更しようとすると多くの場合有償になるので、できる限り避けたいところ。自分が使えるガスの種類に合わせて、現実的に使用できる炊飯器の種類の狙いを定めていきましょう。
7.安い価格帯って?価格相場と買うべき値段をチェック
>これは、1番大事だと言ってもおかしくないポイント。相場を知らないと、損な買い物をけしかけられたときに気付くことができなくなってしまいます。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
10,000円~20,000円 | 10,000円~15000円 45,000円~50000円 | 40,000円~50,000円 |
一般的にガス炊飯器は電子ジャーよりも高価で、相場は10,000円~20,000円くらいの比較的お手頃な価格のものと、よりクオリティを追求した40,000円~50,000円くらいのリッチな価格のものまでさまざまです。
売れ筋価格帯を見てみると、最安値価格帯と高級価格帯がそれぞれ同じくらい支持されているようです。みんな、自分のライフスタイルや家族の志向に合わせて、商品を選んでいるということですね。
とにかく安いものがいいのか、それとも高くてもいいから高品質の商品が欲しいのか、自分の気持ちを決めてから商品を探すといいかもしれません。
ガス炊飯器のシェアはほぼ2社で独占しています。それゆえに、炊飯器のクオリティや味はどちらもかなりのものです。
ガス炊飯器の人気を二分するブランドのひとつであるパロマ。
もともとはガスコンロやオーブンレンジなどを世に出してきたメーカーですが、ガス炊飯器の品質もかなりのものです。プロが使うような高品質商品を一般家庭でも使えるという喜びを、どの商品でも味わえるのがすごみです。
使用者のライフスタイルに合わせて、もっとも適した炊飯器が選べるのも嬉しいポイントです。
シンプルで分かりやすいデザインが基調となっているので、使用時のわずらわしさが少ないのも特徴ですね。
リンナイも、ガス炊飯器のトップシェアのひとつ。思わず「かっこいいなあ!」と思ってしまうようなキャッチ―なブランド名や、一目見ただけで覚えられる名前の商品が多いことが特徴です。
ただ名前だけではなく、毎日ついつい使いたくなってしまうデザインの良さ、使い勝手の良さも魅力のメーカーです。商品の素材一つ一つに目をかけているのが良く伝わる、つくりのていねいさもファンが多い理由です。細かな創意工夫が見られるのは、確かにうれしいですね。
カラーバリエーションも豊富で、使っているだけで楽しくなるような商品が多いのがポイントです!
今回の商品の選定ポイント
大きさ
一人暮らしの人は、都市ガスを使用している人が多いのではないでしょうか。一人暮らしの集合住宅は都市ガス対応が多い事に加えて、何より、プロパンガスよりも安いからです。
そんな都市ガスにも対応できて、比較的少なめの量を炊ける種類のガス炊飯器が、一人暮らしさんにはおすすめです。無駄も省くことができて、なおかつお得に、おいしいお米を炊くことができます。
大きさ:25cm
一人暮らしによくあるのが、ご飯を炊きすぎてしまうこと。でも、これならもともと3.5合対応の種類なので、そんな心配がありません。
それに加えて、操作しやすいタイマー機能が付いていたり、無洗米対応機種でもあるので、ノンストレスで使用できるのも魅力です。都市ガスでも問題なくカンタンに、購入したその日からおいしいご飯が炊けるのは嬉しすぎるポイントです。
唯一、メンテナンスやお手入れに少し時間がかかることがデメリットかもしれません。
大きさ:21cm
お店によっては10,000円を切った値段で購入することも可能だという、驚きのコストパフォーマンスが1番の魅力のこの商品。
また、21cmという大きさのコンパクトさも、特筆すべき箇所でしょう。ガス炊飯器は、とにかく置き場所が困る製品です。ガスから近い場所が狭い棚しかない……なんて時も、この商品なら問題なく置き場所を確保することができます。
ちなみにお釜のカバーを丸々取り外せるので、お手入れも楽チンです。
都市ガスが人気と言っても、中にはまだまだプロパンガスの一人暮らしのお宅もあるでしょう。プロパンガスなのに、間違えて都市ガス対応のガス炊飯器を買ってきてしまったら目も当てられません。
プロパンガス民でも十分ガスで炊いたお米のおいしさを味わうことができる、魅力的な商品をまとめて紹介します。
大きさ:25cm
多くのサイトの口コミで、キャンプに出かける際はこのガス炊飯器を必ず持っていくようにしているという声が見られました。キャンプなどのアウトドアでかなり雜に使っても、壊れる様子が見えない頑丈さや機能の安心さにファンが付いているようです。
家でも使いながら、外でもおいしいお米を炊きたいという人は迷わずこれを選ぶといいでしょう。
もちろん、タイマー機能や電子ジャー機能も付いているので、便利に料理したい人は困ることはないでしょう。
大きさ:22cm
メンテナンスは面倒ですが、余計な機能も他についていないので、ごちゃごちゃしたデザインが嫌いだという方におすすめです。1度購入した商品をできる限り長い間使い続けたいなら、これを選べば間違いはないと思います。
一人暮らしタイプとは違って、形も大きくて重いタイプが多い家族向け炊飯器。だからこそ、使い勝手の良さや手入れのかんたんさ、毎日のメンテナンスの手軽さが必要になってくるのです。
どんな家族でもおいしくホカホカのお米を食べられるようにするには、やっぱりこれらの炊飯器が必要!
大きさ:28cm
直火の匠シリーズは、他の炊飯器に比べてたくさんのモードが付いているので、食卓のメニューに合わせてお米のモードを変更させることができます。玄米モードやおかゆモードはもちろん、自分の好きなおこげ・粘りの加減を細かく設定することができるので、お米の状態にうるさい人も納得できる一品です。
また、熱を伝導しやすいお釜の材質や、液晶画面がとても大きく、年配の方でも操作しやすくなっているのも特徴です。10kgと、重さは一人暮らしタイプと比べてなかり重くなりますが、それに見合ったメリットが付属してくれます。
大きさ:23cm
まず、特筆すべきなのはそのコンパクトさでしょう。一人暮らしタイプのものとほぼ違いが出ないくらいの、23cm/4.4kgという驚きの小ささ・軽さはさすがリンナイといったところです。
6mmという薄さでもしっかり熱を伝えられる秘密は、お釜自体の形状を波状にしたり、厚さを均一化したから。細かな工夫が積み重なった結果、小さくてもパワーバツグンな一品が完成したのです。
また、ボタンがたくさんあるとなかなか操作方法を覚えるのが大変だという人に向けて、シンプルなボタン操作のみで稼働できるよう配慮してあります。
都市ガスも増えてきてはいますが、地方まで視野を広げてみると、プロパンガスを使用している家庭はやっぱりまだまだ多いように感じます。
一気にたくさんの量を炊かなければならない家族向け炊飯器は、なんといっても毎日ガンガン使ってもびくともしないくらいの頑丈さやタフさが必要になってきます。おいしいお米が炊けるかどうか、という面が一番大事なのは当然ですが、それ以外の要素もしっかり考えるのも必要なのです。
今回も、安定のリンナイ製品を紹介します。
大きさ:28cm
ここでも人気の直火の匠シリーズ。最高温度1,200℃で一気に釜全体を熱く炊き上げることで、甘くてふっくら、もちもちのおいしいお米を家庭でも食べられるようになりました。
また、フタを丸ごと水洗いできるメンテナンスのかんたんさも魅力のひとつ。大型の炊飯器は、洗浄方法が大変なせいで避けられることも多いですが、これならかんたんにお釜のお手入れができるので、家事も最小限で済みます。
ダークブラウンとパールシルバーの2色を展開しているので、自分のキッチンのカラーに合わせて色をチョイスできるのも、支持者が多い理由かもしれません。
大きさ:29cm
おいしいおこげが炊けるこがまるシリーズのこちらの商品も、そのままフタを水洗いできる仕様なので、洗う時のイライラやストレスがありません。
また、それに加えて29cmという大きさながら、一人暮らし用と変わらないくらいの4.4kgという軽さを実現。これなら、持ち運ぶ際もそこまで大変じゃありませんし、気軽にキャンプなどで使うことも可能です。
無洗米コースなどの便利な機能も付いているので、どんなスタイルで動いている家族にもぴったりと生活に寄り添ってくれる、1台あれば安心の商品です。
ガス炊飯器は買おうと思っても、よく考えてみたら疑問に思うことがたくさんありますよね。事前に考えて、疑問や謎は消しておきましょう。
まず、「ガスに繋ぐ」という大前提があります。電子ジャーはコンセントを繋げるだけでカンタンにお米が炊けましたが、ガス炊飯器はそうはいきません。使用する際は、事前にお釜にお米を入れて、水につけておかなければなりません。夏は30分、冬は1時間が目安です。
そのあとは、ガスと炊飯器の元栓を開けます。これで、ひとまずは使用準備OKということになります。あとはそれぞれの商品によって違う、点火レバーを操作して火を付けます。この時に、確認として小窓をチェックし、しっかりと火が付いているのを目で見ておく必要があります。
ここまで聞くととても面倒なように思えますが、逆に言えば面倒なのはここまでです。あとは炊きあがるまでただ待っているだけ。いざ炊きあがったら、あとは火は勝手に消えてくれるので、心配する必要はありません。
電子ジャーと比較すると、自分で行わなければならない課程が多いことは事実ですが、この後に食べられるご飯のおいしさが桁違いだということを実感すると、これくらいの下準備はへっちゃらだという意見が多いようです。
最初はなかなかガス炊飯器ならではのやり方に慣れないかもしれませんが、1度覚えてしまえばかんたんなので、大丈夫ですよ!
ガス炊飯器の魅力のひとつでもある、おこげ。少しだけできる分には構いませんが、食べるのがためらわれるほど焦げてしまったら、少し困りますよね。実は、できるだけ焦げないようにお米を炊く方法があるのです。
それは、できるだけ調味料などを入れて炊かないこと。今、炊飯器には「お米以外の炊き方」のレシピがたくさんありますよね。おかずやデザートなども、炊飯器で作ってしまえるのです。でも、それと同じ要領でごはんにも何か調味料を入れて炊いてしまうと……、その調味料に反応してお米が焦げやすくなってしまうのです。
もしも調味料を入れてお米を炊く場合は、入れる量をかなり控えめにするといいですね。
また、洗米が不十分でお釜の中にヌカが残っている場合も注意です。調味料と同じように、ヌカにも反応して焦げ付きやすくなってしまいます。ヌカが気にならなくなるまで、しっかりとお米を洗ってからセッティングするといいでしょう。
電子ジャーが一般的になった時代でも、おいしいお米が食べたい・もっとおいしさを追求したいという気持ちは変わりません。だからこそ、炊き方が少し面倒でもおいしいお米が炊けるガス炊飯器の人気が今でも上がっているのでしょう。
ガス炊飯器は、1度その使い方を覚えてしまえばあとはこっちのもの。アウトドアでも使えますし、1台あれば毎日の生活が一気に楽しくランクアップすること間違いなしなのです。
自分のライフスタイルやポリシーによく合った商品を選び、使える時にどんどん使い倒して、その値段以上の活躍をしてもらいましょう。まだガス炊飯器の魅力に気づいていない人は、これをキッカケにしてハマってくださいね。